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番外編 静岡県東部のココっていいな
沼津編が今回で最終回。たった3ヶ月という短い期間でしたが、静岡県東部エリアが本当に好きになりました。今までまとめさせてもらった内容は私自身が訪れてみて良かった場所ばかりです。
そして今回お伝えするスポットもご存知の方が多いかもしれませんが、お伝えさせてください。「行ったことない」「行ってみたい」そのような場所が1箇所でもあったらとても嬉しいです。
それではいってらっしゃい!!!
The Old Bus
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継承されたOld Bus。場所が変わっても変わらない姿と刻まれる歴史。
はじめにご紹介するのが、こちらのThe Old Bus。
西伊豆をドライブしていると一度は目にしたことのある名物バス。(勝手にそう呼んでいますw)
横浜で30年間、バーとして使われていたバスがスクラップの危機を免れ、かつて観光バスとして活躍した静岡県に戻ってきたバスだそうです。
予約制で解放してくださり、カフェ利用、お酒の提供もしてくださいます。
私が訪れたのは1月の夕方。
富士山真っ白の絶景眺める素晴らしい日に訪れることができました。
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Old Busの世界間に圧倒されながら美味しいホットジンジャーをいただき、
少し落ち着いたところでThe Old Busのヒストリー本をじっくり読ませていただきました。
この場で語りたい思いがありますが、やめておきます。
なぜなら行ってもらいたいから。
行ってみて、その空間で歴史を感じたらものすごく楽しいひと時を送れるはずです。
沼津に行かれることがあれば、ぜひ予約してお立ち寄りください。
サンカクスタンド
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伊豆でのアウトドアライフを支えてくれた素敵なアウトドアショップ
修善寺に移り住んだ素敵なご夫婦が営むアウトドアショップ。
知ったきっかけはお二人が運営するYouTubeチャンネル
「山好き移住者の日記 by もじゃまる」
東部に来たら立ち寄りたいと思っていたお二人のアウトドアショップにはじめて行ったのが、沼津にきて2週間後ぐらいのことでした。
当時、自転車を持ってきていたので、散策がてらチャリを漕いで修善寺へ行った帰りに寄らせてもらいました。
お店は修善寺駅から徒歩5分ほどに構える立地で、実際入店するとスマホ越しで視聴していた奥様のまるさんがいらして、「うわっ本物だ」なったのをよーく覚えています。
ユーチューバーとしてご活躍もされていてすごい方達ではありますが、それ以前にお二人ともプロのショップ店員さん。はじめましての私にもとても丁寧に接客と何気ない会話で店内時間を楽しませてくださいました。
お二人のお人柄がとても良いのはもちろん、そこで働かれているスタッフの方々も山を愛し、ギアを愛してるスタッフさん達なんだなぁと感じることができました。
実際に使われた時の体験談を踏まえて、商品の特性、実際のレビュー、こちら側の使用用途を加味してお話をしてくださるので、ついつい色々と質問して会話が弾んでしまうことも多々ありました。
実際何度か足を運ばせていただき、ギアを購入したのはもちろん
伊豆のトレイル情報も教えてくださり、実際にその場に行くこともでき伊豆でのアウトドアライフを間違いなく支えてくださいました。
珍しいブランドのギアも取り扱っていますので、少しでも興味がある方は是非お立ち寄りください。
そして、ショップもそうですが、お二人のYouTubeチャンネルも是非ご覧ください!
満月堂
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昭和レトロが今も残る大好きなお店
「これぞメロンソーダ!!!」
そう言わんばかりの雰囲気の中でいただくことができる満月堂さん。
修善寺温泉街の中にある老舗中の老舗。
昭和レトロな感じは昔から変わらない、今に歴史を伝えてくれるお店になっています。
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修善寺散策に訪れた際に気になって入りましたが、これが大正解。
川沿いに建っているので、修善寺の雰囲気を楽しみながらお茶することができるスポット。
常連のおねぇ様方がお話ししている光景はほっこりします。
家具なども変わらない昭和スタイル。
SNSでバズること間違いなしのとっても素敵な場所なので、修善寺に訪れた際は立ち寄ってお茶でもしてってください。
わさび園 かどや
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シンプルを追求した究極のどんぶり
わさび丼があるとかないとか。
そんな噂を聞き、友人と訪れたのがこちらの「かどや」さん。
「わさびで米が食べれるの?」
そんな疑問を抱きながら入店し、注文すると運ばれてきたのが、こちらの鮫皮おろしと本わさび。
なんと自分で新鮮なわさびをおろすスタイル!!!
