アルツハイマーについて、次回の漢方につなぐ
漢方についての問い合わせが多いため、今回と次回では漢方や東洋医学的な記事を書きます!
そのなかでのアルツハイマーについてです。
なお、ちょっと専門用語が多くなります。
アルツハイマーとは
ベータアミロイドが原因である、脳の血流でなる、
等、色々取り沙汰されていますが、診断を受けた後、物質的原因を取り除いた所で治らないと言われています。
問題なのは脳の機能低下(認知機能や思考能力の低下)
で今まで通りの生活を送れなくなる事です。
周りや家族に迷惑をかけたくない。
元気で過ごしてポックリが希望。
そんな風に過ごすなら普段からの養生が大切で病気になって慌てるのは遅いです。
現在の医学では脳の落ちた機能は回復しません。
では、どうするか?
結論としては予防するしかないです。ならない様にしましょう。
その為の漢方的な考え方を紹介します。
漢方で考えるアルツハイマーの原因
ここでは代表的な2種類の原因をお話しします。
①瘀血が原因のアルツハイマー
極めて簡単に言ってしまうと血の巡りが悪くなってアルツハイマーになるという事です。
※瘀血というのは漢方の専門用語で体に流れている血液が巡ってない状態の事を言います。
体に血液が巡らないとどうなるでしょうか?
結論を言いますと、脳に栄養、酸素がいかなくなり、老廃物を外に出せなくなります。
細胞を作るにはそれ相応の栄養や酸素が必要ですし、壊された細胞は老廃物となり体の外に出さないといけません。
瘀血の状態になると栄養、酸素が必要な分供給されず、老廃物は残ったままになってしまいます。
その状態は脳にとって良い状態でしょうか?
少なくとも栄養、酸素が行き渡らない状態は悪いはずです。
脳細胞も元気になれません。脳細胞の元気がなくなり、機能が落ちていきます。
機能が落ちれば認知症にもなるでしょう。
因みに瘀血の方は、冷え性、アトピー、肩こり、腰痛、慢性頭痛、偏頭痛、自己免疫疾患、糖尿病、脂質異常症の方が多いです。
むしろ瘀血が原因かもしれません。
②腎虚が原因のアルツハイマー
老化が原因のアルツハイマーと言っても良いと思います。
そもそも腎とは何か?
漢方で考える腎はかなり多くの意味を含んでおり、現代医学的な腎臓の意味と生命力や精力、骨、脳、聴力、ホルモン系、老化等様々な言い方ができます。
女性を例に見てみますと14歳で生理が始まり(現代は栄養状態が良いのでもっと早いですが)28歳が女性としてのピークで子孫を残す力が一番強い状態です。
その後は腎の力は落ちていき、49歳で閉経を迎え、さらに腎の力が落ちていき無くなったら、天寿を全うするというのが漢方で言われる人間の一生です。
腎虚とは腎の力が少なく、生命力が少ない状態、老化している状態と考えています。
歳をとると認知機能は落ちてきます。腎の力=脳の力です。
脳の中のベータアミロイドの量が多くてもしっかりしている人もいるでしょうし、全くなくても認知機能が落ちている人もいるはずです。
個人差があるのは、腎の力の差ではないでしょうか?
因みに腎虚の人は、骨粗しょう症、腰痛、肥満、元気不足、老眼、白内障、物忘れ、夜間頻尿、若い方だったら不妊症、習慣性流産やEDなどが多いです。
さて、思ったより長文になったので、今日はここで終わり
次回の投稿では
漢方的な治療と、予防について書きたいと思います
ここまで、読んでくれた人は、ぜひ次回の記事を読んでくださいね!
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