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ゼロからイチを生み出す!について(絵本のタネをつくろう)【2022年12月のワーク】

絵本を作るときには、最初の一歩が存在します。
なんでもそう。
漫画でも映画でもそう。たぶん。

絵本のタネ。ゼロからイチを生み出す。

最初の一歩、それはタネ。
本当に単純なことで、例えば。
・こういう場面を見せたい。
・こういうことを言いたい。
・こういうキャラクター登場させたい。
・こういう設定を表現したい!
・このアイディアで驚いてもらいたい!

具体的には、
「赤い救急車が画面いっぱいに走っているとかっこいい」
「情けは人の為ならず・・・って伝えたい」
「人のために自分を犠牲にするヒーロー」
「猿が支配する世界」
「実は主人公だけが認識が違っていた」
など。

なにもないところから物語を作る。
これを「ゼロからイチを作る」というとしたら、ゼロイチって世の中に新しい何かを提案してインパクトを与える、って感じですよね。
宇宙にインパクトを!!かっこいい!
※ゼロイチはもっと上の次元でって話もありますが、まーここはこれで。

わたくしの勤めている会社でも同じような価値観があります。

自分が新しいものを提案できて、それが世の中に広まり、みんなに喜んでもらえる。
なんだか、わくわくしちゃいますね。
やる気も湧いてきます!

でも、会社でもよく言うのですが、ゼロイチって大変なんですよね。。

ゼロイチって大変

生み出すのが大変なのはもちろんのこと、その大変な苦労の上で生み出されたイチは、所詮「イチ」にしかすぎません。

たとえば、今や欠くことのできないコンピュータ。その仕組。
これも、過去のイチの状態では、電気信号のオンオフを判別できるに過ぎませんでした。
いわゆる2進数です。
これが将来的にわれわれが普段使う10進数の四則演算やインターネットに発展するのですが、そうとは知らない人間が、イチの状態である「2進数が判別できるのみの段階」で、それを大事なものとして認識し、評価して、育てなければなりません。

ですが、たいていは、元気にオン!オフ!と判別する機械を前に、「2進数で計算?10進数に置き換えて…って?・・・めんどい。手で計算したほうが早いわ」ってなります。

そうすると貴重な「イチ」は潰されてしまい、未来永劫 手計算の世の中です。
インターネットも見れません。ねこ動画も見れません(泣)

つまり、イチの状態でこれは大事だと育て続けて来た人がいて、
それに賛同する同僚や上司や後に続く人が出てきて、
大きく育て上げていく。
この段階を経ないとイチはどこかに捨て置かれてしまいます。
世の中に便利に普及する100に到達することができません。

絵本も同じ。

プロとの差

最初のタネが見つかってもそれを大事に育てなければなりません。
そしてタネを見つけたあとその育て方がプロとアマチュアを分けるところ・・・と、今のところ思っています。

われわれアマチュア作家も出てくるタネはプロと大差ないと思います。
むしろ過去にとらわれることなく自由な発想ですごいものが出てきているかもしれません。

でもそのタネを育てる方法をプロは知っています。

たとえば、「友だちと仲良く」というタネがあったとして、
これをプロならば場面設定やストーリーや絵や言葉使い、キャラクター、絵本の構成を考えて、
表現することができます。

これらその表現できるのは
つまり"ひきだし"が多いのです。
ウケる場面設定を知っている、理解しやすいストーリー構成法を知っている、かわいい絵が描ける・・・

そしてこの"ひきだし"は、センスや経験や慣れだったりします。
えー。そんなのないよー・・・。

それを埋める方法の一つ

でも安心してください。
それ以外の知識から得られる底上げ方法があります。

センスや経験や慣れは絵本を読み続けたり、作り続けたりすることで身につくものなので、期待半分、いやそれ以下、15%くらいにしておきましょう。
あいまいなものに期待していたら拠って立つものがありません。そーだそーだ5%未満にしよう!

その底上げ方法のひとつが、このメンバーシップでやっている絵本の構成です。32ページ(15見開き+1とびら)のやつね。
今後は文章の書き方など、知識がありさえすれば補える部分はこちらで展開していきたいと思います。
NG集とか。

反対に提供できない最たるものは、・・・みなさま、作家の熱い思いです。
それが「タネ」です。

できるのは、熱い思いを独りよがりにならずに伝える冷静な思考や技やそれに関する知識です。
それらをお伝えできたらな、、と思います。

だって、いろんな絵本読んでいて思いますもん。

いっちばんおもしろいのは、わたくしの頭の中にある絵本です。
この面白さがどうして伝わらないのかな・・・

それはタネはあるものの伝えるべき思考方法や技や知識が不足しているのです。

頭の中の面白さがそのまま伝えられたらなぁと思っているのですが、
その表現力を独りよがりにならないようにつけていきましょー。

タネの扱いについて

以下はメンバーシップの皆さま向けです。

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