初めての審判

みなさんはある日突然愛する子供が家から居なくなったらどうしますか?

何日も呆然としますか?相手方の家にいきますか?知り合いに相談しますか?

貴方の選択肢が勝敗を決めてしまうほど子の引渡し審判とは厳しい戦いになります。

(本文)

1回目の審問が始まった。

まずは相手方の答弁書が僕に提出された。

希望の婚姻費 10万 (はぁ?)

希望の面会交流 なし (え?)

おいおい!ちょっと待てと!なんで子供との関係は凄く良好なのに面会交流が なし なんだ?と怒りを通り越して呆れて笑えてきました。

そもそも私は有責配偶者ではありません。不貞を働いたわけでもなく、毎日娘とテニスを頑張っていた普通の父親です。

では何故離婚問題になるのか?もちろん娘とのテニスの練習ばかりでしたので嫁とはどうしても愛情表現の不足はありました。しかしそれは双方であって僕だけの責任ではないと思っています。嫁に関しても夜はお風呂に入らなかったり清潔でない部分を見せるようになってから引いてきたのも事実でした。

このように離婚は双方に問題はあったにも拘らずに面会交流0日と突きつけてきたのです。

「これは負けたら大変な事になる」

凄く嫌な事が起こりそうな雰囲気に立ち込められました。

その日の審問で面会交流0日に対して酷すぎると主張しました。

子供はパパっ子でパパが大好きなんです!今から先会わせないなんてこんなバカな話はない。 

しかし調査官は

「10歳以下の子の意思は実はそこまで重要視されない」

では俺がテニスを教えてきた4年間はなんだったのか?

娘達が産まれて今まで注いだ愛情はなんだったのか?

こんな卑劣な嫁に負けてたまるか…僕は裁判官に娘達に対する熱い想いをぶつけました、その時です。

「裁判官は次の予定があるので今日は終わります」

え?まだ開始して1時間足らずだよ?僕で30分、相手30分、それで終わり?

そうなのです子の引渡し審判はおよそ1時間程度で終了するのです。

こんな状態で親権に勝てるのか…?

僕の前には闇が広がり1回目の審問を終えた…






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