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AZKiワンマンライブ「声色エントロピー」初現地で感じた、彼女の魔法

ライブ感想は初投稿、YOMIと申します。
音楽特化VTubr(VSinger)、AZKiさんのファン(開拓者)です。

2024年8月3日、KT Zepp Yokohamaにて開催された
AZKiさんの、4年7ヶ月ぶりとなる現地ワンマンライブ「声色エントロピー」
夜公演に参加することができました。

私がAZKiさんに一目惚れし、開拓者となったのは
2021年2月23日にオンラインで開催された、
3rd衣装の「新衣装お披露目LIVE」

およそ3年半の間、悲願だった現地ワンマンライブ…!
忘れたくない、特別な思い出となりました。

本記事は、現地で感じたAZKi世界の魅力を書き留めておくものです。
ライブを時系列順に一曲一曲追うのではなく
好きなことや感動したことを、トピック毎に記載しています。
お付き合いいただけると幸いです。

なお、本ライブは9月17日および9月18日に追加公演があり、
配信は10月20日までアーカイブ視聴が可能です。
価格もスペシャルプライスとなっており、8月公演のおよそ半額(!?)

彼女のライブは、音楽作品としても、映像作品としても超一級。
私は、彼女のご活動こそが一番面白いコンテンツだと思っています。
この機会に是非、視聴をお勧めします。


Ⅰ演出

夢と現の境界線

VSingerとして、アバターを使用するAZKiさんのライブ。
今回のライブは、 生のバンド演奏を伴う、
リアルとヴァーチャルが融合した舞台となっていました。

AZKiさんの後ろには、五線譜をモチーフにした球状のセット。
背後には曲に合わせた映像(VJ)が流れ、
曲の世界観を存分に表現していました。

これにバンドやAZKiさん本人による生の音楽が加わります。
その存在感や熱量は、流れる映像にいのちを吹き込んでおり、
リアルヴァーチャルが一体となった演出が感動的でした。

バンドは舞台の左右、現場では見える位置で演奏

画期的な点として、今回ファンが現地で使用するペンライトは
無線で制御されており、ライブ進行に合わせ自動的に色が変わります。
世界観にあった色に一斉に変わり、第二の舞台装置として動いていました。

これにより、手動で色を変更する必要がないため
曲ごとの切替に意識を割くことなく、没入感を高める効果もありました。

演出面では他にも工夫がこらされており、
例えばライブスタート時、AZKiさんがシャボン玉を噴くような動作をすると
舞台左右から大量の泡が発射され、背景VJも水中に変わります。

かわいい

このようにリアルとヴァーチャルの境目を無くす工夫が随所にされており、 ライブ中は夢の中を漂うように、歌声を聴いていました。

ステージが生きている

中でも一番印象深かったのは、「生きているような」舞台装置。
AZKiさんの背後にある五線譜のセットと、曲に合わせ流れるVJです。

これらはAZKiさんと完全に一体となり、世界観を存分に表現していました。
まるでAZKiさんの魔法を、具現化しているように。
ライブ後に知ったことですが、この VJは即興でプレイされていたとのこと。
AZKiさんとの一体感も納得です。

ここでも色々な工夫がされており、
VJは背後一面に映像を流すのではなく、
長方形や円の範囲をいくつか作り、その中で流していました。

これがかえって世界を広く、大きく見せていたし
五線譜のセットや、AZKiさんの存在感を増していました。

限定された空間を流れるVJは勢いを増し、
激流のようにメッセージを届けてくれました。
特に終盤、バラードやクライマックスの盛り上がりで
強大な存在感を発揮していました。

スクリーンの形も曲ごとに変わったり、
五線譜のセットは線だけでなく面で光ったり、
細部の表現で、 曲ごとの世界観を出していたのがとても印象的でした。

VJスクリーンが多角形になりポップな印象に
五線譜のセットが面で光り、存在感を増す

Ⅱ声の力

生の歌声、その力

現地で聴くAZKiさんのお声は、
普段、配信で聴くそれと全く異なっていました。

まずMCの声が本当にかわいい…
配信やボイスコンテンツの時点でかわいいのに、その3倍かわいい。
こんな声の方がいるのか…?と信じられないくらいでした。

ヨコハマ~!

