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《1》引退発表(安達選手・秋山選手・青木選手)

今日朝刊のスポーツ欄を広げると、プロ野球選手3人の引退の記事が目に入った。
まだまだ、猛暑が続くが、プロ野球界は秋風が吹き始める時期に入った。

🔷オリックス 安達了一選手(36歳:内野手)


=大学、ノンプロを経てドラフト1位でオリックス入団、現役生活13年=

難病の潰瘍性大腸炎を抱えながら、ファンからは「あだっちゃん」と呼ばれる愛されキャラのベテラン選手だった。職人的なプレーヤーで、笑顔も素敵だった。
今年度からは選手兼内野守備・走塁コーチという役職にも就いた。
それだけに、5月1日のロッテ戦に守備固めで出場し、逆転負けにつながる1イニング3失策してしまたことは、相当メンタルに響いただろう。
引退会見では「オリックスで終われて良かった」と言ってくれた。
昨日のテレビ中継で、後輩たちのゲームを見守るあだっちゃんの姿が映っていた。
どんな想いでゲームを、グラウンドを眺めていたんだろう・・・。


先にT-岡田選手の引退発表もあり、長い間オリックスで活躍してくれた選手が、立て続けにいなくなるのは、寂しいことだ。

🔷タイガース 秋山拓巳選手(33歳:投手)


=高卒、ドラフト4位でタイガース入団、現役生活15年)=

私は、強烈に覚えている。
彼のプロ1年目での初登板初先発のジャイアンツ戦(東京ドーム)。
その一週間後の初勝利をあげたスワローズ戦(神宮)。
どちらも球場で観戦していたからだ。
高卒1年目でジャイアンツ戦で初登板初先発し、途中降板後、ベンチで涙を浮かべていた秋山。その彼が一週間後に初勝利!!
8月の終わりに登場し、ルーキーで4勝をあげた。
新聞には「江夏2世」の文字も踊った。
その後、その鮮烈なデビューとは裏腹な実績が続き、12勝を挙げてチームの柱となったのは、デビューから7年後だった。
今年度は1軍での出場はなかったが、通算49勝(44敗)。
お疲れさまでした。
私は、満員の東京ドームでジャイアンツ相手に、がむしゃらに腕を振っていた、初々しいあの姿はいつまでも忘れないだろう。

🔷スワローズ 青木宣親選手(42歳:外野手)

=大卒、ドラフト4位でスワローズに入団、大リーグ7球団を経て、スワローズに復帰、現役生活21年)=

言わずと知れた球界のレジェンドである。
(日米通算:2723安打、打率.304)
アメリカに渡る前の青木選手の活躍を神宮球場でよくみた。
その当時、神宮球場からさほど遠くないところに住んでおり、対戦相手にかかわりなく足を運んでいたからだ。
レベルスイングで確実にミートする打法ながら、長打力もある。
何回か、低い弾道のライナーがそのままライトスタンドに飛び込んでいくシーンを目撃した。

この歳まで現役を続けるには、すごい自己留意が必要であったのだろう。
ファンは、大リーグで活躍し、その後ヤクルトに復帰し、活躍した青木選手には特別な想いがあるんだろうなあ。
早稲田大学黄金期の一つ先輩には、ホークスの和田毅投手がいる。
こうなったら、和田投手にはまだまだ頑張ってほしいものである。








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