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名探偵ポアロ ベネチアの亡霊 9月17日
遅くなりましたが、映画鑑賞後の感想です。
ネタバレを含みますので、これから映画を観る予定がある人は読まないで下さいネ。
あと、原作の「ハロウィーン・パーティ」を読んでいるから大丈夫という人も、読まない方がいいです。
原作とは大分違いますから。
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原作ではイギリスのハロウィーン・パーティー会場で起こった事件で、たまたま居合わせたミステリー小説家が知り合いであるエルキュール・ポアロに依頼するという設定です。
ところが、題名からお分かりの通り、舞台はベネチアです。
ナイル殺人事件から十数年を経過して、ポアロは隠遁生活を送っています。
屈強な元警察官のボディー・ガードがいて、ポアロに依頼したがって近づいて来ようとする人を寄せ付けません。
ところがある日「リンゴを見せれば分かるはず」という人が訪ねてきます。
それがミステリー作家なのですが・・・・・リンゴ好きは共通でも名前も違っているんですよねw
しかも演じるのが美人女優のティナ・フェイ女史。
ティナ・フェイ女史は私が見た数少ないアカデミー賞のプレゼンターをしていた記憶なのですが、プロデューサーや脚本まで手がける才媛です。
若い頃に暴漢により顔面に刺傷を被るというハンデを負っていますが、美貌は輝くばかり。
個人的には「30ROCK」というシリーズのDVDを所有していますが(アレック・ボールドウィンも出演)、今はアマプラで見られるはず。
さて、そのティナ・フェイ演じるミステリー作家が「本物の霊媒師を見せてあげる。私が見抜けないんだから、世界で私の次に頭の良いあなたが見抜けなければ正真正銘の本物よ」とパーティー後の降霊会へポアロを連れ出しに来るのです
原作ではパーティーでの殺人事件の犯人を捜していくので、だいぶ違う展開です。
![](https://assets.st-note.com/img/1695173442667-M9M8A5BF2M.jpg?width=1200)
まだ原作とされる「ハロウィーン・パーティ」を読み終わっていないのでなんとも言えませんが、もしかすると原作で少女が殺される切っ掛けになった「わたし殺人を見たことがある」というものが、映画の大元の何年も前に起きた事件の手口(ハチミツ)を指しているのかも知れません。
映画での謎解きとなると、これは推理する暇もなく(と言うよりもホラー仕掛けに驚いているうちに、急にポアロが正気を取り戻し)文字通りにササッと解決してしまうのです。
「オリエント急行殺人事件」と「ナイル殺人事件」は昔の映画が有名すぎて、今回こそは自力で謎解きして見せようと意気込んではみたのにぃw
なんて言いながら、なかなか面白い映画でしたし、原作をこれから読む楽しみも損なわれることなくて、いい映画経験でしたヽ(^。^)丿