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入社1年で感じたマネーフォワード分析推進部の魅力

マネーフォワード 分析推進部の石田と申します。
社内では、データサイエンティストとして施策効果検証系の案件を中心に担当しています。

この度、私がマネーフォワードに入社してからちょうど1年が経ちました。
今回の記事では私の1年間を振り返りながら、マネーフォワード 分析推進部にジョインして良かったところをまとめてみたいと思います。
マネーフォワード 分析推進部の魅力がお伝えできれば嬉しいです!


欲張りな職探し

私は過去に2回の転職経験があり、マネーフォワードが3社目になります。
マネーフォワードへ入社した決め手は、データ活用の専門性を発揮でき、かつ事業部と密に連携しながら協働できると考えたためです。
なぜこの2点を重視したかをお伝えするため、初めに私の経歴について述べたいと思います。

データ分析の専門性を求めて

私のキャリアの出発点は、大学・大学院時代に国際経済学を専攻し、その中で計量経済学の手法へ触れたことにあります。
計量経済学は経済の実態や政策の効果を定量評価する学問ですが、統計学の応用として物事の因果関係を分析することに強みを持ちます。
こうした計量経済学の考え方を、経済学に限らずより幅広い分野で活用していきたいと思い、修士号を取得した後は民間企業へ就職することを決意しました。

1社目は、データサイエンスの専門性を発揮できる環境を求めて、データサイエンス系のコンサルティング企業へ入社しました。
ここでは、金融機関での信用リスクモニタリングのプロジェクトにアサインされ、入社前の期待通りデータサイエンスの専門性を磨くことができました。

しかし、コンサルタントという立場上、事業部と直接やり取りできないことにもどかしさを感じてもいました。
自分の出した分析結果が事業にどう活用されたかわからず、また事業部から分析結果に対して直接フィードバックをいただくこともできず、自分の分析結果が事業の役に立っている実感が湧かないのでした。
事業部と密に連携をとりながら、自らの分析結果が事業の最前線にどう活用されたかにまで責任を持ちたい、そう考え1度目の転職を決意します。

事業部との距離を求めて

2社目は、事業部との距離の近さを求めて、事業会社の営業企画職を選びました。

この会社での営業企画職は経営層と営業部を繋ぐ架け橋の側面が強く、必然的に営業担当者や施策担当者とは常日頃からやり取りを行うようになりました。
この密なやりとりはまさに望んでいた通りのもので、非常に満足のいくものでした。
分析結果が施策やオペレーションへ反映されて事業に活用される様子を間近で見られること、反映された結果を元に自らの分析へフィードバックをもらえることには、強く充実感を感じていました。

ただ、それと同時に、分析技術的には簡単なSQLやExcelの関数を書くにとどまることがほとんどで、データ分析の専門性が発揮できる1社目への恋しさを少なからず感じてもいました。
自分にデータ分析の専門性へのこだわりがあったことは全く自覚していなかったのですが、いざ環境を変えてみて改めて自分のやりたいことが明確になったのです。
さすがにそれは欲張り過ぎるだろうと再び転職することへのためらいもあったのですが、やりたいことが明確になった以上はそれを諦めきれないという気持ちは強く、2度目の転職を決めました。

両方を求めて

このような経緯から、3社目は1社目と2社目のいいとこ取りをしたい、すなわちデータ活用の専門性を磨く環境があること、事業部と密に連携しながら協働できること、の2点は外せないと考えていました。
データ関連職種で働かれている方ならよくお分かりかと思いますが、こんな欲張りな理想を満たす環境はそうそう簡単にはありません。

理想を簡単に捨てられたら苦労しないんだけどなぁ、などと葛藤しながら求人サービスを彷徨うこと幾月か。
たまたまマネーフォワードの求人に行き当たりました。
何度かの面談を経て、ようやく私の求めている環境に出会うことができたと確信し、マネーフォワードへの入社を決意しました。

