【九龍妖魔學園紀】プレイ感想 ※腐視点注意
20周年おめでとうございます!!!続編待ってます!!
現在はSteam・Switch・PS4とか様々な媒体で出てるけどなぜか無印のHDリマスターなので、無印に様々な追加要素(新しい仲間、アイテム、依頼人、蝶の迷宮、エピローグ)を加えたre:charge版(PS2)が一番オススメ!
でも手に入りやすさとプレイのしやすさではSteam版・switch版だと思う
なんでre:charge版のリメイクじゃなかったのか大人の事情か
このゲームでおすすめの点はやっぱり他ゲーにはない「感情入力システム」!
キャラとの会話中「愛・喜・友・燃・悲・憂・寒・怒・無視」好きな感情を選んで返答できるから、シリアスな場面で「愛」を選んでいきなり男に告白し出すこともできる
最初はみんな結構嫌がるけどストーリー中盤にもなってくると「はいはいわかったわかった」と慣れた感じになったり「俺もお前のことが…」とか反応が変わってきたりする
歴史
・2004年 PS2 九龍妖魔學園紀(無印) 発売
・2006年 PS2 九龍妖魔學園紀 re:charge 発売
(新しい仲間、アイテム、依頼人、蝶の迷宮、エピローグの追加)
・2020年 Switch 九龍妖魔學園紀 ORIGIN OF ADVENTURE 発売
(無印のHDリマスター、フルボイス化、楽曲リマスター、難易度変更可能)
ストーリーと主な流れ
ざっくりまとめると、呪われた學園に転校してきた凄腕トレジャーハンター(男)が、周りに協力してもらいつつ、モップやチョークを方手に銃をぶっぱなしながら地下遺跡のお宝を目指す話。その流れで呪いによって囚われていたキャラを解放していくため、かなりの数のキャラに矢印を向けられる(老若男女問わず)
午前イベント→昼休み(自由移動)→午後イベント→自室に移動→夜(自由移動)→地下遺跡攻略・ボス撃破→次の話へ
13話構成
1話に1人地下遺跡の門番(ボス)として出てくるキャラがいて、基本そのキャラの呪いを解く(物理で倒す)ことで地下遺跡の先に進める
ボスとして出てくるキャラは大抵辛い過去や問題を抱えており、その問題を解決する力を手に入れるため生徒会と契約し、代償として地下遺跡を守る義務を与えられている
そのため地下遺跡に潜る主人公の前に立ちはだかるが、最終的には敗北し生徒会の呪縛から開放されるついでに主人公の男気に惚れて仲間になる(好感度が高ければ)
自由移動
各所にいるキャラと会話して好感度を上げたり、教室・教員宅・男子寮等に侵入しチョーク・黒板消し・イーゼル・ガソリン・塩酸諸々を地下遺跡攻略のために頂戴することができる
正直トレジャーハンターどころか普通に犯罪なんだけど、次の話では何事もなく補充されてるし警察も呼ばれてないので、備品が盗難にあっただけでは騒ぎにならない超裕福校である
キャラクター
・主人公
デフォルトネームは葉佩 九龍(はばき くろう)
あまりの読みづらさから読み間違いが続出し、プレイヤー間の愛称はハボキ
プロフィールを細かく入力することができるためいわゆるユーザーの数だけ設定が存在する主人公
最後までプレイすると、学校の各所から様々な備品を盗み、老若男女問わず攻略し、歩いているだけで状態異常(失明・骨折)が治る超回復能力を持ち、グロめなモンスター素材で寿司を握るトロ職人という印象に落ち着く
公式が「主人公は特別な≪力≫を持たない」とかいってるけど絶対に嘘
・八千穂 明日香(CV今泉文乃)
元気で明るく人懐っこいおバカ系ヒロイン
テニス部に所属し「いっくよ~~」という明るい掛け声から繰り出されるスマッシュは敵を一瞬にして消し飛ばす威力を持つ超高校生級殺人テニスプレイヤー
監督曰く「一般的女子高生テニスプレイヤーレベル」の腕前
・皆守 甲太郎(CV浜田賢二)
常にアロマパイプをくわえ何事にもやる気がない、やれやれ系苦労人&常識人&相棒ポジ、カレー好き
皆守のクリスマスイベントを見るには好感度を上げるのはもちろん、ヒロイン3人とのイベントをへし折り、5つのフラグをミスなく立てていく必要がある、初見攻略は攻略サイト・攻略本見ないと不可能
その難易度の高さから裏ヒロインと呼ばれている
他クセのあるキャラ多数
システム
感情入力システム
キャラとの会話で「愛・喜・友・燃・悲・憂・寒・怒・無視」9種類の感情を選べるシステム、キャラからの反応も自分が入力した感情によって9種類全部違う
【愛】【嬉】【悲】を選択すると「愛情寄り」
【友】【燃】【怒】を選択すると「友情寄り」
