自動調理鍋「ホットクック」調理500回おめでとうございます!
2019年3月にホットクックを買って、ちょうど2年が経ちました。先日、いつも通りに調理開始ボタンを押したら、パラパラパーンと聞きなれない音楽が流れて「調理500回おめでとう!これからもいっぱい作ってね!」みたいなことを言ってくれました。730日で500回とすると、かなり高頻度ですね。
まだまだ自動調理鍋の良さが世間には知られておらず、どんなところが便利なんですか? とかよく聞かれるので、ちょっとメモを残しておこう。
煮込まなくていい
ホットクックは自動調理鍋なので、煮込むのを自動でやってくれます。だからホットクックを使うときにすることは、基本的には食材を切ることだけです。食材を切って、調味料を入れて、スタートすればいいです。煮込むところは自動でやってくれます。
それだけ? 煮込むのは確かに面倒かもしれないけど、でもガスコンロだって鍋の前に張り付いてるわけじゃなくて基本放置してるし、わざわざ高いお金出して買うほどのメリットなのかな? とよく聞かれます。
そう、確かに料理の中でも食材を切るのはかなり面倒な工程。煮込むまで行けば8割終わったような感じがします。その最後の2割が自動になることにメリットがどれだけあるのか?
時間の制約からの解放
普通、夕飯を作るのは夕方です。だから夕方に食材を切るところから始まります。鍋で煮込むのも含めて、テキパキやっても30分くらいは取られます。でも夕方は忙しい。
ホットクックは予約調理とか保温とかできるので、夕飯に合わせて夕方に料理をする必要がなくなります。朝でも、夜でも、自分の都合に合わせて食材を切っておけば、あとはスイッチオンで夕飯時に夕飯ができあがるんです。食べる前に作るという料理の時間の制約がなくなります。これはとても便利です。
スイッチオンだけなら、料理の分からない男・子供にも可能です。火を使わないので心配も少ないです。冷蔵保存したごはんをレンジでチンして食べてもらうのもいいですが、できたての鍋料理を食べてもらえる方が、なんとなく気分がいいです。
美味しい
これはとても重要なことですが、できた料理はとても美味しいです。自動調理鍋という呼び方は本質的ではない気がしていて、「全自動で火加減調節してくれる圧力鍋」みたいなやつです。圧力鍋って使えば美味しいけどめっちゃ面倒じゃないですか。あれを自動でやってくれるんです。すごい。
圧力かけるから鶏肉も柔らかくなるし、豚の角煮とかも作れるし、とにかく美味しいです。調味料は指定されたとおりに入れれば大丈夫。特に水の量が大事で、きちんと指定された水の量を入れましょう。だいたい少なすぎて不安になりますが、気付いたらちゃんとできてるのですごい。
温泉卵とかゆで卵もいい感じに作ってくれるし、ほうれん草の下茹でとかも適当にやってくれる。普通の鍋としても便利。火加減とか見なくていいから作業が減って楽です。
よくしゃべる
これはメリットではないですが、よくしゃべります。音声は消せないらしくて、意外と自己主張の強い子です。「ぐつぐつ、ことこと、作ってますよ! 美味しくできるのを待っていてくださいね!」とか謎のアピールをしてくる。それいる? ってよく思う。
インターネットにつながってるので、たまにキャンペーンの宣伝とかしてくる。最初に書いた通り、100回記念とかたまにお祝いもしてくれる。この前作った料理、☆いくつでしたか? とかフィードバックを求めてくることもある。かなり主張が強い。
「この前作ったゆで卵、☆いくつでしたか」じゃないんだよ! ゆで卵に☆とかつけないだろ! その次に作ったビーフカレーの評価とか聞いてくれよ! でも黄身がトロっとしていてとても美味しかったよ! ☆3つだよ!
デメリット:炒めるのが苦手
圧力鍋なので、煮込むのはとにかく上手いのですが、炒めるとかは全然ダメです。回鍋肉とかもレシピにはあるんですが、煮込み回鍋肉になってしまうので、あの中華屋さんの炒めたキャベツの感じは出せません。炒め物を食べたいときは素直にフライパンを使いましょう。
でも、もう普通に料理するのが面倒な体質になるので、フライパンを出すのが面倒なのです。そうすると、毎日が煮込み料理になってしまうのです。ちょっとさすがにバリエーションに限界が訪れます。炒め物が食べたくなります。揚げ物もの食べたくなります。このジレンマ。デメリット以外の何物でもありません。
デメリット:場所を取る
うちでは2~4人用の中型サイズを使っていますが、本体サイズは幅37cmとそれなりの大きさだし、電源もいるし、キッチンに常設するとなると、それなりの覚悟がいります。鍋は普通は棚とかにしまっていると思うので、常設鍋というのは既存のキッチンにはなかなかハードルが高いです。
そこはね。もう頑張るしかない。毎回しまって出して、とか考えられない。常設ですよ常設。絶対。
そんな感じで、料理の下手な私でも美味しいカレーが簡単に食べられるので、とても良いと思います。皆さんも気軽に財布を緩めて買いましょう。
オススメレシピ
最近買った人から、よくオススメレシピを聞かれるのでメモ。
基本的にオススメもクソもありません。全部おいしい。とにかくいろんなものを作るのがいいです。毎日使う。炒め物が食べたいとき以外は毎回使う。そうやって楽をするのが一番いい使い方だと思います。
はじめて食べて感動するのは無水調理系です。82 ラタトゥイユ、7 チキンと野菜のカレーなどはとても良かったです。
毎日の料理では、一品小物を手軽にプラスできるのが嬉しくて、14 ひじきの煮物、31 切り干し大根、15 きんぴらなどをよく作ります。
時間があるときは、圧力鍋特性を活かして68 豚の角煮、46 スペアリブの煮込みなどがっつり作るのもいいでしょう。
意外と感動的なのが108 温泉卵、95 ゆで卵です。すごくいい火加減で美味しい卵ができます。ほかにも103 ほうれん草、102 ブロッコリーとかの下茹でも手軽にできてオススメです。