専門性を発揮することで事業へ貢献する

くどいようですが、入社時にマネーフォワードの分析推進部へ期待していたことは、データ活用の専門性を発揮できること、事業部と密に連携しながら協働できることの2点です。
そして、この2点の期待は無事に満たされていると、入社1年を振り返ってみて感じています。

分析推進部の魅力について語りたいことはいっぱいあるのですが、まずはこの2点について語りたいと思います。

各々の専門性を発揮しながら、さらに互いを高め合える環境

マネーフォワード 分析推進部のメンバーはデータ活用の専門的なスキルレベルが非常に高く、またそのスキルを存分に発揮できる環境があると感じています。

分析推進部のメンバーは皆多様なバックグラウンドを持っており、そこから会得した専門的な強みを活かして業務を進めています。
同時に、お互いのナレッジをシェアする機会も多いため、メンバーの強みを吸収しながら自らのレベルを更に高められる環境でもあります。

例えば、データサイエンス系のPJでは、メンバー皆が各々のデータサイエンスに関する知見を持ち寄ってディスカッションしながら進めることが多く、皆が専門性を発揮しながらより良いアウトプットを目指します。
私自身、データサイエンスの高度な技術に滅法強いわけでもなければ実務経験豊富というわけでもないので、ディスカッションしながらPJを進めるスタイルは私自身の成長へ繋がっていると感じます。

また、分析推進部にはアナリティクスエンジニアも所属しており、データエンジニアリングやデータモデリングといった分野に強みがあるメンバーも多いです。
私個人としてはこれらの分野にはあまり触れてこなかったため、一緒に仕事をしていく中で日々勉強させてもらっています。

私の相対的な強みはと言うと、やはり前職の営業企画職の経験が活きている部分が大きく、SalesforceやMarketoといったツールに関するノウハウや、営業オペレーションへの接続を意識した分析設計が得意だと(勝手に)自負しています。
そのため、これらのトピックに関しては同僚から相談を受けることも多く、自らの強みを発揮して組織へ寄与できている実感があります。

このように、多様なバックグラウンドから生じるそれぞれの強みを活かしながら、互いの強みを吸収し合って成長できる環境が分析推進部にはあります。
この環境は、データ関連の専門性を追い求めている人にとって、間違いなく大きな魅力と言えるでしょう。

事業部や経営陣との距離の近さから生まれる事業貢献の実感

マネーフォワードは社内でのデータ活用ニーズがとても高いと感じており、データ活用を通じた事業貢献の実感を得やすいことにも満足しています。

まず、マネーフォワードには事業部にデータ活用意欲の高い方が非常に多く在籍していると感じており、このことには入社して非常に驚きました。
このため、事業部からデータ活用に関して相談をいただいたり、あるいは逆に分析推進部から分析提案を持ち込んだりと、事業部とは日々密に連携しながら協働を行っています。
事業部の持つ課題感が解像度高く把握でき、またデータ分析の結果を即座に施策やオペレーションへ反映してもらえる距離の近さは、事業への貢献をとても感じやすい環境だと感じています。

また、データ活用ニーズが高いのは事業部だけに限らず、ともすれば経営陣の方がデータ活用へ意欲的かもしれません。
分析推進部では、経営陣と直接やりとりしながらデータ活用を推進する機会が豊富にあります。
実際、入社1年の私でも社長や役員へ分析報告を行ったことが複数回あり、報告内容を元にその場で意思決定が行われたこともありました。
データ分析の結果がスピーディーかつダイナミックに反映され、スケールの大きな意思決定へ貢献できる点にもやりがいを感じます。

まだまだ語り足りない魅力

入社前の期待とその答え合わせについては前述した通りですが、その他の観点でもマネーフォワードの分析推進部にはたくさんの魅力があると感じています。
せっかくなので、その中でも特にアピールしたいポイントについて語りたいと思います。

分析企画・設計やプロジェクトマネジメントのスキルも身に付けられる

データ分析者と一口に言っても、実態は分析内容が上から降ってきてそれを粛々と遂行しているだけ、というケースは往々にして存在すると思います。
マネーフォワード 分析推進部では、分析企画・設計の段階からPJを任せてもらえ、また分析に加えてプロジェクト推進の役割を担うことも非常に多いです。
そもそも事業戦略の観点を踏まえて何を分析するべきか?から議論に参加でき、かつ分析企画・設計やプロジェクトマネジメントを実践する機会も多いため、データ分析実務に閉じない幅広いスキルが身につけられます。

