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真夜中は続く

真夜中に書いたラブレター。翌日見返すと自分で書いたとは思えないほどむちゃくちゃはずかしいことになってる。感情が載りすぎ。表現がなんだか もう、アレ。もちろん意中の相手に渡すことなんてできない。

よくある現象だ(よね?)。

ラブレターじゃなくても、メールやSNSとか。
真夜中のテンションで書いたけど、あとで読み返して・・・困惑。
これははずい…と。

でも。でも、ですよ。
書きたくて書いたもの・作品ならば感情を載せまくってなんぼじゃないですか。ビジネス文書とかじゃないんでしょ?それなら、過積載すぎるほど熱量を載せまくればいい。そのほうがおもしろくなるはず。
ラブレターも翌日渡すとか言ってるからいけない。読み返す時間ができちゃうから。
ほんとは真夜中のままそのままのテンションで手渡すべき。

書きたい!からはじまる作品であるならばこそ、真夜中に熱に浮かされたままの感情を載せて、載せまくって。そして完成までこぎつけたい。こぎつけてほしい。
正直、良いものになるか悪いものになるかは賭け。でも、気持ちののっかった、尖った、ものすごいものになるはず。

自分の作品を見返して「あれ、何かが違う」と思ったとき。
それは、真夜中が過ぎ夜が明けつつあるということ。
夜明けは来てもいいけど、作品は陽の光のもとに均されてしまう。
傑作と駄作は真夜中から生まれる。

なので、勝手ながら祈っている。
皆様の創作において、どうか仕上がりまで真夜中が続きますよう。
そして賭けに勝ち傑作になりますよう。

そして、願わくば手渡しでお相手に届くまで、真夜中が続きますよう。

見ていただきありがとうございます!