癖になる!ドクターフィッシュに「ついばまれる」感触をレポします!
みなさん「ドクターフィッシュ」ってご存知ですか?
人間の古くなった角質を食べる性質がある魚で、皮膚病の治療効果やリラックス効果に期待が持てるそうです。私は「耳にしたことはあるなあ」という程度でしたが、湯布院へ行ったときに体験してきました、それも3段階。これを読んで「面白そう!自分もやってみたい!」と思ってもらえたら嬉しいです。
■「ドクターフィッシュ」とは?
まず、ドクターフィッシュについて簡単にご説明します。
・学名は「ガラ・ルファ(Garra rufa)」
主に西アジア(トルコや中東地域)の河川に生息する雑食の魚で、「ドクターフィッシュ(Doctor Fish)」は英名、学名は「ガラ・ルファ(Garra rufa)」。人間の角質を食べるときの「ついばむ動作」に、ピーリング効果やマッサージ効果が期待され、それによるリラクゼーション効果もあると言われています。
ただし、皮膚に傷があったりすると、そこを魚に剥がされてしまう恐れがあるので、利用を避けた方がよいとのこと。
・なぜ人間の角質を食べるのか?
雑食のドクターフィッシュにとって、人間の角質(皮膚)は貴重なタンパク源なのだそうです。逃げるどころか、餌(タンパク質を供給してくれる人間)の方から寄ってきてそのままおとなしくしてくれているのですから、彼らにとってこんな有り難いご馳走はありませんね。
■体験したのは大分県の湯布院にある施設
九州へは野球観戦目的で行ったのですが、せっかく九州まで行くのですから、野球だけではなく観光もしたいと思っていました。とはいえ、日程的に余裕はなく、福岡から日帰りで行けるところに限られます。そこで行き先に選んだのが、お隣の大分県にある湯布院でした。
湯布院へは、博多から『湯布院の森』に乗って行きました。そして「のんびり温泉に入っている時間はないけれど、せめて足湯ぐらいはしてみたいな」ぐらいに思って散策していたところ、見つけたのが、このドクターフィッシュを体験できるお店だったのです。
・Dr. Kiss Fish『フィッシュスパ湯布院』
http://www.yufuin.org/shop_fish.php
15分で大人ひとり1000円。では早速入店します!
※上記金額は2022年4月30日時点です。また、以下のサービス内容は2011年当時のものとなりますので、現在は変更になっている可能性があります。ご了承ください。
・レベル1:ツンツン
お魚さんの大きさは3種類ありまして、まずはいちばん小さい魚のいるところに案内されます。それがこのいちばん大きな水槽。
足を入れるともうすぐに寄って来て、早速「角質のついばみ」を開始!
小さな口でツンツンツンツン!とついばまれるその感覚は「く・・・くすぐったいっ!」
実際についばまれている状態を目で見ていると、小魚の口が自分の足の上でこまかく動いていて、それがより「くすぐったさ」を増幅させます。不気味に笑い出してしまいそうだったので、あまり見ないようにしていました。
・レベル2:チクチク
そして次の水槽へ移動。残念ながらそちらの写真を撮るのを忘れてしまいましたが、そこにいたのは、先程よりもほんの少しだけ大きい魚たち。ここは「くすぐったい」ではなく、ちょっとピリッとした感じ。
弱い電流を流しているような、針でちょっとだけ突かれたようなチクチク感。でも 「痛い」 とまではいきませんでした。
・レベル3:ガリガリ
そしてついに最後の水槽。ここが最初からものすごく気になっていました。明らかに大きな魚が入っていて、先に足を入れていた男性陣たちのリアクションからも、かなりの刺激であることが想像できたからです。
先の2種類がメダカ大なら、こちらはフナぐらい。大きな口を開けて待ち構えています。そしていよいよ足を入れると、寄って来る来る、大きな魚たち!!しかも、角質が厚いところに集中的に。
感触は「ガリガリ」ですが、痛くはないんです、歯はありませんので。ただ、先の2つが「突かれている感覚」だったのに対し、最後の魚たちには「削られている感覚」。でもすぐ慣れて、むしろ「もっと削って!」な気持ちになりました。
なのに、夫がこの水槽に足を入れるやいなや、お魚たちはほとんどそっちへ Go!!押し合い圧し合いで群がっていきました。私の方に残ったのはほんの数匹。試しに、一度夫に足を上げてもらうと、また私の方へ戻って来ましたが、夫が足を入れたらすぐさまそっちの方へ。なんてわかりやすいお魚たち。角質がたくさんたまっているところを感知できるようです。
終わったあとは、何となく「かかと」がすっきりしている???
■効果の実感は?
そして翌朝。あの最後のガリガリの効果を実感できました。女性の方ならわかるでしょうか、かかとの角質を削りすぎて、ちょっと痛くなってしまった感覚、あれです。お魚さん、頑張ってくれたんですね。
角質をガリガリ削るのはあまり良くないことだとわかってはいますが、ぜひまたやってみたいと思いました。