「ハリー・ポッターと呪いの子」8月14日マチネ 感想
15日に書くと記したのに、今日は17日。
予定より大幅に遅れてしまいました。
魔法の凄いシーンやディメンターの出現シーン、「あの御方」の登場など見どころはありました。
ただ、ストーリーを振り返ると、一幕終盤から走り出して、二幕は突っ走る感じでしょうか。
ここから先はネタバレを含みますので、これから舞台観劇などを楽しみにしている方は読まないで下さいネ m(__)m
一幕の前半はハリーの息子が問題児であること、それも偉大なハリーの息子であるがゆえの・・・・・というような描写が続きます。
見ていて、ちょっとしんどいです。
アルバスは依怙地だし、ハリーは気位高いし・・・・・
そこにドラコ・マルフォイの息子スコーピウスも加わって、複雑な人間模様を見せます。
解決しない問題は全てがタイムターナーを巡る事件を引き起こす伏線となっているわけですが・・・・・・
マルフォイが学校でずっと孤独だったという描写ですが、私が見た範囲の映画ではそうは見えなかったのに・・・・という疑問。
あの後、何があってドラコがそう感じる境遇になったのか分かりませんが。
セドリックを巡る描写も、この舞台の範囲では分かりますが、本当にどんなことが起こったのでしょうね。
セドリックの父親の願いを聞き届け、自分が未来を変えて見せよう、父であるハリーの過ちを正してみせようというのが、コンプレックスに押し潰されそうなアルバスの見出した解決方法。
そのため魔法省が秘匿している「タイムターナー」を盗み出し、ハリーとセドリックが同着になった魔法競技会の運命を変えようとするのです。
想像するとおり、運命を変えた波紋は大きくて、2回のタイムトラベルの結果は大きな変化をもたらします。
先日、別の機会に見に行った人と話したのですが、その方は「一幕最後のディメンターの場面までは盛り上がったけど、あとは盛り上がりに欠けた」という感想。
確かに魔法対決とかは、舞台でリアルに見えるように工夫を重ねてあるのでしょうが、それほど年寄りには面白くなかったです。
でも、年代が違えばどうだったのでしょうね・・・・・・必要な場面だし。
個人的にはタイムパラドックスの解決に向けた行動(回収方法)のほうが物語的には興味深かったし、気が付かないところで上手く伏線張ってあったのかぁ(見え見えみたいに言う人もいますが、私は全く気づきませんでした)、と感心しました。
もっとも、細工するために「毛布を奪って返す」という困難があり、そこは描かずに済ませていますけれど。
あの御方が登場して愛する人に危害を加えるのを「歴史を変えないために見守るしかない」という場面が・・・・・愛するがゆえにというか、なんというか、心に迫ってジンときました。
と言う訳で、個人的には大満足で、もう一回言っても良いか、と思えるくらい。
あと、ちゃんと原作を読もうかとも考えています。