舞台の良さ③

ここに来て突然、.5以外の舞台の話をする。
私が推してる劇団の話だ。
事の起こりは、先の記事で書いたP3WMだ。
この頃私は.5舞台とかそういうことを知らず(世間的にも.5舞台の名称はまだなかった気がする)ただ単にとてもとても大好きなペルソナ3の舞台化、しかも当時知ったばかりでハマってしまった蒼井翔太(歌手の推しは彼)が主演だと言うのでチケットを取ったわけだが、そこで出会ったチラシ「春風外伝」をみて、そこに見つけてしまったのだ。
髙木俊の名前を。
そう、推しの役者の名前を見つけてしまい反射的にチケットを申し込んだ。
その舞台には蒼井翔太も出ることが決まっていたので尚更行ってみよう!となったのだ。
この作品が私と「劇団ホチキス」との出会いだった。


春風外伝は、ホチキスの代表が脚本演出をし、名脇役(もう主役だろあれ)黒子をホチキスの看板女優がになっていたのだが、これがもう、私にドンピシャ。
大好評で再演もあった。
2021年にはリメイク版があったらしいが思うところがあって観に行かなかった。
初演再演の存在感が自分には大きすぎたのだ。

https://shichifukujin-stage.com/shunpugaiden/

https://shichifukujin-stage.com/shunpu_2015/

お陰様で以降は、予定が合えばホチキスの舞台に通うようになり、個々数年は欠かさず年に2回の定期公演を観ていると思う。
彼らの良さは何より外連味あふれる中、家族の繋がり(絆とは違うと思ってる)仲間たちの繋がりがストレートに演劇のパワーを持ってコメディの最中繰り広げられることである。
人を小馬鹿にするネタなどひとつもないコメディ。
人を小馬鹿にするお笑いが苦手な私にとって最高に楽しめて笑えるエンターテインメント、それがホチキスの繰り出す舞台だ。
最近は人気の.5役者が客演主演をしていることが多いが、ほとんどの役者はオリジナルもめちゃくちゃ光る。
ノーマイク舞台で全然声が通って演技ができて、客受けとはまた別の力を発揮している。
これは代表の米山和仁が.5舞台で度々演出や脚本をしているからか、人選がとにかく良い。
校條拳太朗、髙木俊、里中将道、雷太辺りは複数回出演しているが、校條、髙木はもうサブメンじゃねぇのか…?というくらいに劇団の芸風に合致しているので面白い。

私は基本、「舞台」が好きなので.5舞台とはまた違うラインで板の上の彼らを見てしまう。
.5の舞台と舞台の何が違うんだ??と思う人もいると思う。
それはキャラクター人気、作品人気があっての演技か、全く後ろ盾のないキャラクターと作品か、の差だ。
ここで役者の実力差が出るとすら思っている。
そして、.5特有の空気感に「甘え」てしまっている舞台があるとも思っている。
それについてはまた話せたらと思う。

ぶっちゃけさ。好きな劇団があるとさ。
その公演のために頑張ろうって思うわけさ。
次のホチキス公演は4月の妻らない極道たち。
タイトルから分かるように極妻のパロディだ…と言えれば良いんだけど、なんもかんけーねーのな!
極道っぽいのが出てくることくらいしか…
これも3回目の公演となるわけだけど、キャスティングと発表されたビジュアルからじゃ内容を知ってる私ですら何が何だかである。
過去2公演とは全く違うものになります!と言われたらそうかもな!?!?てなるくらいわからん。
でもめちゃめちゃ楽しみ。
私の生きる活力、劇団ホチキス。
よろしくね!


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ひの
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