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純ジャパのTOEFLスコアメイク/105点達成を振り返って
はじめに
2025年秋入学を目指し、2023年9月から約1年間をTOEFLの学習に費やして、ようやく105点(R28, L28, S22, W27)を取得することができました。最後は運良く目標スコア100点を上回る結果となり、再現性は低いと思います。TOEFLスコアメイク中に何度もメンタルブレイクし、その度に先輩方の体験記などを見て元気をもらっていたので、今TOEFLスコアメイクで苦戦している方々やこれからTOEFLを受けようと考えている方々の参考になれば幸いです。
私のバックグラウンド
国立理系院卒の純ジャパです。大学受験に合わせた英語学習しか行っておらず、社会人で2回の海外駐在(非英語圏)を経て、ようやく英語で言いたいことを伝えられるレベルになった程度でした。
現在も海外駐在中で、社費留学内定後の2023年9月にベンチマークとして受けたTOEICは890、TOEFL TPOは62と、本当に合格できるのか不安になりました。
スコア推移
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最初の受験では62点、その後ゆるやかにスコアアップしていますが、順調に80点、90点、100点の壁に苦戦しました。7月以降の最後の追い上げで、たまたまRLSWすべて最高点を取ることができ再現性は低いと思いますが、最後まで諦めなければ目標達成できるんだということを伝えたいです。
最初の受験以前の8月頃は、まだ社費留学の内定が出ていませんでしたがトフレのRとLのコースを受講、内定を頂いた後にAGOS予備校のTOEFL対策コースの受講を開始しました。しかし、90点以降の伸び悩みを感じたため、Andy先生の講義に参加し、TPOを毎日解くことで105点まで上げることができました。
海外駐在中ということもあり、Onineで完結する講義や予備校を選択し、TOEFL本試験はすべてHome Editionで済ませました。また、ここには数えていませんが、(駐在先のお国柄のため)停電やWiFi遅延などで何度か本試験キャンセルせざるを得ない状況がありました。
学習方法と使用教材
主な教材はトフレのRとLコース(デルタシリーズ)、AGOSのTOEFL対策コース、TPO(Andy先生の講座に参加し購入したダウンロード版)、Michael先生(SとWの添削)です。トフレとAGOSでは、講義形式でTOEFLという試験がどういうものか、解く上でのテクニックを学びました。そして、TPOを解き続けることは、その定着と試験慣れに役立ちました。単語帳は「TOEFLテスト英単語3800」を使用し、通勤時間やスキマ時間にも取り組めるようにアプリも購入しました。それ以外でTPOに出てきて分からない英単語をまとめAnkiで復習し、またリスニングも毎日取り組むために、「Audipo」と「TOEFL聴解」のアプリを入れていました。
勉強スケジュール
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平日は家族が起きる出勤前と子供が寝た後にまとまった勉強時間を作っていました。週末は、これらに加えて子供の昼寝時間+2時間ほどもらい勉強時間に充てていました。そして、通勤時間と昼休憩とスキマ時間にリスニングを聞き直したり英単語を覚えていました。このときは寝ても覚めてもTOEFLしか考えられず、精神的にもかなりキツかったです。
スケジュール管理と勉強時間管理はエクセルでまとめ、Googleドライブ上に保存し、スマホから毎回勉強時間を記入し、毎日記録をしていました。勉強時間を管理するアプリなどありますが、後に勉強時間とスコア推移の分析をしたいと思い、使い慣れたエクセルを使用して管理していました。
毎日の目標勉強時間、1週間の目標勉強時間、1か月の目標勉強時間を設定し、それらに対する進捗を管理し(だいたい遅れるので)常に焦る気持ちをもって勉強していました。
精神衛生上、積み上げた勉強時間を可視化することは良かったと思います。
また、このときに読んでいた洋書の「Atomic Habits」の影響もあり、いかに習慣化させるかを常に意識しながら生活していました。
セクション別学習法
Reading(22点→28点)
トフレとAGOSでTOEFL全体像をつかみ、TPOで演習回数を増やしました。結果として、一番スコアアップに効果があった勉強方法はTPOですが、トフレとAGOSでテクニックを学んだからスコアが伸びたのかなと思います。高得点を目指すには、ある程度の試験慣れも必要だと思い、最終的にはTPOを毎日1~2問解き、精読と解答の根拠を見つけることを継続しました。また分からない英単語はすべてエクセルにまとめ、「Anki」アプリに入れてスキマ時間に見ていました。
Listening(16点→28点)
Readingと同様に、トフレとAGOSでTOEFL全体像をつかみ、TPOで演習回数を増やしました。ディクテーション、シャドーイング、リピーティングなどを行い、地道に継続することで次第に聞こえるようになりました。常に意識していたことは、話の流れ全体を理解することでした。またTPOで試験慣れをするうちに、なんとなくパターンが分かり、話しの流れがつかみやすくなりました。
Speaking(10点→22点)
純ジャパは23点を超えることが現実的でないと思い、発音は捨て、分かりやすく表現することを意識しました。海外駐在ということもあり、毎日英語を話す機会があるので、特にオンライン英会話はしませんでした。その代わり、Andy先生のテンプレを用意して、沈黙せず話し続けられるような練習は行いました。リスニングのスコアアップと比例し、またAndy先生の講義で教えてもらったことを意識することでスコアに改善がありました。
Writing(14点→27点)
AGOS、Michael先生の添削を利用しました。リスニングのスコアアップと比例し、またAndy先生の講義で教えてもらったことを意識することでスコアに改善がありました。
さいごに
TOEFLスコアメイクを通して、英語の苦手意識が再発しましたが、目標であった100点を超えることができ、これまでの努力が実を結んだ経験は大きな自信となりました。しかし、実際の留学に向けてさらなる英語力の向上を目標に英語学習を継続していきたいと思います。
正直なところ、英語の実力とTOEFLスコアは比例しますが、そのときのコンディションによって10点ほどのブレはある印象を受けました。そのため、お金に余裕があれば、TOEFLを何度も受けること、早朝・日中・夜のどの時間帯が集中しやすいかなど、自分と相性の良い時間帯を探ってみることも大切かと思います。