取り扱うデータが膨大かつ幅広い

マネーフォワードはtoC、toB、BtoBtoCと60以上ものプロダクトやサービスを展開しており、取り扱うデータの範囲が非常に広いです。
一つのプロダクト・サービス内だけでも膨大な量のデータを保有しているので様々な分析ができますが、複数プロダクト・サービスを掛け合わせた分析を行うことでさらに多様な分析が可能です。
膨大かつ幅広いデータを保有していることはデータ分析の更なる可能性に直結するので、データ分析者としてはワクワクする環境です。

MVVCが浸透しており、同じ価値観のもとで建設的な仕事ができる

マネーフォワードではMVVC(Mission, Vision, Values, Culture)と呼ばれる共通の価値観・目指したい世界観を掲げ、社員一同が大切にしています。
入社1年を振り返ると、確かにこのMVVCが広く浸透していることを改めて再認識しました。
特に、ユーザーを第一に考えて前向き・主体的に行動する社員ばかりのため、業務が建設的に進められていることを強く実感しています。

データ分析の現場で言えば、分析結果を報告した時の反応にMVVCの浸透が強く表れていると思います。
データ分析のあるあるだと思うのですが、データ分析の結果は決して耳障りの良いものばかりではなく、場合によっては当初望んでいたものと真逆で受け入れ難い結果が出ることは多くあります。
これまでの経験では、そういった場合に拒絶されて話を聞いてもらえず、なかなか建設的な議論に繋がらないことが多々ありました。

しかし、マネーフォワードではUser Focusの行動指針が広く共有されており、例え当初望まない分析結果が出たとしても、ユーザーのために何をするのが最善か?を常に意識しながら議論が進んでいきます。
また、分析結果を拒絶されるどころか、むしろデータの力で新しい事実が明らかになったことを感謝されることが常で、互いをRespectしあう文化が当たり前のように定着していることも強く感じます。
このように、MVVCが根付いて社員同士で同じ価値観を共有できていることは、仕事のやりやすさとやりがいに強く結びついていると感じています。

自らの志向に応じて幅広いキャリアパスを描くことができる

マネーフォワードでは、一つの事業部・プロダクトに深くコミットしながらデータ活用を推進していく道もあれば、横断組織ならではのスケールの大きいデータ活用に携わる道もあり、自らの志向に応じた幅広いキャリアパスを選択することができます。
前者の例として、特定事業部と兼務という形をとりながら、データ分析の観点から事業企画に深く寄与する役割を担うケースがあります。
後者の例としては、重要経営指標のダッシュボード化PJや、機械学習を活用したマーケティング投資の費用対効果可視化PJといった、部署横断・全社的PJに数多く携わることができます。
一口にデータ分析といっても両者の性質は大きく異なるので、自らの志向をもとにキャリア設計を自由に描ける点は、データ分析者にとって魅力的なポイントなのではないでしょうか。
私自身としては、今後はWebマーケティングを担う部署との連携を強めながら、Webマーケティング領域におけるデータ活用の専門性を追求していきたいと考えています。

終わりに

マネーフォワード 分析推進部での1年間は、私にとって非常に充実したものでした。
データ活用の専門性を発揮しつつ、事業部と密に連携しながら協働できるマネーフォワード 分析推進部は私が求めていた環境そのものであり、この環境に非常に満足しています。
入社1年は充実していてあっという間に過ぎていった感覚なのですが、この先2年、3年と働き続けたときも充実していてあっという間だったと感じられるよう、一層業務に励んでいきたいと思います。
最後に、マネーフォワードでは共に働く仲間を随時募集中ですので、この記事を読んで興味を持っていただけた方はぜひご検討ください!

以上、私の1年間の振り返りでした。
ご覧いただき、ありがとうございました!

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