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ハイクラスのホテルに求めるもの

この記事は「私の発見」というアドベントカレンダー用の12月9日の記事です。そう、私の誕生日ですね。おめでとうございます。

ということで私が「ハイクラスホテルに求めるもの」について今年発見したことを書いていこうと思います。


ANAインターコンチネンタル東京

4年前、以下のようなnoteを書きました。ちょっと自分には分不相応な高級ホテルに泊まってみたら、庶民の私は全然落ち着かなくて笑っちゃった、みたいなお話です。

それからも、ちょっと背伸びをしていろんな高級ホテルに泊まるのが楽しくなって、毎年どこか新しいホテルをひとつ開拓する、というのを繰り返してきました。

杉乃井ホテル

こちらは大分県にあったファミリー向けのホテル。夕食のビュッフェがとにかくすごかった。高級料理とかになると子供には食べにくいものも多くなりますが、ここは子供が喜ぶような方向性のちょっと高級な料理を、テーマパークのような雰囲気の中で提供する、エンターテイメントとしてのファミリーレストランの究極系みたいな場所でした。もう、食べ物を探し回るだけでワクワクするの。そう、庶民の私が求めるハイクラスってこういうやつ、って感じ。

ワールドダイニング シーダパレス

他にもいたるところにイルミネーションがあったり、ナイトプールに子連れで入れるというのも感動的でした。当時保育園児だった娘を連れて22時のナイトプールに入れるなんて、そうそうできる経験じゃなかったですからね。

噴水ショー アクアガーデン

ブセナテラス

沖縄でも随一のリゾートホテルとして知られるブセナ。広くて開放的な館内で南国の雰囲気を味わえます。まだ海には入れない季節でしたが、プールも良かったし、バイキングも素敵でした。観光地ということもあって、子連れでも問題ない雰囲気でとても過ごしやすかったです。

龍宮城ホテル三日月 富士見亭

千葉県の木更津にあるファミリー向けのハイクラスホテル。富士見亭よりも龍宮亭の方がさらにファミリー向けですが、まぁそんなに大きくは変わらないと思います。

敷地内には立派なプールがあり、バイキングのメニューも豊富。特に蜂の巣から直接とったハチミツが美味しすぎてヤバかった。杉乃井ホテルとコンセプトは近いですが、逆に娘たちが大きくなってきたのもあり、ちょっとファミリーに寄せすぎたかな、という印象も。

湯けむりの宿 雪の花

こちらは和風の老舗旅館系。お部屋にもひのき風呂がついていたり、お料理も上品な会席料理で、ゆったりと過ごせました。子供たちは、浴衣の種類が豊富で選べるとか、お部屋にコーヒーミルが置いてあるとか、そういう細々としたところに喜んでいましたね。

ホテル川久

そして今年泊ったのはこちら、和歌山県の南紀白浜温泉にある高級ホテル。こちらは、とにかくバブル絶頂期に建てられたんだろうな、という方向性の高級感でびっくりしました。いまどきこんなコンセプト存在しない。

エントランスは天井一面が22.5金の金箔で覆われているとか、柱も1本1億円のものが24本並んでいるとか、謎の美術品とか高級なピアノとかがたくさん展示してあるとか、それらを紹介する館内ツアーが開催されてるとか。ひたすらお金をかけて高級なものを並べました、という贅の尽くし方。

料理も美味しいし、お部屋もクッソ広かったし、すごく成金趣味を味わえる感じのリゾートホテルで楽しかったです。

私の発見

上記のホテルは、どこもだいたい同じくらいの値段帯です。家族4人で1泊10~15万円くらいのイメージ。世の中にはもっと高いホテルだってたくさんありますけど、私の背伸び感としてはこれくらいが妥当かなぁ、と。

ただ、同じ値段帯でも提供されるサービスの方向性は全然違って、それぞれに良さがあり、自分とマッチしたかどうかも異なります。

私は、基本的に目新しいものが大好きです。ホテル川久は本当に良かったです。こんなタイプのリゾートホテル見たことない!と感動しました。娘たちは、とにかく部屋の広さを重視しています。なんでかは知りませんが、広い部屋でのびのびと過ごすのが大好きらしいです。妻は水回りの綺麗さとビュッフェでどんなオムレツが食べれるかの2点を高く評価します。オムレツの有無は非常に重要なポイントです。

娘たちは、いろいろとハイクラスホテルに泊まったせいで、学校の修学旅行のホテルとかがショボくてテンション上がらない、みたいな贅沢を覚えてしまい、とても困っています。いろんな経験をさせて人生を豊かにするというのはこんな弊害もあるのか、と思うと本当に難しい・・・。

そんな話を自分の母親にしていたところ、「こっちは老夫婦2人で豪華な広いホテルに泊まっても、ガランとして寂しくてしょうがないのよ。ホテルは狭い方がいい」と言われて、けっこう目から鱗の落ちる衝撃でした。

私は、ホテルの部屋は広ければ広い方がいい、と思っていましたが、それって要するに娘が喜ぶからそう思ってただけなんですね。今度はもっと広い部屋のホテル探すぞー、とか思ってたくらいですから、狭いのは値段的な妥協でしかなくて、狭い方がいいなんて考えたこともありませんでした。

でも結局、ホテルに泊まるのって、それ自体が目的になる可能性は極めて低くて、誰と一緒にどんな時間を過ごすか、という方が大事なんだな、という至極あたりまえの結論に達しました。いつも一緒に旅行に行ってくれる家族があってこその、楽しいホテルめぐりなんですね。その手段と目的を履き違えないようにしないといけませんね。

ということで、オムレツが美味しくて部屋の広いホテルの情報、お待ちしております。よろしくお願いいたします。

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