言った方はケロッと忘れてる。

先日主人とケンカした時、傷つくことを言われた。
その時は、気にならなかったけれど、じわじわとその言葉が効いてきて
気分が落ち込んでいる。

わたしの主人は、意識しなくても勝手に体が人のために動いているような
利他主義の人間で、根っからのお人好しだ。

そんな主人に喧嘩のとき毎回言われるのが、
「自分のことしか考えてない。自分勝手だよね」ということ。

「そんなことない！」と言い返したいところだけれど、
普段の主人の姿を見ていると、自分がいかに自己中心的に振る舞っているかを思い知らされる。

基本的に仲は良いほうだと思うが、知らない内に主人はわたしの些細な行動で我慢している所があるようだ。

「スリッパの向きがいつも反対なのが気になる！（次の人が履きやすい向きになっていない）」と注意される。

そういうところに、相手のことを考えていないのが表れてるのだそう。

ーちょっと細かすぎやしないか？

実家に帰った時に父にそのことを話すと、
わたしみたいなのが普通で、
主人みたいな人のほうが少数だよっと言ってもらった。

「普通はみんな自分のことしか考えられないんだよ。」

そう言われると、ちょっとホッとした気持ちにもなったけれど、
「わたしは、このままで良いのかな？」と思ったり、
言われるたびに、毎回へこんでしまう。

これも、性格だから直せない！と言いたいところだが、
ちょっとずつでも意識して変えれるところは変えたい。

せめてスリッパの向きだけは揃えようと思うのだった。