女には色んな選択肢が与えられている「それでも愛を誓いますか?」レビュー
新年早々コミックシーモアのCMをみて気になった漫画を借りてみました。
・「それでも愛を誓いますか?」萩原 ケイク
あらすじ:夫とのセックスレスに悩む35歳の主人公。今の生活を変えたいと再就職をし経済的自立を目指していく。広がっていく世界の中で真っすぐに思いを寄せてくれる年下男性との出会いや、夫側にも女の影が。不器用な人間たちの生き様や、SNS上での女性同士の嫉妬、向き合ったり離れたりを繰り返していく夫婦の関係性や社会の多様性について問う物語。
はじめは、今流行の不倫やセックスレスを描いた物語だと思っていました。
でも、1つ1つの台詞に重みがあって、恋愛や浮気心以上に
30代以上の女性なら誰しもが抱えるだろう心の葛藤が中心に描かれていて
読み応えがありました。
特に、SNSを見て感じる気持ちや、SNSを始めたくなる心情は「言われてみれば、そうだな」と無意識に押しやっていた気持ちに名前をつけてくれるようでした。
主人公はセックスレスの悩みの相談に乗って、友達に感謝されたことをきっかけに、SNS上にアカウントを作り自分の気持ちを語ろうとします。
でも、結局重たい文章になって投稿できず「せんべいハンター」と名乗って、食べたせんべいをのせていました。
その場面を読んで、何かしら悩んでいて書きたいことは沢山あるけれど、それはあえて置いておいて、サクッと読めるような、日常の重たさから解放されるような投稿をしている人も多くいるんだなと気づかされました。
日常の悩みをここで吐き出しているわたしとは全然違っていて、SNSの投稿の仕方について考えさせられました。
作者さんは本をよく読むと書いていたので、そういう所からか人間の洞察や観察が上手いなと感じました。
決して内容はライトじゃなくて、ドロドロの不倫ものでもなく、恋愛中心に描かれてもいないけれど、30代以上の女性は読むと必ず何かしらの共感や刺さるシーンがあると思います。
甘くはない現実と向き合っていく現代女性の人生を描いた漫画。
今年はじめのおすすめ漫画です☆
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