わたしが人と繋がるのをやめた理由

いま友達がふたりしかいない。
ふたりしかなのか、ふたりもなのか分からないけれど。
学生時代に比べたら、かなり減った。
故意に減らした。
その理由は、もう自分に嘘をつきたくないと感じたからだ。無理をせずに偽らず付き合える相手が残った。相手に合わせて自分を偽って付き合うことに疲れた。相手に媚びへつらって、友達になってもらってるみたいな関係が嫌だったり、合わせてあげていると裏で思ってる自分も嫌だった。黒い自分を許せなかったといえば、格好がつくかもしれないし、心が狭いと言われればそれまでだし、何かをリセットしないと自分は上手く進めそうにないと思った。何かを変えないといけないと切に感じた。それは、心の調子を壊したことがきっかけだった。変えたけど、それが良かったかは分からない。未だに上手くいってないとも思う。でも、良い方にはいっていると思う。

自分自身を知ることは良いことだ。
わたしは、病気だから上手くいってないんじゃなくて、元々上手くできないんじゃないかとも思う。多数派の部類に入らないから、みんなと同じ方にいこうとすると、上手くいかない。その他に入ることで、やっと息ができる気がする。だから、自分の好きなことだけをして、それを社会から咎められないようにひっそりと暮らしたいとひそかに思う。好きな人だけと会い、好きな人だけに囲まれて死にたい。

狭い狭い中にいたいという自分と
無限の世界と繋がりたいという自分。
海みたいにひたすらに広いところにいたい。

わたしみたいな人間は、社会のどの部分に所属すれば息ができるのか。ブクブクと何度も溺れていく自分を拾い上げれない。何かに無理矢理沈められているようにも思うし、自分から沈みにいっている気もする。わたしは、救われるのだろうか。

いま、新しいことに取り組んでいる。そのことで発見することがあった。短い時間の中でも頭が切り替わる経験をして、それが何かの足かせになればいいなと思う。

わたしの夜はなかなか明けそうにない。

#エッセイ #小説 #詩 #コラム #感想

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