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55歳 バツ2男の池井戸潤著「仇敵」を読んで・・・

池井戸潤著「仇敵」読了しました

半沢直樹を彷彿とさせる、金融ミステリ

脳内では、主人公が堺雅人として駆け回っていました

もちろん、半沢直樹の原作(オレたちバブル入行組)も読みましたが・・・

これだけ読むと、銀行って組織はどれだけ悪なんだ・・・
と思ってしまう(笑)

銀行へ行っても、スーツを着た男性行員が皆、悪者に見えてしまう
(バカな男の勝手な妄想なので、銀行員の方、どうかお許しを・・・)

銀行員幹部の権力を笠に着た横暴・・・
裏で悪の組織と絡んで私腹を肥やす・・・
ダミー会社を巧みに使っての裏金・・・
闇を暴こうとする主人公を妨害する卑劣な仕打ち


それらに立ち向かう主人公に必死にエールを送りながら読んでしまう
(脳内の映像は半沢直樹・・・)

特有の金融用語や金融知識がいまいちピンとこないながらも
それが、わからなくても
全てを凌駕するほどの、ハラハラ、ドキドキのスリル感と
悪を追い詰めていく、爽快感が
読んだ後の満足感を爆上げしてくれる

私、自身も自分のお店を開業し経営していたことがあります
その時は、それこそ銀行員の方には色々とお世話になり
感謝したこともあれば・・・

素っ気なく、あしらわれ、冷たさを感じたこともありました

なので、こういう金融系の小説を読むと
なるほど、なるほど・・・そういうことか・・・
と今になって改めて理解することが多々あり
私にとっては、より面白く、興奮して楽しめます


小説の世界ではありますが・・・・
どの分野にも、悪いヤツらがいて、私腹を肥やし
真面目に一生懸命に頑張る人が騙されてバカをみる・・・

小説では、主人公が立ち向かい、一矢報いることができるのだが

果たして、現実の世界では、どうなのだろうと思ってしまう
そんなヒーローっているのだろうか・・・?


池井戸先生の、一寸たりとも読者を飽きさせない
スピード感溢れる、物語の展開と
主人公の圧倒的な存在感は
ページをめくるのが楽しくてしょうがない・・・

胸の好く一冊でございました・・・面白かった~

ありがとうございました


福「俺はよく吠えるが、悪に対して吠えているのだ!大目にみろ・・・」





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