見出し画像

退職してから開業までの道のり 沼津編

前回は退職してから韓国への旅について書かせてもらいました。
韓国の旅というより、フットケアの驚きと大切さをまとめましたw
まだの方はこちらからご覧ください↓↓↓

この機会に接客の第一線へ

テナント探しはそううまくはいかず、磐田市は商いする地域として難しいエリアであることを思い知らされました。

だからといって、そうウダウダしてても何も始まらない。
何かアクションを起こさないといけないと思ったタイミングで以前から本格始動の前に山小屋で働いてみたいと口にしていたことを思い出しました。

これは今なのか?と自問自答しながら山小屋情報サイト「インクノット」で求人情報を調べました。

働いてみたい小屋があればすぐにでも応募しようと思っていましたが、どこも冬季閉業だったり、募集がなかったりと山小屋でのお仕事も見つかりませんでした。

「それだったら」と次に考えたのが旅館でのお仕事です。
旅館でも働いてみたいと思っていたので、このタイミングで派遣会社に登録。
さっそく担当の方と面談をしました。

旅館であれば募集はたっくさんあったので、その中で個人的な条件が揃っているところをセレクトしてすぐ応募。
(切り替えとフットワークの軽さが持ち前の稲垣ですw)

個人的な条件
・車を持っていける
・個室があるとありがたい
・接客ができる業務

「できれば」ぐらいの条件で探してもらうと仲居業務ができる沼津の素敵な旅館が候補にあがり、そこで結果を待つことに。。。

1週間後結果の知らせが届き、無事決定。

2023年10月16日からそちらの旅館でお世話になることになりました。

緊張はもちろんありましたが、持ち前の「なんとかする精神」で磐田を離れ沼津・西伊豆へ。


住めば都。仲居業務も魅力的でやりがいしかないお仕事。

旅館について担当の方が、2ヶ月半生活をするお部屋へ案内してくださいました。

そこは旅館の目の前にある社員寮的な十分すぎる一室で電気ガス水道、ベット、テレビ、洗濯機など生活に困らない設備が整っていました。

マイカーから持ってきた荷物を下ろして旅館のみなさんと顔合わせ。

教育指導してくださる女将さん(次以降Nさん)が一人一人丁寧に紹介をしてくださり、一気に緊張がほぐれました。

施設の紹介から旅館の歴史、客層や仲居業務のいろはを一から細かく指導してくださり、求めていた仕事内容に嬉しくも責任感が自然と生まれました。

ここでの仲居業務を簡単にまとめると

・朝食の準備、提供
・ゲストが帰った後の浴衣やアメニティなどの準備
中休憩を経て
・ゲストのお部屋案内、ウェルカムサービスの提供
・夕食の準備、夕食の提供

夕食は完全個室の空間で、担当の仲居が全ての懐石料理を提供します。

Nさんはじめ、先輩方の姿を観察して、メモをとり必死にくらいつきました。

みなさんのサポートがあり仲居としてのデビューもでき、ゲストのお部屋案内から任せていただくようにもなりました。

海外からのゲストも多く、インバウンド対応も任せてもらい英語での接客も勉強することができました。
(ジョージ先生いろいろとありがとうございました。)

仕事の要領を掴み、先輩方の動きも把握できてくると、よりできる事が増えたり、先輩方の手際の良さを真似できるようにもなってきました。
(単純作業をいかに効率よくやるか、手間をかけないやり方・段取りは先輩方をみてマネていくと本当にスムーズに動けました。)

格式高い、素晴らしいお宿にふさわしいサービスを心がけないと決して満足していただけない環境。その中でゲストからの嬉しいお言葉は自分の接客に自信が持てるようにもなり、やりがいにも繋がっていました。

