充実した断酒後の生活
断酒21年のヨウスケです。
断酒後初めて見つかった仕事も半年で辞めることになり、気持ちも落ち着いてきた頃に派遣社員として物流関係の仕事に行くことになりました。
すっきりしない退職であった直前の職場ですが、在職中に大好きだった祖母が90歳で亡くなりました。
飲んでいた頃はお金が無くなると祖母のところに行って小遣いを貰い、酒代に変えていました。今思い返しても情けなく、祖母に対して申し訳ない気持ちでいっばいです。
祖母も私の酒癖を心配してくれていましたが、きっちり断酒して仕事もちゃんと行っている状態で、祖母を見送ることができた事は良かったと思っています。
その派遣社員といて仕事に出る時期に通信教育でメンタルケア系のカウンセラーの資格を取る勉強を始めました。
この時期はとても充実していました。
ずっと乗っていなかったバイクにも再び乗ることになり、行動範囲も広がりました。
朝5時起きで2時間ほど勉強をして仕事に出かけ、帰宅して食事をしてまた勉強。9時には就寝という非常に健康的な生活を送っていました。
アルコールやギャンブル、アルバイト三昧の大学生活で、大学も中退した私にとって、仕事をしながら勉強をやり直すという生活はとても新鮮で有意義でした。
カウンセラーの資格を取って、その後どうするのか、先のことも全く考えていませんでしたが、一から勉強をやり直したいという気持ちがあり、興味関心のあるカウンセリングの勉強をした経験はその後の私にとってプラスになったと思っています。
ところで、その頃に2度目の禁煙にチャレンジして3日で挫折しています(笑)。
歯医者でニコチンパッチを処方してもらっていましたが、3日目の仕事中に限界に達して、休憩時間にタバコ屋に走ってセブンスターとライターを買いました。
もうタバコまで止めるのは無理
そう思って、その後、約10年間タバコは吸い続けていました。
そこの派遣先は半年の契約で、契約が切れる頃にはありがたいことに派遣先からの勧誘もありました。
しかし、前後して学生時代アルバイトをしていたホテルの方から仕事の打診があり、ホテルの方に戻ることになりました。
約15年ぶりに蝶ネクタイをすることになるとは...
しかも今度はシラフで。
果たして仕事を覚えているのか?
何よりも飲まずにおれるのだろうか?
不安もありましたが、やはりあのホテルの仕事が好きでした。
自分を育ててくれたあのホテルに今度はシラフで恩返しできたら…
そんな気持ちで行くことになりました。