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【書評・感想】自分の時間 1日24時間でどう生きるか 著者:アーノルド・ベネット 訳:渡部 昇一

この本は、時間の大切さ、時間の使い方を中心に、人生をどう生きるかについて描かれている本です。私自身、お金の大切さについてはよく考えることはあったのですが、時間の大切さについては、あまり深く考えたことはありませんでした。時間の使い方、大切さについて考えるきっかけになった一冊です。

【概要】

この本は、第1章から第12章までの構成で書かれている作品です。全体としての分量もそれほど多くはないため、2〜4時間で読み終えることができると思います。内容については、時間の大切さを中心に、人生をよりよく暮らしていくための考え方やヒントが書かれており大変参考になる本でした。

【私が印象に残ったポイント】

以下に私が印象に残ったポイントを記載します。

″朝の時間を有効に!″


仕事以外の何かをやるという点に関しては、朝の1時間は夜の2時間に匹敵するのだ。(アーノルド・ベネット、自分の時間 1日24時間どう生きるか、 2016)
バランスのとれた賢明な1日を過ごせるかどうかは、ふだんとは違う時間に、たった一杯のお茶を飲めるかどうかにかかっているかもしれないのだ。(アーノルド・ベネット、自分の時間 1日24時間どう生きるか、2016)

朝の1時間は、通常の時間の2倍の価値がある。
この本に限らず、早寝早起きの習慣を身につけることの大切さについて書かれている本はたくさんあります。

色んな本で書かれているということはとても大事なことなんだなとつくづく思います。

朝は脳がスッキリしている状態なので、仕事にしても勉強にしても通常より捗ることを実感してる方も多いと思います。
朝早く起きて、時間を有効に活用しようと再認識しました。(朝早く起きるのは辛いですけど笑)

また、今の時代は、電気ケトルですぐにお湯を沸かせるので、自分の好きな温かい飲み物を、毎朝飲むのを日課にするのもいいかもしれませんね。ちなみに、私は、最近紅茶にハマっているので、それを飲んでみようと思います。


”時間を有効に活用することの大切さ”


1日の3分の2の時間を、単に3分の1を占める勤務時間に付随している時間に過ぎないとしてしまうなら、完全に充実した1日を過ごすことなど、どうやって望めようか。望めるわけがない。(アーノルド・ベネット、自分の時間 1日24時間どう生きるか、2016)

この言葉から、私は、今まで仕事がある日は、仕事のことしか考えることができず、あまり有効に時間を利用できていなかったんだな、と認識させられました。

仕事がある日は、仕事をメインで過ごすことは間違っていないとは思います。それでも、効率よく仕事を進めて早く帰り、自分の時間を持つことの大切さを感じた言葉でした。

私は、読書やプロ野球観戦、スポーツをすることが好きなので、自分の好きなことをするための時間を確保しようと改めて思いました。ちなみに、プロ野球で応援している球団は、オリックスです。(笑)


”精神の向上につながることに継続して取り組む”


ひと晩おきに1時間半、何か精神の向上になるような意義のあることを、継続してやってみてはどうだろうかとういうことである。(アーノルド・ベネット、自分の時間 1日24時間どう生きるか、2016)

仕事が終わった後、疲れてはいますが、読書、資格の勉強などに時間を使おうと思いました。

継続は力なりという言葉があるように、何事においてもコツコツと努力を積み重ねていくことが大切なんだと思います。

読書や勉強など、コツコツと積み重ねていくことで、自分の考え方や価値観を豊かにしたり、自分の能力を伸ばすことができるかもしれません。

継続してやり続けることは、大変ですが、自分自身のためになると思って、少しでも続けていけたらと思います。

”自分の生活信条を持つ”


自分の行動が自分の生活信条と一致していない人生というのは、無意味な人生だということなのである。(アーノルド・ベネット、自分の時間 1日24時間どう生きるか、2016)

自分の生活信条を持つ。

自分の中で大切な価値観や考え方を持つのは大切だと思いました。

自分の生活信条を決めて、それに従って行動する。

私の場合ですと、今は、常に感謝の気持ち持って行動する、誠実な行動を心掛ける、自分の気持ちに素直に生きるとかを心の隅において、生活するようにはしています。(結構忘れてますけど(笑))。

そして、自分の価値観や考え方を決めつつ、定期的に見直すことの大切さをベネットは本書の中で述べています。

定期的に見直す方法としては、本を読むことが一例として挙げられています。この本の中で紹介されている著者は、マルクス・アウレリウスやエピクテトスです。

また、本を読むことだけではなく、1日の中で自分をしっかり見つめることの大切さも書かれています。


”読書したことをまとめることが大事”


自分が読んだものについて、少なくとも45分くらいかけて、注意深く、しんどくなるくらいに反芻してみないなら(最初のうちはおそろしく退屈なものだが)、せっかくの夜の90分も無駄に費やされたのだといっても過言ではあるまい。(アーノルド・ベネット、自分の時間 1日24時間どう生きるか、2016)
読書は要するに、どんどん先へ読み進めてはいけないのである。(アーノルド・ベネット、自分の時間 1日24時間どう生きるか、2016)

私は、読書しただけで満足し、読んだ本の感想やまとめをすることなく、終えることが多くあります。

やはり、読んだ本をまとめることや、感想を書くことなど、自分の頭を使うことが大切なんだと感じた言葉でした。

自分のノートに感想をまとめたり、読んだ本の感想などをこれからもnoteに投稿していけたらなと思います。

【まとめ】


この本は、読みやすく、分量もそれほど多くはないため、サクッと読み終えることができると思います。時間の大切さなどを中心に、多くのことを学べるので、興味があったらぜひ読んで観てください。

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