理解力と自己肯定の責任。
オッペンハイマーは駄作だ。
私は何度もXに投稿した。映画秘宝はもうすでにじり貧だ。何たってこの二カ月地元の大きな書店でも置いてない。
定価1650円する月刊誌。月二万部は出ないともうけはない。それももうすぐ終わる。
私は初期の90年代後半の頃の秘宝以外はすべて売りました。
町山智浩という人は東京生まれの東京育ち、そしてアメリカ在住20年以上。広島と長崎の人の事より自身の思い込みで秘宝を再創刊してまたやらかしてしまった。
ちなみに私は三か月前に定期購読をやめてます。やめてよかった。
秘宝はnoteにフォロワーが6000人くらいいる。私もフォローしてます。
しかし、それだけの人が買っても利益は出ない。
そもそも私はハガキでオッペンハイマーをけちょんけちょんに否定するのを送ったが全く載らなかった。
その時点でこの雑誌は終わりだと思った。
秘宝の流儀としてゴジラー1.0は否定すべきなのに日和ったしね。
山崎監督は大笑いでしょうね。あれだけ攻撃してきた雑誌が終わりの始まりに自分をまきこもうとしたのだから。
秘宝はどう考えても今年中に廃刊だね。復活は二度とない。
さて、私は元々ビデオでーた読者でした。中学生の頃に創刊されて私としては地方の学生として都会の映画館で観られないものが簡単に見られるレンタルにハマりました。
ビデオバブル時代の真っただ中です。
その途中にキネマ旬報やスクリーン、ロードショーと色々読みましたがやはり、でーただった。そしたら95年に秘宝が出てきて、最初は無視してました。表紙のデザインがあまり好きでなかったから。だが読んだらハマった。
色々あって秘宝とのおつきあいは二十年以上続きましたがそれは裏切られた。元編集長や老眼が進みつつある読者を置いていったから。
今年の再復刊はオッペンハイマーという映画を依り代として飛躍するチャンスだったのですよ。全てぶち壊した。哀れな都会人のせいで。
配信がメインになるんだったら中古のDVD、ブルーレイのビジネスやレンタルは無くなるはず。そんなことはない。
配信にせざるを得ないのは住むだけで無限にお金がかかる都会に住む人のコレクター熱を満足させられないからでしょう。そんなことは知らん。
私は一生配信動画に課金はしない。YouTubeとTver、アベマで充分です。なんか新しいのがまた始まったし。
大体WOWOW歴30年以上。WOWOWオンデマンドとパラマウント+はついてきてるからサウスパークは見放題だ。制限あるWi-Fiだからそこまでは見られないけど。そもそも人生はそんなに時間があるものではない。
さて、DVD&配信でーたを去年買ったらムビチケがやたら当たった。それ以外にも去年、たまたま買ったファミ通で送った応募でブラックパンサーワカンダフォーエバーのパーカーが当たった。4月に大阪の友人に会うときに着ていきました。
角川書店は犬神家の一族のメディアミックスを世界で初めてしてからリードビジネスをずっとしている。
80年代角川ヒロインは子供だった私は分からなかったが今のディンクス世代はもろでしょう。薬師丸ひろ子さん、原田知世さんの美しさは今も永遠だが。
私はリングに始まる角川冬のホラーにハマりました。原作は映画化前に読んでいた。鈴木光司さんの楽園を読んでましたからね。
女優霊の中田監督、ナイトヘッドの飯田監督、お見事な仕事をされた。
冬のホラーは実に多くのフォロワーを作った。
それ以前に鶴田監督がJホラーの定義を作っていたのは周知の事実ですけどね。
呪怨、三池監督の着信アリ、仄暗い水の底から、実に邦画ホラーの時代が今もなお続いている。新・事故物件の監督もそうです。
その中で白石晃士監督も出てきた。彼の作品はほぼすべて見ていて、怖すぎの読まれた原稿は実は私が出しました。
右端にワープロ文章が出てましたがあれは私が書いた。
白石監督はありふれた事件でモキュメンタリーの面白さに気付いたそうです。私もあの作品はLD持ってましたね。
話を戻しますが、今はでーたを買って愛読してます。高橋ヨシキさん、てらさわホークさん、柳下さんはYouTubeのブラックホールで好き放題やってるしでーたにも誌面を割いている。でーたの読者がマニアックになってもそれを満たす器が秘宝から転がってきたのです。
ヨシキさんのアートワークのバタリアンは宝物だし、柳下さんは相変わらず金にならない本を出してるし、素晴らしい、映画に狂っている。
北野武監督は映画を作ることを愛してるが、それはおもちゃをもらった子供が好き放題するみたいなものでそういう意味ではデ・パルマとかタランティーノもその系譜だと思ってます。
正直、押井ストとしては押井さんもその気配が昔からする。特に実写の時は。黒沢清監督はすっかり巨匠になったがいつも好き放題と謙虚さを忘れてない。北野監督以外は拝見したことがあります。
押井さん、黒沢清さん、おふた方ともとても業界で偉い人なのに大物感出してなくてよかったなあ。
話は更にそれますが私は昔コミックビームという雑誌を愛読してました。アスキーのロックな雑誌です。
今は角川傘下で上手くやってますが。カラオケ行こ、なんて凄いしテルマエ・ロマエもエマも、桜玉吉氏、鈴木みそ氏なしでは生まれなかった。
角川の現会長も検察と闘ってるし、もっとやれと思いますね。月の時の石井裕也監督のフォローも見事だった。
映研の後輩です。
つまり何が言いたいかというと昔から角川は集英社、小学館、講談社と違うアプローチで常に戦ってきたということです。あの三大出版社が表現の自由を求めて権力と闘いましたか?筒井康隆さんのてんかん表現問題とか、色々あったでしょうがとにかく角川は戦う会社だということです。
吾妻ひでおさんの失踪日記を出したイーストプレスも素晴らしい。江口寿史さんのコミックキューなんて垂涎ものでしたしね。あれからまた多くの作家が出たんですな。
私はせこい小市民です。寄らば大樹の影です。金なくていきってる人より金あって笑顔の人に懐きます。
経済原理において、数は力です。つまり数字なきところに利益はない。
薄利多売、少数精鋭、色々あるでしょうが私は反骨でも読者還元する出版社になびきます。角川には感謝しかない。色々してもらった。
小学館は三大メジャーで一番好きかな、幼少期に小学館ラブコメで育ったから。集英社は神様でしょ。ジャンプ+の無限の可能性はディズニーですら恐れている。
でーた、文春シネマ、エンタ+、この三誌で私はずっと行きます。それでいい。
長文の駄文を読んでくださりありがとうございました。町山智浩さんに個人的うらみはありません。サインも貰ったし、話せたし、いとうせいこうさんにはダンカンと呼ばれたし。2013年のWOWOW第二回映画王準決勝は最高だったなあ。イマルちゃん滅茶苦茶可愛かったし。ピースの綾部君には永遠に感謝です。
ああ、映画よ。私はあなたに永遠に恋をする。
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