シンガポール航空搭乗記

シンガポール航空に初めて乗ったのでその記録。
今回は関空~シンガポールのSQ619とSQ618を利用。

機内に入るともうそこはシンガポールである。日本語の案内などされない。
最近は外資系航空会社でも日本語での対応を増やしているところが多いのでこれは意外だった。
移民の多いシンガポールならではの考え方なのかもしれない。
そもそもシンガポールは英語だけでなく中国語なども公用語なので、日本語対応するんだったら中国語やマレー語まで対応しないといけなくなるのでだったら英語統一にしようということなのではなかろうか。
とはいえ日本人CAが1人ビジネス担当として乗務していたので最低限のアナウンスは日本語でも流れた。

CAは年齢から性別まで多様でおじさんも何人か居たのがさすがだなと感じた。
CAは女性という固定観念がある日本じゃまだまだありえない。

シンガポール航空はベルトサインで離着陸の合図をしないようで、全て機長が口頭で案内していた。この案内は基本日本語では案内していなかった。

機材は787-10。
ANAは781と略している機体だ。シンガポール航空は略さないのでそのまま787-10と書いているが大抵の場合は78Xと略される。
ちなみに78Xはシンガポール航空がローンチカスタマーである。
日本路線は稀に359も来るが東京路線以外は78Xだ。

シートピッチは普通のエコノミーといった感じで特に不満は無い。
ただフットレストは無い。
ANAの788にはフットレストがあるので結構楽だったのだが…

USBは出力もそこそこで安定していて普通に充電用として使えた。
ANAはモニターから出ているUSBなので充電するには出力が足りずといった感じだった。
ドリンクホルダーが別で付いているのは狭いエコノミーには結構便利だった。

SQ619の昼食

機内食に結構驚いたのだが、思っていたよりしょぼい。
シンガポール航空は航空会社格付けランキングで毎年1位を争うような会社なのにこんなもんなのだなと感じた。
味は日本の工場なので特に問題無いのだがメニューを考えるのはシンガポール航空側のはずである。
ANAの機内食のクオリティが高すぎるのかもしれないが、それを想像していたのでちょっと拍子抜けした。

ここからは帰り

盛り付けが酷いがチャンギ空港でシンガポール航空が運営しているクリスフライヤーゴールドラウンジの食事。
中華系料理が多くシンガポールっぽい感じだった。ラクサもあった。
サンドイッチやポテトチップスなどもあったので軽く食べることもできる。

ラウンジは結構広く混雑することもなかった。
かなり開放的な空間だったが、1人で集中して作業ができるようなスペースもあった。
清掃スタッフが常に巡回しており、食べ終わった食器などは即座に回収してくれた。この素早い清掃はラウンジのサービスというよりシンガポールの文化だからかもしれない。

ちなみにラウンジ内にはシャワールームが3つありラウンジ利用者は無料で利用できる。
シャンプー、ボディソープは完備で歯ブラシもある。
タオルももちろん備え付けで使える。
毎回清掃が入るので綺麗な状態で利用できる。
満室の場合はベルを渡されるのでそれを持ってラウンジ内で待っていれば良い楽な運用だった。

シンガポール発の機内食もこんな感じでなんともジャンキーでしょぼい感じだった。
ちなみにこれで朝食である。
朝から重すぎて完食はできなかった。

朝食時には全員強制起床させられリクライニングを戻すように言われていた。
これはある意味良いかもしれない。
機内食のロスも減らせるし、リクライニングのせいで後ろの人が食べにくいということもない。
そもそもANAやJALが日本人特有の気遣いをしすぎで寝ている人は放置というのが異常なのかもしれない。

そんな感じでCAのサービスはかなり良かったのでそこがランキング上位の理由なのかなとも思った。
ANAはまだまだ世界的に見ると知名度は低いので3位までに留まっているのも納得なのかもしれない。
知名度が上がってANAの機内食がたくさんの人に評価されるようになればとも思うが、CAのサービスが正直微妙なのでそこも上げていかないと1位になれる日はまだまだ来ないのかなとも思う。

青組ではあるが贔屓無しにしてもやっぱり機内食が全然違うので私としてはANAに軍配を上げる。

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