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SHIBUYA SKYの年パスを買ってしまう(5月エッセイ②)

 こんばんは、全く休みのない1ヶ月になってしまったダノです。今週のnoteを公開します。なんとダノ氏、少ないお小遣いを使って渋谷スカイの年間パスポートを買ってしまいました。特段夜景に思い入れがなかった私がどうして買ってしまったのでしょうか。

 そもそも、夜景は好きだ。嫌いな人はいないと思う。特に飛行機から見える日本が島国だと分かる夜景が気に入っている。だから、東京に戻る時、必ず最終便を予約して帰り、翼の横の席で足を広げてスマホで写真を撮っている。飛行機に初めて乗ったであろうお子様よりもはしゃいでいるマイルを貯めては乗っている19歳男性ははっきり言ってちょっと怖い。機内ドリンクでANA限定コンソメスープよりも、どこの航空会社にもあるミネラルウォーターやコーヒーを頼むような「小慣れた大人」になりたい。

 話を戻して、渋谷スカイとはなんじゃい?という方もいるかもしれない。このnoteの読者の大半は岡山県時代の知り合い、友人、関係者が多いと踏んでいるので、ここで東京自慢を。渋谷スカイとは、渋谷駅直結の渋谷スクランブルスクエアの229m地点にある展望台のことだ。詳しくは下記の通り。かなり高いところから景色を見ることができる。東京スカイツリーみたいに物凄い高いというわけではないため、高所恐怖症気味の私でも堪能できる。嬉しい。

 ひょんなことから何を血迷ったか年間パスに5,400円費やした私だが、早速その効果を発揮している。まずは何より景色がいい。東京を感じることができる。渋谷は東京の真ん中あたりなので、東京を一望できると言っても過言ではない。周辺のGoogleの本社や代々木公園、ちょっと離れた東京タワーやスカイツリーも一望できる。これが1年間使い放題と考えると安いものだ。頂上にはハンモックもあるし、芝生もあるので、ゆっくりゴロゴロ過ごすこともできる。寝心地は個人差があるが、まあ、いいと思う。さらに、頂上の一階下にはデスクワーク用の机も置いてある。45階で大量の課題をこなして帰るのもまた一興。

 せっかく買ったからにはもっと使わないといけないので、デートのために使いたいと思う。ここで、最近の恋愛戦略を披露したい。何作目かのボツ作品となった「成功しなかった恋愛戦略たちへ」から引用。

ここでは授業の恋愛戦略を披露したい。授業はなるべく前の席で受ける。理由は、視力が悪いが眼鏡はかけたくないし、コンタクトは目に異物を入れるのが怖いし、という理由だ。決して意識が高いわけではない。法学部はテストで成績の全てor大半が決まるものが多いので、なるべく先生の言ったことをメモしておく。わかりやすくメモして、雑談とかもメモする。こうすることで、真面目感を出すことができる。これだけでえどこが戦略やねん!という声もあるが、まあ、待ってほしい。14回授業があったら、12回目くらいに効果が出てくる。真面目感を出していると、他の人からノート見せてと声がかかる。ここで真面目の本領を発揮できる。雑談までちゃんとメモしたノートとレジュメを見せて、テスト勉強を一緒にする流れに持っていくことができるはずだ。「搾取されてるだけじゃないですか?」君みたいな勘の鋭い人は苦手だよ。個人的には、イケイケ男子と勉強会でもすれば女子ともできるんじゃない?という思惑もあるが、かくいう私は成功していない。なぜ。結果、ただただそこそこ高い成績を取って、若干奨学金申請に有利になって終わるだけになった。そして、情報処理や実験等のいわゆる実習が入る授業はちゃんと予習をしていくことで効果を出すことができる。パソコンが苦手な人もいるので、そういう人たちに聞かれた時のための準備だ。まず、シラバスを見て次の授業でやるところを確認する。で、そこの予習をする。教科書がある授業は教科書の演習問題を授業でやることも多いので、あらかじめやっておく。私はプログラミングの授業を履修しているので、それを例に挙げる。プログラミングは得意不得意にかなり差が出るので、得意な人はどんどん進めていくといいと思う。かくいう私は未経験者なので、苦労している。まず、教科書の予習に2時間ほど費やし、教科書にマーカーを引きまくり、大事なところはメモをしっかりする。その後、演習問題では、教科書通りにやったのにエラーが落ち着かないので、エラーを修正することに尽力した。その結果、予習が完璧な状態で授業に参加できたが、もちろん声を掛けられることはないので、しっかり時間を持て余して、次の予習をちょっと進めて終わる。残ったのは「年齢を聞いて10年後の年齢を教えてくれる」というよく分からないコードと、線やマーカーでメモがしてある教科書だけだった。

ボツ作品『成功しなかった恋愛戦略たちへ』より

 もし、この戦略で誰かと仲良くなると夜景デートができる。なぜなら、年間パス所有者の同伴者は1,000円で入ることができるのだ。屋上には写真を撮るスペースもあるし、よく結婚式用の写真を撮っている人がいる。かくいう私をそれを嘲笑:30%・羨望:70%の割合で眺め、ため息をつくしかない。いいなあ。

 誰か行きましょう。いい景色です。

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