「ゲストにとって」を考える目配り・気配り・心配りをこの旅館の環境、働かれている皆さんから教わることができました。

仲居としてココに来れて良かった。 
心からそう思える環境でした。

忙しくなる年末年始をもって契約満了でしたが、支配人・Nさんが「もう1ヶ月どう?」と言って下さったご厚意に1月いっぱいまでお世話になることに。
(磐田で施術を任せてくれていたお客様には大変迷惑をかけました。急にいなくなって、なんならもうひと月帰るのが遅くなってしまいすみませんでしたw)

自分の働きぶり、ゲストからのお言葉がなければそうは言ってくれていなかったので、できる仕事で一生懸命尽くすこと。
それが評価してもらえた事がとても嬉しかったです。
(次の〇〇編でも大いに生きる経験でした)

おもてなしの第一線で働いてみて、「変な緊張はいらない。【緊張感は大切です】
何がゲストにとって喜ばれることなのか。それを考えることが大切。」ということを働いてみて・お客様のお言葉をいただいて知ることができました。
(正解がないのでとても難しい事ですが、目配り、気配り、心配りだと感じました。
声をかけるタイミング、あえて関与しない、時にはお節介に、、、)

(良くないのは決めつけと改善しない事、結果が出てないのに変えようとしないこと。
落ち着いて考え、足りないなら知識を増やす。動く。慣れてきた頃に改めて締める。
そんな事を言い聞かせながら、立場を考えながら働かせてもらってました。)

接客での心構えと同じぐらいに大切にしていて良かったのが自身のパフォーマンス維持。

「なんとかなるっしょ」と考えてはいますが、接客での緊張感、はじめての業務内容に心身ともに意外と疲労が溜まっていました。

仕事で100点は無理でも100%の状態を維持

自身の状態を把握してどのような対処をするべきなのかはもちろん分かっていますし、1番状態の良いコンディションでゲストの前で接客ができるようにと考えていたので、休日には温泉に行ったり、お出かけしてリフレッシュしたりする事も大切にしていました。
(旅館業では周辺情報をよく聞かれます。おすすめ場所や特産物、行き方など
それに対応できるようにも自分自身の足で見て感じて、めっちゃ質問してローカル情報をゲットしていましたw)

また、着物を着ての接客で雪駄を常に履いていたため、カラダが意外にも疲弊、足の疲れがすごいことになっていました。

そういった状態も把握してどのような対処をするべきなのかは知っているので、日々のストレッチを鬼のようにやっていました。

しかし、自身でのケアには限界があり、中休憩でもフットケアへ行ったり、時間があるときは全身のメンテナンスにお金を使っていました。

この重要性を知っていて本当に良かったと心から思います。
(ありがとうMくんw)
知りたい方は前回の記事をお読みください。


私自信がそのようなサービスを提供しているから宣伝みたいになっちゃいますが、別のお仕事を経験して、自身のパフォーマンスをどう高めるかは重要だと感じました。
身体の疲弊は顔にでます。
作ろうとしても隙が生まれて、ゲストに気を使わせてしまうので、それはしたくないと健康に投資しました。
(3ヶ月も磐田を離れて待ってくださっていたみなさん本当にごめんなさい。。
自身も体感して気持ちがすっごいわかりましたw急でも受け入れ、メンテナンスしてくれる施設あったらめっちゃいいです。。。)

そう思わない方は多くいると思いますが、
「確かになぁ」思った方は早く動いた方がおすすめです。
解放されて自己肯定感爆上がります。

沼津での生活はこんな感じで過ごしていました。たった3ヶ月でしたが沼津に来たら絶対立ち寄りたい故郷のような居場所になりました。

みなさん本当にありがとうございました。
(いつか修善寺駅あたりでお店出せるように駆け抜けますw)

静岡県東部は温泉が溢れるほど湧いてます。
沼津・三島・伊豆の事についていろいろ知ることができました。

次回は稲垣が静岡県東部に行ったらココ!!!
という場所をいっぱいご紹介したいと思います。

あくまでも参考までにお願いします。
沼津編はまだまだ続きます。
お楽しみに〜

next ▶︎  番外編 温泉リストまとめちゃいました。

いいなと思ったら応援しよう!