映画『事故物件 恐い間取り』映画が1番の事故(映画レビュー)(ネタバレあり)

お久しぶりです。だんけるく。です。

タイトルの通り 映画『事故物件 恐い間取り』を見てきました。

外出も久々、映画館なんていつ振りかわかりません。

それもあってなおのことウキウキで、ホラー好きなので期待を胸に友人と二人で見てまいりました。

結論から述べます


近年まれにみる駄作です


まあひどい。

ストーリーが酷い。

亀梨君が演じる売れない芸人「山野ヤマメ」がコンビ解散後相方とテレビの方に事故物件に住んで怪異に襲われることで売れていくというのが本筋のストーリーです。放送作家に転身した元相方「中井大佐」(瀬戸康史)、霊が見えるコンビ芸人時代のファンの女性「小坂梓」(奈緒)との3名が主な登場人物で、前半は霊が見える女性が見たものが主なホラー要素となっています。

住む事故物件ではなくなった住人の方にちなんだ怪異が起きそのたびに割とひどい目にあいます。1件目では交通事故、2軒目ではおばあちゃんの霊に小坂が顔を水に沈められます。3件目では山野がひどい頭痛に襲われ無意識のうちに首を吊ろうとします。

ありがちなホラー展開です。被害者の呪いで登場人物が危険な目に合うのは当たり前の展開でここまではまだぼちぼちのホラー映画です。ただ4件目がひどい。

すべての事故物件で小坂は死神のようなものを見かけます。4件目では山野がその死神に襲われます。必死に抵抗するも持っていたお守りは死神の力で破壊され、助けに来た小坂と山野は乗っ取られたように互いを殺そうとしてしまいます。そこにさらに中井が現れ線香に火をつけ火の粉を死神に吹きかけます。何回か反射されますが、それをさらにネタ道具であった傘で反射することで死神をひるませ部屋から脱出、生きてるやったね。

その後は小坂と山野が後日談のような形で事故物件を紹介してもらっていた不動産屋にいき怖くない物件を探します。するとずっと担当してくれていた女性に死神が入り込みます。憑かれた女性は店からふらふらと歩いて出ていきますトラックドーン!

おわり

稚拙な分で申し訳ないですが

ひどくないかこれ


短編のように次々と家を移りそれぞれの怪異に襲われるのはあきないので良いと思います。しかし4件目がとにかくひどい。

死神が出る前に大量の霊が出るのですが、うち1人は冷蔵庫からバターみたいなものを食べながら登場(名前忘れましたが太めの女性芸人)。何でお前死してなおデブなん?

これらの雑多な霊はお守りで一撃です。登場から除霊までが早いです。デブのせいで怖いシーンなのにネタっぽく見えてしまうこと。除霊が簡単すぎ怖くないです。

そのあとに出た死神はなんか不細工で小学生が夢で見る死神みたいなフォルムをしています怖くないです。

死神の撃退のために一般人が来て不動産の女性から教わったやり方で火の粉を浴びせます。演出がひどいです。カメラが火の粉をまとった死神の周りを一周します怖くないです。

映画用の本筋とオチを作るために死神を登場させ除霊バトルにしたのだと思いますがそれのせいですごい勢いで冷めます。思わず口を押え音を殺して笑っていました。

映画「来る」を比較に上げるのがジャンル的には正しいのでしょうか。

来るは後半から超次元除霊バトルエンターテイメントになります。それと同じようなものならいいのですが、来るはガチガチの除霊専門家を大量に集めて圧巻の演出で除霊を行います。基本的には死にますが。

対して事故物件はめちゃショボ除霊ごっこバトルごっこエンターテイメントごっこです。一般人の付け焼刃で死人は出ません。

わかった

超劣化「来る」ですねこれ。

除霊なんかしないでどこもかしこもいつか人が死んだ場所かもしれないね。あなたの家もそうかもしれないね。怖いね。でよかったんじゃないですかね。

結果的に呪われた山野に関わりすぎたせいで中井は母親が倒れ、父の工場で火事があり父が死亡、後を継ぐために実家へ帰るという不幸すぎる1番の被害者が生まれています。

映画内でも説明があるのですが、事故物件はその後1人でも入居すれば事故物件であることを説明する義務がなくなります。

主人公は入居して怪異に襲われますが除霊はしません。

人によっては無責任と感じるかもしれませんね。実際映画内だと怪異を見たらすぐ転居しているので事故物件説明義務消すマンですね。

ストーリーはこんな感じでひどく正直もっと酷評されていいと思っています。

演技は別に悪くないです。キャスティングもはまってますし亀梨君がかっこいいです。

個人的には細かすぎて伝わらないモノマネ選手権に出ていた芸人が所々出てきておもろかったです。

エンドロールの際、映画で山野が住んだ家の元ネタの写真が出てきます。ペンキで塗りつぶされた鏡や、1枚だけ新しい畳や首吊りの支点にされた梯子のへこみやらが出てきますがそれが最も面白く興味をそそられました。

総評

絶対にお勧めしない映画です。1000円を超える価値はないです。アマプラで来るを見たほうがいいです。リングや仄暗い水の底からで有名である中田秀夫さんが監督だったので期待を膨らませていましたが裏切られました。貞子もよくなかったですしずっとスマホ落としとけばいいと思います(辛辣)。昔の中田監督の作品が好きならなおのこと見ないほうがいいです。亀梨君が好きなら見ていいと思います。ホラーとして楽しみにしているなら後悔します。

申し訳ないのですが私はまだ原作は読んでいないので(映画見た後に読む気にもならないが)どこからが映画用ストーリーなのかわかりません。一軒一軒を短編のようにして終わらせれば面白いと思うので書籍なら面白いかも知れませんね。


ここまで読んでくださりありがとうございました。念入りに言います。

見る必要ないです

アマプラなら見る程度のもんです。

さて、ゲーム実況に関することを書くつもりで作ったnoteの挨拶以来の記事がまさか映画レビューになるとは思っていませんでした。犬旅クラフトの記事も書いていたのですが事故物件が一番事故物件だったというネタには勝てません。

今後もたまに映画レビューをすると思いますのでぜひゲーム実況に興味がない方も今後ともよろしくお願いいたします。

ちょっとひどく書きすぎたかな…?

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