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自己紹介とAround35の危機 〜アラミコクライシス〜とは / はじめてのnote
はじめまして。壇上の人(だんじょう の ひと) と申します。
35歳前後=Around35、略して「アラミコ」です。(ちょっと調べた限りは見当たらない言葉でした)
なぜ書くのか?
自己紹介
私は現在、
仕事はそれなりに責任ある立場を任され、
それに見合った十分な給料をいただき、
パートナーとともに子を育てながら、
趣味(音楽)にもそれなりにリソースを使うし、
家の外にもいくつかコミュニティがあり、
家を買って可愛い犬も飼っている、
(従前の)価値観で言えば、「人生でもうやるべきことはなく、あとは働いて子育て頑張ってね」のステージにいます。
また、人柄としては、
自己肯定感が高く、
やりさえすれば何でも卒なくこなし、
コミュニケーション能力もそれなりにあり、
偏屈なところも笑ってくれる家族と友人たちに恵まれているような、
外形的には、それなりに順風満帆に見えるだろう人生を歩んできました。
一通りのTo do を終えてしまった
しかしながら、アラミコの今、漠然とした寂寥感を抱えています。
どうやら私は、これまで無自覚に、あるいは自覚的に持ち続けてきた「若さゆえの万能感」を失いかけているようです。
つまり、(従前の)社会通念上「これをやっておけばもう良いでしょう」という To Do を片付けてしまったのです。
さらに、子が生まれたことにより、加速度的に「もう君の役目は終わったよ、主人公の場は次世代に譲りましょう」という私の内外からの呪文が私を襲い続け、スポットライトがどんどん当たらなくなっていく実感があるのです。
この寂寥感を定義したい
もちろん、同世代の皆様、お歴々の諸先輩方にも、そういう感覚はあっただろうと拝察します。子の有無や、先述のような仕事・趣味・家庭の環境は、どれも一要因でしかありません。
しかし、どうにもこうした感覚を形容する言葉が定義されていないようで、またその感覚を得るに至る過程に触れる機会もありませんでしたので、少々面食らっているのです。心の準備をする時間がなかったといいますか。
これはミッドライフクライシスに近いのかもしれないと思いましたが、どうやらそれはもう少し上の世代に多く、NHKのまとめを見てもしっくり来ません。
ですので、私なりに「アラミコクライシス」と名付けた上で、その定義や、この感覚を得るに至る経緯、そしてそれに直面して何を感じているのか、を記録していこうと思います。
時には、私の偏屈ゆえの徒然なるnoteも書くかもしれませんが、それも危機ゆえのものとして、どうかお許しください。
Why 「壇上の人」?
最後に、なぜ「壇上の人」なのか、ご説明しようと思います。
これは私の大好きなロックバンド、king gnu のアルバム「CEREMONY」に収録されている『壇上』という歌から拝借しました。
かの有名な『白日』と同じアルバムですが、私はこの『壇上』で一目惚れし、今はファンクラブの一員としてライブに足を運ぶほどになりました。
この歌は、以下の歌い出しから始まります。
「叶いやしない願いばかりが積もっていく大人になったんだな」
Vo. 常田さんの切ない歌声と相まって、初めて聞いた時はその場で涙を堪えるのが大変でした。
これはまさに、今の私の思いとも一致していますし、アラミコクライシスの一要素だと考えています。
こうしたことも、いつかお話しできればと思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。