ネプシス⑤
略しを続けると「超」になって無印なのかmk2なのかRe;Birth1なのかRe;Birth2なのかUなのかセハガなのかわからなくなってしまうので、公式に倣いました。
ネタバレをすごくします。
なんだかんだ機械いじりは好きそうなネプギア、好き。
パプシスvは「趣味は世界平和について考えること」レベルで色々壊れていたので。
あんりー…………
いーすんが「歴史の記録」という本来の役割の範疇を明らかに超えてでも人々を守ろうとするのを見るたびに、「歴史の記録」という役割を「自分が面白いと思う派手な歴史(滅びなど)の記録」に曲解しているハエ虫のクッソ満面の笑みが脳裏をよぎります。
神次元いーすんは「わたし達が歴史に介入するなんて許されるわけが」と言っていましたが、それが秩序か混沌かというだけで役割の範疇を超えてるのはどっちも同じなんすよね。
よかったー! あいちゃんも生きてそう!
死んだ………………
二人きりに……なってしまった…………
ひどい!(満面の笑み)みたいな事をよく言っているし実際に楽しいですが、私も人間なので普通に辛くはなります。
ネプで出血描写、初めてじゃないか…………? 「怪我してる」くらいならありましたけど。
女神様にも血は流れているんですね。
支配エンドでネプギアに全てを託して死んだネプテューヌの事を思いながら、何もこんなところで姉妹そっくりじゃなくても……という気持ちになりました。
レイに纏わり付いた闇を引き受けたプルルート然り、自分もろともくろめを殺して世界を救ったうずめ然り、プラネテューヌの女神は自己犠牲の精神が過ぎる……。一番苦しいのは死ぬ方ではなく、その死を見送った親しい人であると思っています。
シーリィは、グレイシスターにとってアンリの遺したプログラムとネプギアの遺した機体の合わさった最後の希望だったという訳です。すき。
壊れればやり直しも効かなくなるでしょうし、いつぞやに置き去りにして逃げた際のシーンを思い出して苦しくなっています。これ完全に二周目がめちゃめちゃ面白いタイプの話ですよ。
OP映像回収はアツいとされています。
絶対パープルシスター[V]はモチーフとして入れてるでしょ、これ…………
「ネプギア」「マホ」は人間名、「パープルシスター」「グレイシスター」は女神名っぽいので、完全に己の幸福とかは諦めてそう。
壊れてしまった人間(ここでは種族ではなく知性を持つ存在を指す)が好きです。
ブラン様………………
守護女神というシステム自体が結構ひどい感じに転用できそうだとはずっと考えていて、それ関連の話を書いたこともありましたが、公式がやってくれるとは思わねえじゃん。ひどいのは好きです。
今までで一番ひどいのでも「女神の命を喰らうと力を増す魔剣」くらいでしたし。
ホムラチャン…………
いや、自身を犠牲にしてでも何かを救うためにタイムリープを重ねているのは完全にホムラチャンなんですが、その対象が「たった一人の私の友達」と「世界」である点で人間と女神って感じはします。
ここから興奮しすぎてぜーんぜんスクショしてなかったんですが、ゲハバーンの設定が闇に葬られてなくてガチで安心しました。
支配エンドは大好きですが、特別にクオリティが高いとはあんまり思っていません。描写や設定は凄い良いと思っていますが、「無理やりなバッドエンドでないか?」と言われるとそれはそうなので……。普段コミカルな作品で陰鬱な方向への可能性を見せてくれた、という点で評価しています。
ネプシスゲハバーンの何が最悪だったって、捧げた命が三つだっけ、四つだっけ、しかなかった点です。
あれでマジェコンヌを倒せたというなら、倒せてしまったというのなら、支配エンドで「可能性を最大まで高めるべきだ」と必要かもわからないまま命を捧げたネプテューヌの覚悟は、最愛の姉を救う旅の果てにその姉を自らの手で殺したネプギアの涙は、絶望は、一体なんだったのでしょう?
ブラン様、ノワール様がロムラム、ユニに先立たれた描写も(うっすらとはいえ)初めてでしたね。支配エンドでは二人とも先に死んでいるので。
マーーーーージでこういうの公式でやってくれるとは思ってなかったので助かりまくっています。
誤解してほしくないので付け足しておきますが、私は鬱展開嬉しい! みんな死ね! って訳じゃなくて、暗い雰囲気やどうにもならない世界に苦しんでるのが好きなだけです(ただし虚構に限る)。幸せになっては欲しいけど、それはそれとして苦しむ顔も見たい。でも苦しんでたら普通に苦しい。苦しさや悲しさと楽しさは同居します。
それはマゾなのでは……?
マジェコンヌ=ワルプルギスの夜、グレイシスター=暁美ほむら、ネプギア及び世界=鹿目まどかのまどマギって感じになってきたな……
ネプギアがグレイシスターを「グレイシスターさん」と呼ぶたびに感じる苦しさが、まどかが「暁美、さん……」と言っていた時の苦しさに類似している……