米軍基地で働いて貰える給料っていくらぐらい?

はじめに


米軍基地(ベース)でのデメリットの1つに給料の安さがあります。
給料以外にも、手当にどのような物があるのか解説していきます。

本日のお題

  • ベースでの給料、ボーナスってどれぐらい?

  • 定年(65歳)まで働いた時の生涯年収はどれぐらい?

  • どんな手当があるの?

ベースでの給料や手当、ボーナスってどれぐらい?


ベースでの給料や手当は、以下のように細かく分かれています。

基本給
 職種毎、職位(グレード)毎に給与テーブルがあり、毎年1月1日に給与がアップします。
 外から入ってきた場合、過去の経験、年齢は一切考慮されず、給与テーブルの一番低い基本給になります。
 20歳で入社しても、50歳で入社しても、給料は同じです。

地域手当
 ベースが存在する地域、施設により、基本給の3%~20%の手当が毎月支給されます。
 
扶養手当
 配偶者、子供などを扶養している場合に支給されます(6500円~10000円)

住居手当
 家賃が61000円を超える場合は28000円支給される。家賃によって支給額が異なります。

ボーナス
 若干前後することもありますが、月収の約4.5か月分になります。グレードにより加算があります。

資格手当
 ありません!どんなに業務に有用な資格でも給料には反映されません。
 反対に、資格を取らないとそのポジションで働けないという事はあり得ます。

その他
一般的な残業手当、休日手当などもあります。

職種毎の給料試算

30歳でベースの仕事に就き、60歳まで働いた時に、それぞれの職種でどれぐらいの年収になっているのか見ていきましょう。
それぞれの職種でのグレード(職位)は、求人票で見て平均ぐらいのレベルを選択。グレードが高いと給料も高いです。

職種:
事務系 ・・・ 大体がパソコン使って仕事をする事務職です。=ホワイトカラー
技能系 ・・・ 工場で働いたり、ウェイターなどの肉体労働系です。=ブルーカラー
保安系 ・・・ 警備員や、消防などです。

条件:
扶養手当:なし
地域手当:10%
住居手当:28000円
ボーナス:4.5か月分

事務系(1-6)の場合


※1は事務系を意味し、6の部分はグレード(職位)です

1-6 事務系給与

※基本給の上がり幅は、年数が低いほど上り幅が大きいです。

技能系(2-7)の場合

2-7 技能系給与

保安系(3-1)の場合

3-1 保安系給与

※保安系の場合、夜勤などもありますので、実際に貰える給与はこれより多いです

まとめ

この給与を見て、少ないと思う人の方が多いかと思いますが、
自分が生涯で貰える給与が分かるので、計画的に将来設計が出来ます。

これで少ないな、と思う人はもっと上のグレード(職位)や、
(技能系や保安系から)事務系に異動する、民間に転職という選択肢を考える必要があります。

給与の低さもあり、ベース内では異動(トランスファー)は一般的です。
アメリカ人のように、良い条件の職種があれば異動するのは当然(むしろ好意的?)と考えられています。

もちろん、最初に受かった職種で定年まで勤める人も居ますが、私の周りでは少なくとも1回以上、異動している人ばかりです。

給与のみで考えたら民間の方が良いとは思います。
それでは!




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