(60+)0歳

7月に60歳になり還暦を迎えました。 なのでいま、みなし0歳児です

60年前

この写真は60年前の一回目の0歳児の頃に誰かが撮ってくれたもので。
後ろから俺様に懐疑の目を向けているのは5歳年上の兄です。
懐疑の視線はいまも変わりません(謎)


// この記事は 2024 Advent Calendar 2024 の20日目のアーティクルとして書かれています
// https://adventar.org/calendars/10478


概況

最近の私について

バイク便

クーリエ稼業の方では、7年ほど注力していたUberの弁当配りを10000配達を期にほぼ足を抜いたのが23年の春頃。最近はバイク便に力を入れている。

 舞台衣装、インプラント義歯、原稿、お袋の手料理、映像のSSD、ケーキ、名刺、ゲラ束、カルテ、お薬。 

何でも運びます。
(運ぶことが違法なものでなければ)


不動産カメラマン

写真屋稼業としては、最近は不動産・物件写真に力を入れている。

4月から半年ほどバイト契約で不動産会社に籍をおいて物件撮影に明け暮れ、修行を積み。  其社を8月末に円満退社
(計算が合わないとかは気にしてはいけない)
(お前の円満は疑わしいにもほどがあるなどと思うのもナシで)

現在は業務委託で数社と契約して、依頼があれば撮影に行く感じ。


なぜいま不動産をやるかというと。

卑近なところからいえば、機材が軽いから年寄の体力でも負担が少ないということ。ミラーレスで撮る場合でもボディ+12-24mm超広角ズームに目高まで上がらない程度の小型三脚で充分だし、客先によってはiPhone一台で済む。

もう一つの理由は、都市論的な観点から、割り当てられた物件を巡っていろいろな街を歩くことが勉強になるという考えがある。


 若い頃に一時期「目を瞑って地図をペンで指して。その場所に行って写真を撮る」ということをやっていた。「フォトジェニックな場所に通って目論見通りの写真を撮る」事に疑問を感じていたからだ。  

とはいっても、目を瞑っていても地図には開きやすいページとそうでないページが有り、一枚物の白地図ならば身体の動きである程度「この辺」とわかってしまう。この方法では完全に無作為の点をポイントするのは難しかった。

「無作為に割り当てられたポイント」を尋ねる経験から学ぶ。言い換えるとすれば「予定不調和から学ぶ」とでも言えるだろうか。自分の意志で動いている限りは、自分から見えるところにしかいけない。郭の外を見るには、無茶振りに乗ってみるのが一番だ。

マレビトとして正しくあれ。
また、マレビトなれ       である(謎)

uberに関わっていた7年間で、いままで行ったこともないような場所に毎日飛ばされ、結果として城南のみちはほとんどくまなく走った。国道20号より南であれば全く足を踏み入れたこともないという場所はなくなった。

ただし、バイクのスピードだと見落としてしまうものもある。
なので、弁当配りに一区切りつけたあとにやることとして「徒歩+電車」のスピードと目線の高さで物件を撮り歩くのもいいかなぁと。

そこからなにが得られるかはまだわからないが、とりあえず楽しんでいる。もうちょっと儲かる単価だといいなぁ…  ボソッ

金魚

今年は仔をとる気はなかったのだが、錆で崩壊し始めたベランダのドラム缶を捨てようとしたところ無数の針子が泳いでいた。殺すには忍びなく、そのまま飼育することにした。

去年生まれた仔は気づく前に親魚に食べられてしまい三匹しか残らなかったが、今年は偶然に、孵化以前に親と隔離していたので、針子のうちに餓死した以外は残った。12月頭の時点で20匹ほどは残っている様子(多すぎる上に動くので数え切れない)

これをすべて寿命まで飼育するのはうちの規模では無理なので。来年の春までにはどうにかしないといけないが、とりあえず、今年は一匹も病魚を出さず飼育できた。
かれこれ15年ほどになる金魚飼育も少しわかってきたかなと思う

血統でいえば、2世代前が更紗四つ尾和金と朱文金のペアで。そこから生まれたのが去年の三匹の変わり和金。流し尾ではないが尾は長かった。  
そのうちの二匹を親として生まれのたが今年の仔だが、うち二匹は三つ尾か四つ尾の流し尾を持っている。たぶん四つ尾。(ベールテールという呼び方があるらしい) 「隔世遺伝」という言葉を思う


オババ息災

一昨年の暮に次兄が拾ってきたCOVID19に感染してブレインフォグ状態からボケ真っしぐらに突き進んだオババだったけれども、投薬が効いたのか、だいぶ回復して今はごく標準的な90歳のボケ老人レベルで小康を得ている。

元々利発な人だったのもある。 多少哲学的すぎる発言が増えたが、なに、こちらは生まれたときからもう60年も彼女の相手をしているのでさしてうろたえることもない。

足腰が弱っているためにむかしほどの活動性はなくなったが、おそらくあと数年は元気に生きているだろうと思う。とりあえずコロナから回復したことを佳しとしよう

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以上が概ねの概況です (頭痛が痛い)


