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傷病休暇(SL:Sick Leave)

ベースの福利厚生の1つに傷病休暇(SL:Sick Leave)という休暇があります。
これは例えばインフルエンザや、仕事外で怪我をした、うつ病になったなど、仕事が出来ない時に、
有給休暇とは別の休暇(お金がもらえる休暇)になります。

病院に行って、医者にベース指定の診断書に記入して貰い、
それをベース側に提出する事で取得できます。

調べたところ、日本の80%の企業が傷病休暇の制度が無いそうなので、そういった意味ではベースの福利厚生は手厚いですね。

ベースの傷病休暇の説明


業務外の傷病休暇(有給90日、無給1年6か月)


基本的には複数回同じ病気・怪我になっても取得できるようですが、
精神的な病気については、カウントがリセットされず、
この上限に達した場合は、これ以上精神的な病気ではSLは取れないようです。
(うつ病、統合失調症など病名が違っても、精神的な病気の場合は同じと見なされる)

つまり有給90日+無給1年6か月=約1年9か月、うつ病でSLを取った場合、
その人は退職するまで精神的な病気を理由としてのSLは取れません。

※1度退職して、またベースに入った場合はどうなるか不明です

どうやら精神的な病気に対するこの制限は、悪用する人が多かったので、こういう措置になったそうです。

ちなみに精神的な病気で休業していた人を知っていますが、この期限が切れるギリギリで帰ってきました。
精神的な病気だと、ギリギリのタイミングで復職する方が多いようですが、
何ででしょうね。う~ん、不思議ですね!


業務上の又は通勤による傷病休暇(有給90日)


◇ 常用従業員、試用期間従業員においては、傷病休暇期間の満了の際、
就労不能な場合には、基本的に療養開始後3年を超えない範囲内で、就
労不能な期間又は無給休暇の状態で引き続き雇用状態にあるものとし
ます。

仕事中・通勤中であれば3年までは雇用されるようです。
逆に言うと仕事上の怪我で3年働けない状態だったらクビの可能性が・・・?

ちょっと気になったので法律を調べてみましたが、
結構な額を支払うことでクビにすることは可能のようです。

打ち切り補償

ただ国(防衛省)がこのお金を払うのかは疑問ですが。

ちなみに重い障害の場合は、また状況が違うようです(下記参照)

重い障害


さいごに


私は傷病休暇など無い企業でずっと働いていたため、その存在を知った時衝撃でした。
こんなに恵まれた環境があるのかと思いました。

ただ、人事の方がSL使うと評価に影響するようなことを仄めかしていたので、
出来る事ならあまり使わない方がベターなのかもしれません。

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