の印象をキャラに与える(大抵の場合)
のでプレイスタイルとして【愛】縛りプレイとかやってる人もいる
相関図システム
キャラからの印象が【愛】寄りか【友】寄りかを確かめる方法として、自由移動時間中にキャラ同士の相関図が見れるシステムがある
上が【友】寄りの感情を選択をし進めていった場合のスクショ
下が【愛】寄りの感情を選択をし進めていった場合のスクショ
お分かりいただけただろうか…特に相棒&裏ヒロインの皆守は嫉妬心が強いので周りへの当たりが強くなる
地下遺跡(ダンジョン)
好きな仲間二人に手伝って貰いながら地下遺跡を踏破することが目的、地下遺跡は1話につき1エリア探索でき、話が進むごとに探索できるエリアが増えていく
地下遺跡は謎を解きつつ進んでいく必要があるが、この謎が古事記モチーフでヒントも各地にあり難しすぎない難易度
なぜ學園の下に地下遺跡があるのか、なぜ逆ピラミッド型なのか、呪いとは何なのか、いろんな謎が解明されていくのが面白いストーリー
戦闘
古き良きターン性シュミレーションバトルなのでアクションが苦手な人でも安心!敵はまあまあ気持ち悪い造形だけど何回も通うことになるのですぐに慣れるはず
敵のいる部屋に入ると強制的に戦闘モードとなり、敵味方共に行動力(AP)を消費しターン制で行動することになる
敵には「弱点属性」と「急所」があり、弱点を突ける武器で攻撃したり、銃で敵の急所を狙うのが基本、
なのだが、
効率プレイをするのであれば行動力(AP)に全振りして、敵に反撃する間も与えず一方的に殴り、そして逃げる
そうAP、APは全てを解決する…
成績表
主人公の名前、誕生日、血液型、身長、体重、出身地、所属する部活動を自由に決めることが可能
各項目は主人公のステータスに様々な影響を与える
身長が高ければ高いほど近接武器の攻撃が上がり、体重が軽ければ軽いほど行動力が高まり、視力は良ければよいほど銃火器の攻撃力が上がる
ということで
身長199cm体重40kg視力2.0
手っ取り早くAPを獲得するにはこれが一番かも
また成績表には主人公の行動によって変化していく「特記事項」という欄もあり、カニ歩きばっかしてると「カニっぽいです」、男キャラに【愛】連打してると「アニキ」となるためいろいろ試してみるのも面白いかも
腐視点の感想&オススメな点(ネタバレあり)
主人公は男固定なので周りの男キャラに【愛】を入力すると最初はかなり引かれたり呆れられたりする、でも段々と照れたり受け入れてくる過程が見ごたえある
いろんな属性のキャラがいるのでハマる人は本当にハマるゲーム
皆守がなぜ裏ヒロインとよばれているのか
・【愛】を選択しても「俺は興味ないぜ」とあしらうくせして、皆守の前で他キャラ(男女問わず)に【愛】を選択すると嫉妬して皆守の好感度が下がる
・とある1枚絵付きのイベントは、ヒロインのフラグをへし折り、とあるキャラの仲間加入条件をへし折り、かつ好感度をめちゃくちゃ上げないと見れない
・1枚絵が15枚もある(ヒロインの八千穂でも10枚)
・爆弾からヒロインか皆守どちらかをかばう選択肢が存在する、相合傘してくれる、一緒に風呂、主人公の目の前で他の男と心中しようとして「俺のこと忘れないでくれ」とかのたまう
・周囲からの反応「……え~と。二人はラブラブ?」「おや、これは失敬。友達だなどと呼ぶのは無粋だったかな?」その他多数、皆守自身も「俺と一緒に寝るか? ベッドから落ちてもしらないぞ?」「そうだな……、俺もお前の事が……」とか言う
・全員に【愛】選択してると嫉妬の鬼になる
エンディング
學園を呪いから解放し皆を救った後、また別の学校で遺跡が発見されたとの知らせを受け主人公は転校していってしまう
まじか…皆の心の支えになって惚れ込ませて無くてはならない存在になってんのに転校とは…そして数年後、トレジャーハンターと一緒に行動するカレー好き男の姿があったとかなんとか…
皆守だけじゃなく薄幸のピアニスト、生意気な後輩、ガスマスク、ビフテキなどアクの強いキャラがいるのできっとお気に入りのキャラが見つかるはず
んな昔のゲームなんてやってらんねーよという人にはこれ
九龍妖魔學園紀シナリオブック上・下
なんとこの本にはストーリーのシナリオだけでなく「愛・喜・友・燃・悲・憂・寒・怒・無視」何を選んだかによって変わる相手の反応がすべて掲載!
怖くてなかなか選択できない「無視」もこの本ならどんな反応が相手から返ってくるのか見れてお得!
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