以下、徒然に


最近わかったことがいくつかあって。 なんだかんだ言って俺は人が好きなんだなと思う。

若い頃は自分はどちらかといえば人間嫌いな方だなと感じていたけど、最近は人と会わない仕事をしていると飽きるのが早いなと感じる。 弁当配りでも置き配だとつまらないし、物件撮影でも立ち会いがないとなんとなくしゃっきりしない。人づきあいがうまいわけでもなく社交的でもないが、やはり人間と会話すると脳が活性化する気がする

などと言いつつ、唐突に二十歳くらいの写真をここで投下するのである

40年前 イキりまくりですな (尾崎カメラのオヤジ撮影)

毛が多い。無駄な生命力を感じる


iPhone 15pro

物件写真用カメラとして買った。 誰にも番号を教えていないRakutenモバイルのSIMを突っ込んで、撮影画像はすべてNodalviewないしはiCloudに自動転送。 キャリアのコストも今のところ妥当な範囲に収まっており、非常に快適な環境。

カメラとしてはちょっと「望遠」のレンズが長すぎる感もあって煮詰めが足りないなぁと思うけれども、別に物件撮影用カメラとして設計されているわけではないのでやむを得まい。(とはいえ業界の実情として物件写真といえばミラーレスかiPhoneかの二択になっているのでもうすこしなんとかならんのか。ティムよ)

Spigenのレンズカバー付きケース + Philips 5000mAh Magsafeパワーバンク。完全に「常時接続付きデジタルカメラ」として運用しいます

とりあえず。この「カメラ」は良い買い物でした。
Adventの無難なネタとして「今年のベストバイ」があるが、それに挙げてもいい

なお。「電話」はまだ iPhone SE2です。
ここに乗せているinstagramもほぼSE2で撮影。
このあいだバッテリーを交換してもらったので、あと2年くらいは継続かな


Nodalview

バイト社で運用されていたのがきっかけで触るようになったが、不動産写真に特化したソフトウェアとして非常にできが良いので、自分個人のアカウントを取得して使い始めた。

ざっくりいうとマルチショットHDRで5〜9枚を撮影>それを鯖に送ると鯖側でHDR合成して一枚の写真として保存される。 
それだけなら「iPhoneのカメラソフトでHDRできるものなんてたくさんあるじゃん」で終わるのだけど、不動産特化と謳うだけあって、ともかく「陰溜まりができない」のが特徴。未通電で暗い物件でも全く気にならないほど明るく撮影できる。 HDRを生成する際のターゲットが不動産写真。壁はあくまでも白く、窓外は不自然ギリギリまではっきりと景観を見せ、 etc. 

色々見事だなぁと感じますわ。クセの強いツールだけど

撮影中に順次5G回線で鯖にデータを送っているので、データバックアップも不要。(カメラロールにはデータが残らない/カメラと鯖が直結しているイメージ)  
拠点に戻ってからの作業は、合成後の写真を一括ダウンロードして CaptureoneなりLrなりに食わせてから自動キーストーンをかけてパースを直し、自動補正で色調を直し、明るさをちょっといじるくらい(これはCaptureoneの自動補正が締める方向性であることが原因で、カスタムスタイルで不要にできるはず)

という具合で「不動産」写真用としては確実に生産性が向上する。

難点はランニングコストで。個人契約の場合、1契約3seat(3device)あたり99euro/month。現在レートで16000円/月!のサブスク。

ということで、不動産関係のお仕事があればよろしくお願いします(切実)
ご予算応談

Rakutenモバイル

Nodalview で撮影したデータを現場から鯖に送る回線として契約。 15proの処理能力の高さもあり、撮影を終えて物件の戸締まりをしているあいだにデータ転送は終わり、鯖上で処理が進む感じ。 
データ量上限もないのでほぼ固定費3800円/月で利用できる(らしい) これ無しでNodalviewを運用するとWifi接続だけになり利用価値半減 …従量課金ありのキャリアではパケ死必至。

難点は波長が短いバンドなので鉄骨構造で断熱バリバリの新築物件などは窓側でないとあまり頼りにならない。プレハブ倉庫/工場などでは全く通じません。そこは我慢
どうしても必要なときだけサブ回線の第2禿電プラチナバンドでパケ死に怯えながら接続汁。

Nodalviewを離れて一般的な利用で考えても、thin client PCやタブレットで業務システムに接続する回線としてかなりいいと思います
(ブランドが嫌いでなければ)
 

Band9

時刻に深い意味はないです。 気にしないでください 俺は気にしません

Fitbit Versa2を使っていたが2年少々でバッテリーが死んで文鎮化。
次はApple watchにしようと考えていたのだが、土壇場でやはりバッテリーの持続時間18時間という仕様に「風呂に入っているあいだに充電しておけばなにも問題ない!」というADHD殺しのコメントが跋扈しているのを見て嫌気が差し。 ともかくバッテリーの持ちがよいスマートウォッチということでHUEWAYの軍門に下る。(中国製品が苦手な人はやめておきましょう)

