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今、気になる節電事情[後編]〜なぜ、家の断熱が節電と節約に?~【断熱先生のダンネツノートvol.4】

みなさん、こんにちは。ダンネツノートの第4回は前回に引き続き、今年の夏に大注目の「節電」と住まいの断熱について解説していきます。
このところ家庭や会社、店舗などでも節電が続けられていますよね。次の冬も電力不足や、電気代の高騰はこれからも続きそうとのことで、不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
今回は家計と地球にも優しい、住まいの断熱についてパンダンと一緒にご紹介していきたいと思います。

電気代が高騰中! 今年の夏は「節電の夏」になりそう

暑い日が続いたと思ったら、局地的に豪雨になったりと、例年以上に読めない、不安定な天候が続いています。気温に左右されるとはいえ、大規模な電力不足になる可能性もまだあり、今年は「節電」が気になる夏になりそうです。
というのも、電力不足だけでなく、電気代の明細を見て「あれ、電気代、高くない?」「また電気代、あがった?」なんて気になった人、多いのではないでしょうか。

そうなんです、このところ「電気代」が高騰しているんです。

東京電力エナジーパートナープレスリリースより作成

※従量電灯B.30A、使用電力量260kWh/月の場合で、再生可能エネルギー発電促進賦課金、口座振替割引学、消費税相当額を含みます
※平均モデルにおける2022年5月分から23年4月分の電気料金に適用する再生可能エネルギー発電賦課金は897円となります。

食品など、今、さまざまなモノの値段が値上がりしていますが、生活を支える電気代もずっと右肩上がりです。
今年8月、東京電力では9,118円(使用量が平均的な家庭)にもなり、初めて9,000円を突破するといわれています。東京電力だけではなく、電力大手10社のうち4社が電気代の値上げを発表しているので、全国の家計に大きく影響することでしょう。

電気代高騰の理由はさまざまありますが、世界情勢の悪化に伴い発電に使う天然ガスをはじめとした燃料価格の高騰、円安といったものが主な要因と言われています。
しかも電気代は将来的にはまだまだ値上がりが続くと予測されており。私にとっても暮らしの悩みのタネです。

そもそもですが、電力使用量は冬がピークです。現在の価格高騰だけでも大変なのに、今後さらに値上がりが続くとしたら……。
そんな今だからこそ、「わが家の省エネ」を見直してみる良いタイミングなのではないかと住まいStudioにご来場される皆さまにもお伝えしています。


断熱対策は窓から!1日で設置できる内窓にかえるだけで年間暖房費約2万円節約に

夏でも、冬でも、一年を通して抜本的な節電対策になるのが、住まいで使用するエネルギーそのものを減らす「断熱リフォーム」です。

もっとも効果的なのは屋根裏、壁、床、そして窓など、トータルで「家をまるごと断熱すること」です。ただし、これは大掛かりになりますし、『時間もリフォーム費用かかって、すぐには・・・』と悩んでしまう方も多いと思います。
そこで今回は手軽にできるオススメとして、「窓」だけにしぼってのリフォームをご提案していきます!実は「窓」だけの断熱でもかなりの節電効果を期待でき、電気代にしてなんと年間約2万円の節約(※)にもなるんですよ。
※内窓インプラス(9窓)の場合。数値はあくまで参考値です。ご自宅の状況によります。

たとえば夏、窓やドアなどの開口部から73%もの熱が「進入」してきてしまっています。逆に、冷房で冷やした空気も窓やドアから流出してしまっているんですよ。
これでは、どれだけエアコンで冷やそうとしても、無駄なエネルギーも電気代もかかってしまいます。このことだけでも、いかに「窓」のリフォームが効果的かお分かりいただけるかと思います。

出典:日本建材・住宅設備産業協会 省エネルギー建材普及促進センター
「省エネ建材で、快適な家、健康な家」

つまり窓は、いわば住まいの断熱の「急所」ともいえる場所なんです。

※環境庁「令和2年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査」より

ですから、まずはこの「窓」をより良いモノにかえる断熱対策をおすすめしているんです。窓の断熱性能を高めてくれるのは、既存の窓を残しつつ、内側に窓を設置する「内窓」がよいでしょう。

LIXILの内窓、「インプラス」であれば、1窓あたりの設置時間はおおよそ60分で完了します。デザインもシンプルなものからこだわりのものまで揃えていて、お好みの色・デザインで選んでいただけます。窓って部屋の雰囲気をガラリと変えてくれるんですよ。

インプラス/インプラス for Renovation

インプラス」なら、1窓あたり約1時間で取り付けられるんです。リフォームというと大掛かりなものを想像しがちですが、これなら住みながらでも、手軽にできるのでオススメなんです!

こうして内窓を設置すると、734kWhの節電になり、先ほどお伝えした通り1年間で約2万円(※)もの節約になるんです。10年間で20万円、しらずしらずのうちに節約できるってすごいですよね!
※内窓インプラス(9窓)の場合。数値はあくまで参考値です。ご自宅の状況によります。

この他にも、今ある窓をたった1日で、断熱性の高いトリプルガラスの窓に交換できる取替窓「リプラス」もあります。

先ほどもお伝えしたとおり、今後も電気代の高騰は続きそうです。すると、一時的にリフォーム代はかかったとしても、早く内窓や取替窓を設置するほどに、長いスパンでみればおトクという考え方もできます。
しかも、今年なら「こどもみらい住宅支援事業」の助成制度が利用できるんですよ! ここまで聞くと、『うちもやってもいいかも』『やってみたいな』と思ってきませんか(笑)

「まだ先でいいかな」ではなく、「これからの暮らし」を考えて、ぜひ検討しみてほしいなと断熱先生としては思っております。

また、「こどもみらい住宅支援事業」の助成制度は利用できませんが、夏場、窓の外で日ざしを遮る「スタイルシェード」もおすすめです。

環境への配慮、ゼロ・カーボンももちろん大切で、住まいの断熱が大きく貢献できることではあります。ですが、もっとも大切なのは、その住まいで暮らす人が快適で活動的に暮らせることだと私は考えています。
お金だってエネルギーだって、余計には使わず、必要なところにきちんと使う。それが理想ですよね。住まいがそんな理想の場所になるために、LIXILがお手伝いできたら嬉しいです!

次回は「8月2日は『空き家ゼロにの日』。リノベーションなら空き家で自分らしさと快適さの両方を実現できる!」についてお届けする予定です。更新は8月2日(火)16時を予定しています。もし良かったらフォローしてお待ちいただけたら嬉しいです!

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※電気料金・出典 
・7月8月
https://www.tepco.co.jp/ep/notice/pressrelease/2022/1663316_8667.html
・5月6月
https://www.tepco.co.jp/ep/notice/pressrelease/2022/1663068_8667.html
・3月4月
https://www.tepco.co.jp/ep/notice/pressrelease/2022/1687077_8667.html
・2月
https://www.tepco.co.jp/ep/notice/pressrelease/2022/1675627_8667.html
・1月
https://www.tepco.co.jp/ep/notice/pressrelease/2021/1661331_8666.html