もらった言葉への思いを連ねる

今年はグラビティを6月にはじめて。
多分１００人以上とチャットをした。
元々文字のやり取りが好きだったから
夢中でしていた。

その中で１人すごく言葉のトーンや
言語表現、思想に惹かれる人がいて。
何とか仲良くなりたいと思い
懸命にやりとりをしてきた。

なかなか心のうちを明かさない人で。
つぶやきにはポツポツと気になる本音が
つぶやかれていたけれど、
チャット上では距離があった。

深い話しをしてみたいなと
漠然と思いながら、
距離間を埋めたり、
間合いに入っていく術がわからずに
ただひたすらに
偽りなく思うままの気持ちを
投げかけた。

それを繰り返していく中で
どこからだったか忘れたけれど、
ある時からふと
グッと深い話しをできるようになって。

そうしたら、その内容が
なんていうか
わたしの頭上の遥か上をいっていて
思考が追いつかないんだけれど。

そこに書かれていたことについて
じっくりと考えてみたいと思った。

それらは、今までに感じたことはあったけれど、言葉にできたことはなくて。

いざそれらが言葉になってみると、そのことについてじっくり思考を巡らせてみたいなと思うような人間の核心をついた深くて中身のある内容だった。

嫌な気持ちからもちゃんと目を逸らさずに、ひとつひとつの事柄を丁寧に拾い集めて、自分なりに乗り越えようとあがいてきた人だからこそ言語化できるようなことで。

相手が誰かもわからないタダで教えられるような場所で言葉として相手に提供するにはとっても勿体無いような、お人好しすぎる贅沢なことばたちだった。

正直この半年の間、やりとりをする中でわたしはわたしでもがいて、言葉に対してとても気を配ってはきた。

その誠意が伝わったのだとしたら、ありがたいことだなと思う。

教えてもらった言葉をたいせつに刻みながら、それが持つ意味についてしばらく考えてみようと思う。

その人とやりとりをするようになって、ことばに対しての向き合い方を鑑みるようになった。

もっと自分のことばで書きたい。感じて理解したことを書きたい。息づかいを表現できるようになりたい。緊張感を持っていきたい。

そんなことを思わせてくれる良い出会いだった。

ことばを勉強するってことは人間を知りコミュニケーションの幅を広げるということだ。

たくさん言葉を知れば、それだけ色々なことを伝え合うことができるし、物事を理解することができる。

様々な言葉を知る人や自分の言語を持つ人とのやり取りはとても楽しい。

そんなことに気づかされた1年だった。