ゼロから始める㋐ソスリュ一㋰大生活21日目~作品か作り手かライブか映像か~

昨日はアンスリュームの定期公演に赤羽Renyに行ってきました。

なぜ?と思われるかもしれませんし、フィロソフィーのダンスとmaison book girlで育ったクロスノエシスオタクの堕落院というセンスの良いオタクというオタクブランディング的にはアンスリュームって行くべきではないのですが、 neo kassenで見た6人体制が結構良い感じだったこと、今住んでる雑司が谷から赤羽が結構近い、当日券でも1500円とお安い、チェキさえ撮らなければうっかり、つまらない映画見に行って1900円失うより楽しいだろうし、そしてなによりもそもそもセンスの良いアイドルオタクの振りをしている堕落院が実は音楽がまったく分からないということもあり、今更気取ったオタクブランディングすることもないだろうという軽い気持ちで行ってみることに。

普通に仕事で遅れたため入った時には中盤のMCコーナー

こちらでは新メンバーに対する質問コーナーなんかをやっていて、人となりをきちんとファンに教えることができる場となっていました。
個人的にはこの辺の質問コーナーのおかげで話題の(?)元キャバ嬢音大生の子やもう一人の子(この時名前すら把握していない)のパーソナルな部分が知ることができて面白かった。

ライブはご存じの通り楽しい曲を連発していましたが、コロナ禍でこのフロアは窮屈だよなぁと思いながら、ちぎらくんかわいすぎるな….とバーカン近くの見切れ席で腕組みしながら眺めておりました。

衣装もいつもと違う感じで可愛らしかったです(ぴえん系というコンセプトらしいです)

そんなわけで楽しいライブが終わると定期公演ということもあってかまぁすさまじい大混雑。

赤羽RENYの外周を半周する勢いのちぎら列に飲み込まれながらなんとか脱出
フロア入り口近くのモニターに特典会の風景が映っていたので1人当たりの時間を計測してみたら35秒~50秒ぐらいで、この人数なのに結構長いことに驚く。

しばらくの間そこでモニターを眺めながら、ここで帰れば1500円(+1drink)で帰れるぞというアフラマズダー(善の神)のささやきとチェキを撮らねばアンスリュームの神髄に迫ることはできないというブラフマン(悪の神)のささやきの逡巡の末に、チェキを撮ることに。

名前が唯一分からない子にしてみた。

だいたい列がちぎら45人、月埜40人というところで名前も分からない新メンの子は30人ぐらいの列であった。

新メンって列の長さじゃねーぞと思いながら並んでみたのですが後から知ったところでは前世持ちみたいですね。

ということでチェキカードを見てやっと名前を覚えた星奈美緒さんとパシャリ。
お顔がいいのとポニテが可愛かったです。


とまぁ、あっさり2000円を払ってしまった僕ですが、どうしてこうなったのか考えてみると、アンスリュームのライブというのはやはり人に興味を持たせることに主眼が置かれていて、ライブは楽しくわいわいできるお祭り的なものであればいいというぐらいなのだと思う。

みんな「人」に興味を持たせられるから対象への欲望としてチェキに並ぶんだろうなと思うし、ファンとアイドルの関係性に主眼が置かれているからこそ、みんなこぞって長蛇の列をなすのだろうなーと今更ながらに思ったりする。

作品よりクリエーターや中の人というのは近年よく聞く話で例えば新劇場版エヴァンゲリオンは庵野秀明が鬱を克服した話として消費され、声優オタクはアニメ見ないし、vtuberは vtuberの出すコンテンツよりも中の人への欲望が強く作用してしまったり(例えば中の人が複数いて分業することに嫌悪感を持つオタクなど)

じゃあ作品は衰退したのかというとそうでもなく、ライトに見れてちょっと面白いアニメはかなり多くの人が(1.5倍速で)見ているし、かつてのアニメオタクからしたら夢のような世界が広がっているような気さえする。

が、そこには気軽に見れる娯楽程度という感じでオタクが必死になる作品ともあまり思えない(探せばあるんだろうけど)


作品はインターネットに敗北して関係性だけが残った世界だが、自分が推しているグループクロスノエシスはむしろライブを映像的に表現するグループだと思っている。

ボヘミアンラプソディや犬王など、映画がライブ化していく中で映像の世紀の想像力を駆使して、あえてアイドルという枠でライブという場を用いて映像をやろうとしているグループ、それがクロスノエシスなのんだろうし、自分が好きな理由は自分は多分まだ映像のオタクだからだと思う。