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ポジティブにかつネガティブに絵本をつくる(後半に「2023年5月のワーク」があります!)
ポジティブとはご存じの通り明るいとか楽観的とか積極的とか肯定的など、「陽」のイメージの言葉です。
人間にはポジティブな時があり、そんなときは世の中が明るく見えます。見るものが心地よく、自分に可能性を感じます。
いいですねー。ポジティブ。人間ずっとポジティブであればいいのに・・・
・・・というわけにはいかないんですよ。
ポジティブな方も、それが行き過ぎて楽観主義者(オプティミスト)までいくと特にわかりやすいのですが、問題に目を向けなくなってしまいます。積極的・楽観的になりすぎて未来のことが想定できなくなるんですよね。
というわけで人間には両面あります。
そうやって生き延びてきました。
同じ人間に両面あるわけです。人により多寡はありますが両面あります。(もしかしたら人間の集団としてそうなだけで、なかには100%ポジティブな人もいる、かも知れません。いないだろうけどw)
創作もそうだと思っています。両面必要。
ポジティブ・ネガティブは、創作段階の発散・収束にするものだとおもっていますが、それを使い分けてみませんか、というご提案です♪
ポジティブ
ポジティブな時は視野が広がります。あれこれチャレンジしようとします。
これは物語の材料を集めるとき、お話のきっかけを探すとき、キャラクターと出会うときなど創作の初期段階に活用したいモードです。
あれこれ首を突っ込み、たくさん吸収し、いろんな組み合わせを試してみる。
そんな中からピンとくるものを探し出します。
ネガティブ
このモードの時は視野が狭まります。よくないことのようですが、集中できるわけです。お話の整合性や細やかなチェックに向いています。
お話の大枠が決まった後の段階に活用できるモードですね。
これが反対になったら困りものです。
アイディアを探しているのにネガティブモードでいると「これ面白そう?いやいやこれがだめだ。こっちなら?これはこれでNG・・・」のようにちょっとしたことでも大げさにとらえてしまうような粗さがしに終始しアイディアが一向に集まらないことになります。
お話を収束させるときにポジティブでもいけません。
「あれ?こっちのお話のほうが面白いのでは?ここでこういう展開もいいのでは?」一見よく思えますが、完成させることができなくなります。
思っている以上に一つの作品を完成させるのは大変で重要なことです。
ネガティブモードは、締め切りを守る管理者として自分を律してくれるでしょう。
個人的なイメージで創作の段階をポジティブ・ネガティブとしていますが、発散・収束でもかまいません。つまりは広げる段階、たたむ段階があり、たたむ段階に突入したら突っ切れ!と言いたいのです。
そしてこれが大事ですが、絶対、絶対、ぜーーったい、ポジティブモードで思いついたものが「つまらないかも」と思うタイミングが来ます。これに対してネガティブモードはその思いをいったんわきにおいてでも完成させるところに連れて行ってくれます。
ほら、ネガティブも大事。
このメンバーシップでは「駄作を多作」をお勧めしていますが、適切にポジティブ・ネガティブを切り替えながら多作していきましょー。
さてメンバーシップの皆様には今月のワークを下に書きます。
また現在個人的に取り組んでいることもちょこっと。
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