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『セカイトキシン』という楽曲について
はじめに
「音楽」はその人の人生や背景によって聴こえ方や受け取り方を無数に変化させるものだと考えています。そのためこの投稿の内容 = この曲の正解ではありません。
この解釈はだらにとっての正解なので、あなたの解釈と一致しなくともそれが正解です。むしろあなたにとっての正解と照らし合わせてその差異を楽しんで頂けたら幸いです!その中で一致する点があったら、それはかなりアツいなと思います!
https://note.com/dara_music_diary/n/n7b61d8acdf94
セカイトキシン
僕の中でセカイトキシンとは
『自分に向けられた悪意・敵意・疎意』を指しています。
僕たちは生きている限り世界中どこからでもこの毒に曝される可能性があるのではないかと考えています。
特に強い毒性を示したのは、
『新しいことに挑戦する際に向上心や衝動を阻害する言動』です。
誰だって最初は初心者なのに__。初期衝動や意気込みを殺す毒__。
たとえ微量だとしても、成熟する前のひ弱な身体であれば、これを蝕むのには十分だと思います。
頑張ることを始めた人のやる気や意欲を蝕む行為は完全に無意味で、生産性のカケラもありませんが、そんな生産性のない無意味な行動から作品を作ることが僕からの最大の皮肉です。
「解毒したかった」
他人の言葉で頭がぐちゃぐちゃになってしまうほど毒薬耐性に乏しい僕なので、この感情を吐き出すことで解毒を試みました。音楽を始めたからこそ服された毒もありましたが、自分のできることや、やりたいことが音楽だったため吐き出す形は結局音楽になりました。
目標を作品の完成(投稿)に定めていたので、最後のミックスとマスタリングを終えた時に心がスッと軽くなったのを覚えています。この時はこれで解毒が完了したと思っていたのですが、真の解毒はこの先にありました。
この曲は2022年ボカコレ秋に投稿した作品で、今までに無いほどたくさんの反響を頂きました。イベント期間だけでなく、小出し情報の予告やイベント終了後にもたくさんの方から感想・コメント・いいねを頂きました。
温かい言葉を受け、自分の創作や行動を否定せずに優しく受け止めてくれる存在に触れたことで、心のわだかまりが完全に消えました。これが真の解毒だったのです。
ヒトの言葉から生まれた毒が、ヒトの言葉で解毒された。
曲を作り始めた当初、このストーリーは全く想定していませんでしたが、正に人間が扱う毒って感じがしていいなって思っています。
作中の毒の紹介
作中に出てきた4種類の毒について紹介します。
【向上心促進抑制薬剤】:「向上心の促進」を「抑制」します。耐容上限量 --mg
【感情線不安定安定剤】:「感情の不安定化」を「安定化」させます。耐容上限量 --mg
【衝動心鎮静興奮剤】:「衝動心の鎮静化」を「活性化」させます。耐容上限量 --mg
【感傷用緩衝薬干渉剤】:「感傷を緩和させる緩衝薬」に干渉しこれを阻害します。耐容上限量 --mg
今回は4種類でしたが、これらはセカイトキシンのほんの一部だと思います。
個人的に好きなところ
早口パートの歌詞とメロディが個人的にすごく気に入っています。
特に終盤「どんなに少なくったって―」のところ、ここに多くのエネルギーを詰め込みました。1番の早口パートとの対比でもあるので併せて見ると楽しいかもしれません。1番では『』付きなのに2番では何も付いていないところとかも実は意味を込めていたりします。(付け忘れじゃないですよ!)
どんなに少なくったって どれだけこの海が広いからと言ったって垂らせば消えない毒として残る 決して消えない毒として残る
そいつに頼れば気持ちいいんだろうけどキミのようにはなりたくないから 僕の代わりは明日の僕だけ僕の居場所は僕が決めるから
さいごに
前述したとおり、皆様のご視聴や温かいお言葉によって僕の心のわだかまりは取り除かれました。作品を聴いて頂いたことに心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。
長文になりましたが、ここまで読んで頂きありがとうございます。
次回の投稿もよかったらのぞきに来てください!
YouTube:https://youtu.be/CsjKDL8CtPg
ニコニコ動画:https://www.nicovideo.jp/watch/sm41185503
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だら