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秋なら秋の絵本(暑いけどw)

リアル書店、行ってますか?
最近はネットで本を買ったり、そもそも電子書籍だったりリアル書店に行く機会が減っているかもしれません。
そもそも本屋が減っているのもありますしね。

実際残っているのは大手の本屋さんで。
わたくしも先日行ってきました。

でね。そんな大きな本屋さんの絵本売り場って、季節とかでラインナップが変わりますよね。冬はクリスマスの絵本、お正月の絵本、春は桜や入学式の本とか・・・。で今は、秋(暑いけど。)。
秋の絵本が並んでいますね。おいもの絵本、落ち葉の絵本、ハロウィンの絵本…。秋らしく、赤や茶色や黄色になりますよね。

で、これってどういうことかと言うと、やっぱり「秋には秋らしい絵本を!」っていうニーズのあらわれってことですね。きっと。
子どもたちに秋を感じてもらいたい、秋とはどんなものか話題にしたい。そんな思いがあるんですよね。

ということは、われわれ作る側からしたら秋の絵本は一つのテーマにできるってことですよね。それぞれクリスマスとか正月もそうです。
イベントや季節はテーマになる。

秋の絵本って、どんなものがいいんだろう?

じゃあ、秋の絵本ってどんなのがいいんだろう。

タイトル絵のうさぎちゃんは「どうぞのいす」のうさぎちゃん。
この絵本はさいこーな絵本の一つです。
ひねりが効いていてほのぼのして。

さー。この絵本を出してしまうとハードルが上がっちゃいますね。

でも、わたくしが思うに、秋らしい絵本って別に難しいテーマや面白い仕掛けや深いメッセージがなくてもいい、、と思っています。
おいもを焼いてたべるような絵本とか、落ち葉を踏むカサカサ音をたのしむ絵本とか。ただただ秋っぽい。秋らしさを感じられる。

そんな絵本でいいんだと思います。

だいたいですね。
「この絵本、何を言いたいんだか。」「テーマがないな」「教育的じゃないな」「ストーリーに深みがないな」なんて突っ込みがあるかもしれませんが、そんなのは言わせておきましょう。

「秋を楽しむ」これがテーマだぁ!

絵本で秋を楽しむ時間を大人と子どもが共有する。
これだけでもいい。。
・・・とか思います。

一冊の絵本にいろいろ背負わせなくていい

ン、だから。
一冊の絵本に詰め込みすぎなくていいってこと。
一冊の絵本にワンテーマで十分。
お芋の絵本にはお芋の楽しさだけが詰まっていていいし、落ち葉の絵本には落ち葉の魅力だけで十分。

むしろなくてもいいくらい。

一冊の絵本で教育もテーマも面白さも・・・って欲張りすぎですよね。
他の絵本でできればそれでいい。

自分が描きたいもの、伝えたいものをそのまま絵本にしちゃいましょう。無理に頑張らない。ごっちゃごっちゃになりますよ。

絵本だけじゃない

それに、絵本なんて人生の添え物です。
絵本を通して子どもたちは季節や世界を感じるかもしれませんが、そんなのほんの一部。
他にも写真やテレビや動画や。それ以上に実際にお芋掘りをしたり、落ち葉の山に飛び込んだりすること、その他であれやこれや。

こっちのほうが大事。

絵本はそのきっかけや、大事な時間を作ることに貢献できたらいいのかもしれません。(というわたくしの個人的意見w)

というわけで秋なので、秋だ!というだけの絵本を作ってみるのはいかがでしょうか。

テーマや教育的価値とか面白さとかも一旦脇においておいて。

まあ、あればあったでいいんですけどね。
それは、おいおいで。


どうぞのいすはいいなぁ

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