"楽しい"だけで生きてきた。積み上げてきたものが無い恐ろしさ
"楽しけりゃいいじゃん"
このマインドは最強だと思う。
ただ、履き違えている若者が多いようにも思ってしまう。
それは本当に"楽しい"のだろうか。
"楽"なだけなのではないだろうか。
"楽しけりゃいいじゃん"
そりゃそうだ。完全に同意だ。
ただ、楽しいの感じ方を間違えてしまうと
この歳になって何も積み上げてこなかったことに気づき、詰む。
ここから先、感じたことをそのまま書くが
いかんせん文章がふわっとしている。
もっともらしいことを言ってるけど結局内容薄くね?という文章が続く。
それが"積み上げてきたものが無い"結果なんだと思う。
私は、ついこの間まで29歳独身無職であった。
それが今年7月に遅ればせながらに知人の紹介でOLデビューを果たした。
結論からいうと、ひとつも楽しくはない。
全国のOLたちから顰蹙を買いそうだが
いかんせん、楽しくないのだ。
今まで経験した仕事の中で最も楽しくない。
大学時代はガールズバーから始まり、
夜の世界へ足を踏み入れ大金を手にしてしまった。
(踊る方の)クラブが好きで、クラブで働いた。
大学を卒業してからは某セレクトショップで販売員を経て
某ラグジュアリーブランドに勤務。
アパレルの仕事をしながら夜も働いてたこともあり、お金には困らなかった。
旅行もたくさんした。海外にも行った。
服も死ぬほど買った。体はひとつしかないのに。
ブランドのバッグだって買えた。
今になって思えば忙しくも華々しい毎日を過ごしていた。そんな自分が好きだった。
そんなある日、
何を思ったのかニートに転身。
そしてまた何を思ったのか、OLに転身。
ここに至るまでの選択をしたのは全て自分だ。
でもなぜか、アパレルを辞めてからここに至るまでの経緯に、自身の意思がまったく無いのだ。
これは大問題。
こうなりたい、ああなりたい、こうしたい、ああしたい
その他諸々の願望・欲望がまったく無いままここに至ったのだ。
不思議な感覚。
今にして思えば"好き"という感情の赴くままに行動してきた。
服が好き
ブランド物が好き
おしゃれが好き
旅行が好き
海が好き
浅はかにも見えるが、まぁ20代女性なんてこんなものだろう。
ただ気づいてしまった。
それらを経て、積み上げて来たものが私には無い
好き〜楽しい〜だけで生きてきたので、それについて深く考えたことなんてなかった。
その都度の感情で動いてきたために、人生において一貫性が無いのだ。
良いか悪いかは個人の自由なので一旦置いといて
これは大変危険なことなのではないかと思う。
自分の人生を彩る"好き"や"楽しい"という感情について、なぜそう感じるのか説明が出来ない。
自分の人生の大半を占めるものに対して言語化出来ないというのは自分の人生を語れないのと同義だ。
30年近く生きてきて、その30年を語れないって怖くね?
これだけ長々と文章を書き連ねて、伝えたいことはいっぱいあるはずなのに、内容が薄いって怖くね?
"楽しい"と"楽をする"を履き違えると大変なことになるし
"楽をする"と"逃げる"を履き違えると
もっと大変なことになる。
別に楽することも逃げることも悪いことではないそれらを糧にして次に繋がるようであれば、むしろ全然よい。
それは目的のための手段として成立するから。
もし楽したい、逃げ出したいと思った時
それが今後の自分の人生にどう影響するのか考えてほしい。
自分の目指しているところに対して
自分が今現在起こしている行動は
辻褄が合っているのか、今一度考えてほしい。
と、数年前の自分に届けたい。