言われるがままに本わさびをおろし、待つこと数分
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運ばれてきたのが、セットメニューのそばと鰹節が盛られたどんぶり。
どんぶりには鰹節だけが乗っている状態なので、まさにこの上におろしたてのわさびを乗せてかき込むわさび丼。
引き算しすぎのシンプル素材を楽しむどんぶりに驚きましたが、
「これがわさび丼か。。。それではいただこう。」と
ちょっと恐る恐るお箸を持ちました。
それでは実食。「いただきます」
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「まずはシンプルに醤油をちょっと垂らして少量をパクり」
「ん?辛くない。」
「わさびと鰹節の風味が良くて美味しいかも」
「うん。うまい。」
「もうちょっと多めにいってみよう」
「あ〜頬張りすぎた。」
「あっでも一瞬ツーーーンっと抜けていくだけ」
「あっ!?これは美味しいわ」
一口入れただけで分かる。この一連の感情変化。
シンプルな理由がよーく分かるどんぶりに感動しました。
写真からでは表しようのない新鮮なわさびの風味がたまらないどんぶり。
気づいたらお米がなくなっていたことを覚えています。
検証結果。「わさびでお米が、、、食べられますw」
鮮度が命のわさび。
こんな贅沢な一杯をいただけるのは産地ならでわになりますので、
わさび丼が気になる方は是非こちらに足を運んでみてください。
とんかつ むら中
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55年続けたお店を閉め、第二の人生をこの地でスタート
下田に住む友人とハイキングに行った帰りに寄らせてもらったとんかつ屋さん。
素敵なご夫婦とお嫁さんで切り盛りされていたとんかつ屋はそこらの定食屋では出せない、とんかつ専門店ならではの美味しすぎる一品をいただきました。
写真から見て分かるようにサクサクの衣に肉厚のお肉。
秘伝のタレをかけて腹ペコのお腹へGO。
噛んだ瞬間分かるお肉の柔らかさと衣のサクサク食感。
てんこ盛りのキャベツを一緒にいただき、米を食う。
少し経ったらお味噌汁で「はぁ〜」と
これ以上ない幸せな瞬間。
ご飯もおかわりして大大大満足の贅沢ランチをいただいちゃいました。
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写真、とんかつの美味しさだけでも十分ご紹介するのに事足りる情報になりますが、こちらの「むら中」さん。実は東京で長い間、とんかつ屋を営まれていたという歴史があることを揚がる間の時間で店主が楽しそうに話してくださいました。
コロナで大変な被害を受けた飲食関係。
もちろんむら中さんもその現実に直面し、一度はお店をたたもうとも考えたそうです。
しかし、ご縁あって息子さんご夫婦が伊豆下田に移住することとなり、それも「いいなぁ」と考え、住むだけの移住ではなく、東京で何年も続けてきたとんかつ「むら中」を新天地でもはじめよっかと家族会議で議論を重ね移転することに。
下田の新たなグルメスポットとなり、東京時代から通ってくださる常連さんもわざわざ下田に来てくださるとの事。
「とんかつは むら中 で食べたい。」
そう思っている方はとてもたくさんいらっしゃる事を感じることができました。
下田に行ったら「とんかつ むら中」。
私は絶対訪れます。
みなさんもぜひ訪れてみてください。
まとめ
多くはありませんが、実際にわたしが行ってみて紹介したいと思ったお店をお伝えしました。沼津に来た理由、沼津の温泉巡り、アウトドアフィールド、そして気になるお店。
何部かにわたってご紹介してきた沼津編はこれにて終了です。
たった3ヶ月でしたが、溢れるほどの思い出がこの地にあります。
お世話になった旅館の皆様には心から感謝していますし、ここに来れて本当に良かったとこれからの人生語り継がれる日々でした。
このあとは地元磐田・浜松に戻ってから開業までの道のりになります。
もうひとつ、ふたつ開業までに道のりがありましたので、お伝えします。
それでは沼津編ありがとうございました。
次回もお楽しみに。
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