織田裕二さんが好き

私は、織田裕二さんが好きだ。

 踊るシリーズの新作が12年ぶりに公開され、ドラマシリーズや映画の地上波再放送などお祭り騒ぎの今日この頃。放送のたびにXでトレンドに上がるところを見ると「やっぱりすごい作品だなあ…」としみじみしてしまう。そんなこんなで改めて、やっぱり私は織田裕二さんが大好きだ。

 私が「踊る大捜査線」に出会ったのは2019年、中学3年生の時だった。幼いころからドラマや映画を見ることが好きで、フジテレビで言えば「ナースのお仕事」や「ロングバケーション」など有名な作品は結構見ていてドラマ好きを公言していた。だが、「織田裕二」名前は知っているが、「東京ラブストーリーの人だよな…」くらいの認識(ちなみに東ラブも見たことなかった)。今思えば、織田裕二をよく知らないでドラマ好きを名乗るな自分…。
そんなある日、BS放送を見ていた時「踊る大捜査線MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」の再放送予告がやっていて、「ドラマ好きとか言ってるなら有名な作品ぽい踊る大捜査線は見た方がいいよな」と謎の使命感に駆られた。映画の再放送までに一週間くらい時間があったため、内容を知るためにドラマシリーズを見ることにした。

そうしたらもう、好きになった。室井さんを…。

 んもう超好きだよ、室井さん…。最初は青島君(織田裕二さん)はカッコいいけど、ちょいと軽いな~とか思ってた。そんな私が「織田裕二LOVE」になったのは、ドラマ最終回「青島刑事よ永遠に。」のほんっとに終盤の階段のシーン。踊るファンの方なら「あぁ、あれね。」と思ってくれると思うが、念のため説明。青島と室井はとある事件の捜査を2人で勝手に行い、査問委員会にかけられちゃうんです…。青島君だけ交番勤務に戻ることになり、室井さんは訓告だけ。室井さんは激おこなわけですが、青島君は「俺はまた一からやり直せますから」と受け入れる。この時点で私は青島俊作の健気さとか、真っすぐさに心打たれすぎてしんどかった。何より制服着てるのが可愛くて、ねえ。査問委員会が終わって、長ーい階段で(階段ってホント美味しい道具だ)室井さんが階段の上、青島君が下にいる構図になるんです。

そして室井さんが一言…
「今度うちに遊びに来い。きりたんぽでも食おう。」

「楽しみにしてます。ヘリで迎えに来てくださいね。」
青島君はそう答えて、敬礼。それに室井さんも敬礼で返す。そして2人の笑顔…。

 はいこれです、これで落ちました。大好きです。
織田裕二カッコよすぎる。この笑顔で落ちない人いない。
織田裕二さんが好きだ。自信が確信に変わりました。
紫綬褒章と国民栄誉賞同時受賞だよこんなん。

 その後、室井さんは階段を上って、青島君は階段を下りていくんです。2人の所轄と本庁で違いはあれど同じ信念・理想を共有してこれから頑張っていくぞという決意が感じ取れる。振り返りもせずに清々しい顔で進んでいくんですよ。これぞ信頼関係だ。愛。

 なんだか踊るの好きなシーンを熱く語ってしまったけど、踊るを見終わる頃には「織田裕二まじカッコイイ」となった訳です。踊る大捜査線がきっかけで織田裕二さんに落ちたわけですが、役じゃない織田さん本人の好きなところを綴りたいと思います。全部好き!それはそうなんだけど、元も子もないので3つに絞って…。

①ビジュアル


 先ずは何と言ってもビジュです。織田さんはとってもスタイルがいい。単純に背が高いとか、細いとかじゃなくて等身のバランスが素晴らしい。スーツが世界一似合う体形であると思っています。小顔だし。お顔のパーツで言うと、目でしょうか。あとは鼻、口、眉毛。全部なんですけど、やっぱり目ですね。目がとにかく綺麗。橋本環奈さんになれるカラコンが流行りましたが、これの織田裕二バージョン欲しい。目力も凄まじい、あの目に見つめられたら穴あくと思う、理科のルーペ使う実験みたいになると思う。Eラインも素晴らしいんですよね。特に「お金がない!」の萩原健太郎時代は、横顔無双です。口もおっきめでにかっと笑う、あとムゥ…😟みたいな顔ほんとさあ…、もうやめて…ってなる。可愛いとカッコイイでこちらを攻撃してきます。とにかく何としても舞台の真ん中にいてほしい、いるだけでキラッキラッって音がする多分実際光ってる。ヒーローなんです。

②役者としての姿勢


 織田さんは現代にはあまりいないタイプの俳優さんだと思います。今はプライベートとか、日常を公開するのが当たり前の世の中。でも織田さんの私生活はベールに包まれすぎている。なのでちょっとでもプライベートが見えるとキャーとなってしまうわけですが…。有吉さんにも「プライベートが分からないのは高倉健か織田裕二だけ。」なんて言われていましたが、ほんとその通り。実際に織田さん自身も「ファンの夢を壊したくない」と思っているそうです(バラエティ苦手なのもあるけどね)。これ昭和の名優 渥美清さんも似たようなことを仰ってて、「役者は出身とか年齢とか分かるとげんなりしちゃうもんね。役者する前何してたんだろう。泥棒とかやってたんじゃないかって気がする人のほうが面白いね。」と。
なかなか素の自分を見せないって難しいことだと思います。自分を良く見せる方法なんていくらでもあるのに、決してそれをせずに「役者」としての織田裕二を貫く織田さんカッコイイ。熱愛とかもね、ほんとプロだ…。その分、ガセ情報とかデマも流されていますが実力で黙らせているので、ぜーんぶオッケーです。

でもこたつ記事は辞めて!!!!!まじで。

③真っすぐに、一生懸命に。


 よく「熱い男」なんて言われる織田さんですが、織田さんは知らないことはとことん知りたいし、楽しいことはどこまでも楽しみたい、悲しいことはちゃんと受け止めて泣きたい、そしてどんなことも一生懸命に。そういう人だと私は思っています。これって大人になるにつれて忘れちゃう、失われていくような気がします。それを何歳になっても変わらずにできる織田さんって本当に真っすぐで眩しすぎる人。少年みたいな人とよく共演者の方から言われていますが、ほんとそれな。声を大にして言いたいです。

 ここまで長々語りましたが、もっとあるから!!
私は所謂世代じゃない織田ファンなわけで(別に北の国からのじゅんくん意識ではないです)、もっと早く生まれていたかったってことばかりなんです。織田さんのライブにも行きたかったし、作品もリアルタイムで見たかった。ほんと悲しくなります。でも、過去に織田さんが残した軌跡も、今後織田さんが切り開いていく道も見ることが出来るわけですから…やっぱり地球に生まれてよかったー!と思います。これで締めさせていただきます。





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