vaundyの新曲「mabataki」はカタルシス効果がある。
音楽が好きなわたしは、好きな音楽に触れると、鳥肌が立って気持ちがスーッと落ち着いていく経験をすることがあります。
今回発表されたvaundyの新曲「mabataki」もまさしくそうで、今この世相の中で癒やされたい心のある部分を刺激されました。
最近ずっと聞いている「惑う糸」で楽曲提供していた菅田将暉が今度はvaundyのMVに出演して素晴らしい演技をしています。
楽曲はすごくシンプルで、最初聞いた時はとても優しい音楽だなと思ったのですが、歌詞とMVを見ると攻めた内容で、あの事件を思い起こさせる歌詞と映像でした。
自身のMVでは初めてvaundyが監督をしていて、より的確に伝えたい作品でMVを作成するという切り札を出してきたなという感じがします。
前半で白い銃を胸から取り出します。銃を白にしたというところにも深い意味を感じました。(白は正義だったり柔らかさだったり、銃が持つ無機質で強い印象を弱めている気がしました)
あんなに若いのに達観したものの考え方をしていて、芸術性が高いです。音楽を通してその才能を共有できて幸せです。
すごい速度で新曲を発表している彼だからこそ、現代の憂いや共通のテーマを題材にして、彼なりの解釈と正義でそれをタイムリーに提供してくれます。
ここまであの事件を間接的にリアルな感触で最前線で伝えられる歌手もいないのではないでしょうか。
<注目の歌詞>
どこにも見えない敵を今
そこにあてがい
人々は考えることをやめていた。
(おそらくあの事件でのことを言っていると思われる。この言い回しや見解に共感した。)
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足並みを揃え始めた
疑いは罵倒となり
人を食べた。
(食べたという表現が面白くて好き。)
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纏う悲しみが今
また人を傷つけてしまう
もう僕が先に銃を捨てよう
(ここで、希望が生まれる)
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明日が最後としたら
憎み合うのはやめるだろうか
思い合うようになるだろうか
(ラストが問いかけで終わる。考えさせられる。)
・AMEBAによりvaundyの紹介動画があがってました!
「みんなついてこれてるかい?」と言っていた彼。
次々発表されていく楽曲に正直ついてくのが必死です。
どれも意味深く、何度も聞いていると1つのテーマのような
輪郭に辿り着く感じがします。
俗に言うスルメ曲とはまた違った聞き心地があります。
あなたもvaundyの音楽と歌声に癒やされてみませんか?
☆ここまで読んでいただきありがとうございました☆