製品としてはスマートウォッチというよりもフィットネス向けスマートバンドです

1回充電すれば一週間以上作動する点で極めてズボラ向き。 充電接点に俺様の垢が溜まって充電不能になることがあるがそれはFitbitでも同じだったので、綿棒で掃除すれば問題ない。

これは余談の部類だが。 マグネット吸着+電気接点の充電システムは、夏場に接点に溜まる皮垢に染み込んだ汗による腐食が原因の充電不良を誘発しやすい。この点はFitbitもBand9も変わりないが、こまめに掃除する必要がある。あと「砂鉄」にも注意が必要。 

Magsafeなどの電磁誘導は砂鉄の影響はないはずなので、  
 "うん。Apple watch あらゆる面でスマートだよ。バッテリーが18時間しか持たないというクソ仕様以外は"
と強く思いますよ。んむ
 (リューズを回して手巻き充電できるようになったら買う)

真夏の炎天下でもこれくらいは見えるのでなんとか実用になる

さておき。

Band9の実売価格はApple watchのバッテリー交換費用よりも安いくらいなので、壊れたら買い替えるスタイルの消耗品としては十分にアリ。 
文字メッセージの受信表示も可能だしフォントも見やすい。iPhoneのアプリ通知も受信できるのでバイクライド中の注文の受信もスムーズ。 
仕事用の需品としては満足度は高かった。

中国企業を避けなければいけない職場でなければおすすめできます

以上、15pro/ Nodalview/ Rakuten回線/ Band9 あたりは「今年のベストバイ」ネタです。


そして

推し

このあいだ同じスマホを肩を並べて眺めるというシーンがあった。まぁ肩と肩は1mくらい離れていたので男子中学生みたいにドキドキはしなかったが(謎)

それくらいの些細なことを積み上げている


結びに


iPhoneと不動産写真

巷では「iPhoneがあれば別にプロに頼まなくても物件写真くらい俺達にも撮れる」という不動産屋さんが多い。 まぁそれは一面で事実ではある。

そこへ来て、不動産業界では「宅建士不足」が言われて久しい。 
そこで貴重な資格持ちの営業社員に物件写真なんか撮らせているのはもったいないと。 それはそうよね。 

その他諸々の業界環境もあり「営業社員に撮らせるのではなく素人に毛の生えた程度の写真好きのアルバイトでも集めれば充分ではないか」という方向性に。 それがいまのトレンドだと言ってよいだろう。

ただなぁ。(何故かここで偉そうに)

iPhoneのカメラなら自分たちでも物件写真くらい撮れる。

なるほどそれは否定しにくい。でもな
そのiPhoneを熟達したプロが持てば、もっといい写真を撮ってくると思わない?

…ということを示していけるといいなぁと考えている。

そのための階梯として、いまは素人の小遣いみたいな単価で撮影していることについて自分でも思うところはあるし、同業者から見れば甚だ迷惑な話だろうなと思う。 でも、まずいまは「俺達にだって撮れる!」を「やっぱりプロに頼まないといけない」にするほうが先決かなと、そう考えている。

// まぁ大手デベはともかく街場の不動産屋の物件広告のバジェットなんてたかが知れているので、参入しようとするプロは少ないでしょうからそんなに迷惑はかけないかなと考えてますがね


60年前の出荷状態と比べるとだいぶ使用感がありますな(謎)


2025年へ。

抱負としては。

一日も永く人の間にいて、写真を撮ったりバイクでピューッとさまざまざまざざまさまざざまな物を運ぶことで世間の問題を解決して、カスリをとって糊口していこうというところかなぁ。


年寄は孤独になると僻みっぽくなるからな。
できるだけアグレッシブに他所様にウザ絡みしていきたい(謎)

少しずつ環境を取り戻して、年明けくらいには一通り対応できるようになるはずなので、不動産以外の撮影のご用命もひろくお待ち申し上げます(ぺこり)

それにしても。ロシアのハゲとイスラエルのヅラはどうにかならんのかね?

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5歳頃 まぁ口では言わないけど、最後くらいは女の子が欲しかったんだろうなぁ。オババは


// この記事は 2024 Advent Calendar 2024 の20日目のアーティクルとして書かれました。

// 昨日の記事は yomoyomoさんの https://yamdas.hatenablog.com/entry/20241219/best-of-2024 
ベスト・オブ・2024――今年のWirelessWire News連載を振り返る
でした。
// 明日は marr さんのご登板です。


for season’s greeting.


Dear friends and Everyone.
I hope that the coming year will be good and peaceful for yours.
May God bless you all.
I wish you Merry Christmas and a happy new year.

and,

may The Force be with you.


明日は愛ある人に愛あれ 愛なき人に愛あれ


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dannna_o
ぼんやりと暮らしています(謎)