その透明感あるかわいいお声と裏腹に、
現地で聴く歌声は相当な力を持っていました。

例えば「Chaotic inner world」はゴリゴリのロックナンバーであり、
開幕から地響きのようなキックが場を支配しましたが…
AZKiさんの声は低音に負けないどころか、
その声量はキックを軽々と超える迫力でした。
一体どこにこんな力が…?

かわいいだけでなく、かっこいいのがAZKi

彼女の代名詞、感情表現のバラードは、現地でその真の姿を見せました。
「夜の輪郭」はアルバムで聴きこんでいましたが
現地でその違いに一番驚いた曲です。

普段感じている、しっとり聴かせる…というものではなく
力を持った歌声が、矢のように直接心に届くような印象でした。
私は圧倒され、ただただ歌声を聴いていました。

バラードはVJも本気を出す

大好きな煽り

私がAZKiさんに一目惚れし、ファンとなった
3rd衣装の「新衣装お披露目LIVE」

歌唱力や、全身を使った圧倒的な表現力はもちろんのこと、
ひときわ印象的だったものの一つに
曲中にAZKiさんが挟む「ハイ!ハイ!」という煽りがあります。

はい!はい!はい!はい!

透明感のある歌声とはギャップを感じる、魂を揺さぶるパワフルな煽りに
グッと心を掴まれたことを思い出します。

それ以来AZKiさんの煽りが大好きで、歌を聴くときはいつも楽しみでした。
今回、現地ワンマンで、その煽りに合わせて
思い切りコールする機会に恵まれました…

声出しナンバーに入る前のMCで、
何度も、思いっきり声を出すように言ってくれたAZKiさん。

もっと出せるよね!?
開拓者の全力、AZKiに見せて下さい!

そのおかげで、溢れる熱のまま、全力でコールすることができました…
現地ワンマンで、大好きな煽りに思いっきり声を出せた幸せ。
曲も直前に聴き込み、振りも練習したダンスナンバー、「Operation Z」や
コール曲の定番、「猫ならばいける」!

「Operation Z」周りを見ながらちょっと踊りました
「猫ならばいける」AZKiさんと開拓者にとって特別な曲の一つ
かわいい

テンションは最高潮、酸素が枯れて朦朧とするまで叫びました。
全力で「カワイイ」AZKiさんは、最高に「カッコイイ」…!

歌声の支配力

かつて、彼女に一目惚れした時、
ただ「VTuberのライブ」の美しい舞台演出や、
ヴィジュアルに惹かれたのではないかと思っていました。

しかし、普段の配信で
自分らしさをがむしゃらに開拓する姿から
ご活動にかける熱意を感じたり、

今回、現地ワンマンで彼女の世界に直接ふれ、
美しいヴィジュアルや、 CGなどの技術力というものを越え
私はこの方ご本人のもつ「力」が好きなのだと改めて感じました。

ヴァーチャルなのに恐ろしい存在感がある。
VJ・五線譜の生きているセットも、ただそこに「在る」だけでなく、
全てがAZKiさんの声となり、 その力で世界を書き換えていく。

「without U」
終盤、たたみかけるような盛り上がり

かつて、全身で感情を自在に表現するAZKiさんを見て
この方は、開拓者の心を自在に操れるのでは?と
思ったことがありました。

しかし、現地で感じた彼女の力はそれどころではなかった。
彼女の表現力は、セットやバンド演奏とも一体となり
ライブ空間のすべてを支配していました。

会場が一体となった「午後8時のコーラスソング」
拍手かわいい

Ⅲいただいたもの

新たに吹き込まれた「いのち」

一目惚れした3rdの世界…
このライブで、あの日かけられた魔法を
最高の形で上書きしていただきました。
今のAZKiさんこそ、史上最強の魔法です。

このライブでは、これまで歌われてきた曲にも
すべて新しいいのちが吹き込まれ、
曲の印象が変わったり、新たな意味を持つことになりました。

3rd時代終わりの曲「afterglow」
発表当時は、寂しさを強く感じてしまう曲でした。
でも今日、ライブ世界でひとつの区切りの曲となったこの曲を
正面から「いい曲だ」と感じることができました。

