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『自分』がないブロガーの末路

寝かしつけからの寝落ちを奇跡的に回避して、布団を抜け出し、明日の晩ごはんを作り終えたら、時はすでに22時。

薄暗いダイニングでパソコンを開くことに成功しました。天才か?

寝室から聞こえる夫と息子の寝息、YouTubeから流れるドビュッシーの『月光』、タンブラーに入れた熱々のコーヒーの香り。優勝。

なんとも心地のいい時間です。至福。

黙々と作業したい気持ちと、このままボーっとしていたい気持ちのはざまでとりあえずnoteを書きにきました。

◎やりたいこと
自分のブログ記事を書く
自分のブログに内部リンクを貼る計画を立てる
おっさんずラブを見る
ゴールデンカムイを読む
桃鉄をやる


◎やらねばならないこと
新しいライター案件にとりかかる
自動車保険候補を夫にプレゼンする準備
保育園に提出する書類を仕上げる


…あと10分もしたら、私はやらねばならないことグループに取り掛かるのでしょう。
うん、わかってる。

ブログ関係の作業をやりたいことのグループに位置付けてるあたり、自分の中のブログへの思いが本当に冷めてしまっている。

いや、冷めたわけじゃない。
ブログに時間を費やして成果が出なかったときの切なさや虚しさに耐えられないからあえて目をそらしてるんです。


ブログは私が責任者だから、するもしないも自由。
逃げても、立ち向かっても自由。
ライター案件は、依頼されているものだからやるしか選択肢はない。
クライアントさんが、『あなたにお願いしたいです』と依頼してくれたのだ
からやるしかない。



私は、何に対しても舵取りが苦手な人間です。
一方で、仕事もプライベートも、誰かが決めたことに乗っかって、チームの一員としてタスクをこなすことは超得意です。

少し話はそれますが、最近自分でも「まじやべぇな」と思ったのは、家づくりの打ち合わせ中に工務店の担当者さんから「奥様はキッチンはAとBどっちが好みですか?」と聞かれた時。

「Aが・・・好き・・・・・だよね?」と夫に確認してしまったことです。


夫も工務店の担当者さんも「いや、今お前にきいてんだよ」と心の中でツッコんだことでしょう。 

聞かれた時の私の心理は『私はAが好きなんだけど、夫がBのほうがいいって思っていたらいやだなぁ。機嫌損ねないかな』というものでした。

よく考えたら、夫は意見が対立したとしても機嫌損ねることなんかないし、「Aのどこが好きなん?」って聞いてくれるような人です。

そして、「あやちゃんはAのここが好きなんだね!おれはこういう理由でBが好きなんだよね」と、建設的な対話をして方向性を決めてくれる人です。

彼が話し合いの中で機嫌を損ねたことなど今までありません。
それなのに、私は意見が割れることをよしとしないのです。
たとえ夫が相手でも。


私は、昔から人と対立するのが嫌いです。
人と違う意見を言って「え、なんでなんで?」と言われるのもすっごく嫌いです。
自分の意見と言うか、自分自身に自信がないから。

だから自分の意見を封じ込め、相手の意見を尊重し、乗っかるという生き方で32年やり過ごしてきました。

ブログから逃げている理由はここにある気がする。
自分がないから、自分で決めた方向性とか「成功するまで諦めない!」という気持ちがブレにブレて、結局頑張れないんだなぁと。

これは、楽して生きてきたツケなのです。
人と対立しないように折れるのってしんどそうだけど、一番楽な行為だからね。


そんなわけで、あと5分もしたら今夜も私は他人のワードプレスにログインするのでしょう。
その前に、コーヒーおかわりしてこよっと。





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