美しかった…

彼女の1stオリジナルソング「Creating world」は
彼女に一目惚れした「新衣装お披露目LIVE」最後の曲でもあり、
私を開拓者にした、はじまりの曲でした。

「in this world」で始まり、「Creating world」で終わるLiVEだった

本ライブでは、区切りとなる「afterglow」「いのち(2024 ver.)」に続き、
次の世界へ再出発するような構成になっていました。

「いのち(2024 ver.)」
「Creating world」

私にとってAZKiさんの歌はいつも、
不思議と必要な時に必要なメッセージをくれる存在。

この一連は、ある種の自立を促しているようにも、
次の世界へと背中を押し、扉を開けてくれたようにも感じました。
そうしてこの夜…
「Creating world」は私にとって、新たな始まりの曲となりました。

現地の「声の温度」

現地で感じた熱は、AZKiさんだけではありませんでした。
AZKiさんが「HamaGuessrs」と命名し、
お一人ずつ「ゲッサー!」のコールつきで紹介されたバンドメンバー。

そして開拓者の方々。
公演終了後の会場で、開拓者の方と少しだけ話をしたり
ラストで落ちてきたテープを譲りあったりすることができました。

ラストに落ちてくるテープには、メッセージ入りのものも。

またMVや、配信OP/EDでアニメーションを担当された
シマダ先生が会場にいらっしゃることを教えていただき、
先生にお願いして、快くサインを頂くこともできました。
どれも暖かな時間でした…

私は元々、AZKiさん以外の演者やクリエイターの方、 他の開拓者について
その存在を意識することを避けがちでした。

しかし現地で一緒にAZKiさんの世界を感じ、直接声を聴くことで
作っていたその壁が、全く意味のないものだと気付くことができました。
AZKiさんはいつも、私のバイアスを取り去り、 世界を拡げてくれます…。

最高の「魔法の上書き」

こんなに幸せな日があっていいのか…

全てで一番に大好きな、AZKiさんの創る世界
それを目いっぱい堪能できるような、この上ないセトリでした…!

3rd時代に強く惹かれた曲や、
今回聴き込み、人生初Noteで感想を書いたアルバム「Route If」の曲たち。
代名詞のバラード、
「青い夢」「without U」「from A to Z」オールスターたち…
そして開拓者としてのはじまり、 一番大好きな「Creating World」

初現地、聴きたい曲をほとんど聴けてしまったような、幸せな充実感でした

「Fake.Fake.Fake」やっぱりこの曲が好き
「Route If」のイチ押し「明けない夜があったなら」

その歌声、熱量、全身を使った表現
舞台装置や生バンドと一体となった、生きているようなステージに
あのとき感じた、「リアルとヴァーチャルの融合した総合芸術」を
これ以上ないくらい、感じることができました。

曲に込められたいのちには、強力なメッセージをいただき
次の世界へ向けて、背中を押していただきました。
開拓者やクリエイターの方、見返すことを迷っていた3rdの世界など
遠ざけてしまっていた存在とも、壁を取り払うことができました。

最高の世界、最高の推しの姿を見せていただいて、
本当にありがとうございました。
AZKiさんに、開拓者の方々に、HamaGuessrsの皆さんに、VJの方に
イラストレーターやモデラーの方に、ダンス振付の方に
舞台スタッフの方々に…
AZKi世界を創る全ての方々に、改めて感謝いたします。

私の尊敬するクリエーター、AZKiさん
どうかその歌声で、その熱量で
世界を切り拓く様を、これからも応援させて下さい。。
さらなる世界の広がりを、確信しています…!