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倍音の魔法とは?分かりやすい解説と例え

【毎週月曜・木曜12時ブログ更新中】




どうも、DANiLOです。

音楽の世界ではもちろんですが、
最近はスピリチュアルの世界でも『倍音』という言葉がよく使われます。

そんな中で「言葉は知ってるけど、今一つ理解出来ない」という方も
少なくないハズです。
今回はそんな方のためにもこの世界を彩る「倍音」について、わかりやすく解説していきます。

一見難しい言葉ですが、身近な例えを使って説明してみるので、
是非、読んでみてくださいね!



倍音とは?

楽器を鳴らすとき、最も強く聞こえる音が「基音(きおん)」です。  
例えば、ラの音(440Hz)の音を出すとき、この440Hzが基音になります。

一方、その基音の整数倍の周波数で生まれる音が「倍音」です。  
例えば、440Hzの音の倍音は…  
- 1倍:440Hz(基音そのもの)  
- 2倍:880Hz  
- 3倍:1320Hz  
といった具合です。

倍音は、単独で聴こえるわけではなく、基音と一緒に「隠れた層」として
響いています。これが音に豊かさや深みを与える秘密なんです!

光の例え

音の基音は「白い光」、倍音はその中に隠れている「虹の色」みたいなもの。光がプリズムで分かれると色が見えるように、倍音も音の中に隠れた
豊かさを持っています。

味覚の例え

音を「料理」に例えるなら、基音は「メインの味」。  
例えば、基音が「甘さ」だとすると、倍音はその甘さを引き立てる
「酸味」や「塩味」のような役割を果たします。  
言わば、倍音は隠し味です。

アイスクリームが甘いだけではなく、ほんの少し塩を加えると
味が深まるように、音も倍音が加わることで「ただの音」ではなく
「豊かな音色」になるんです。

スイカが基音で塩が倍音みたいな感じですかね?
私はスイカに塩をかけて食べませんが(笑)

絵の例え

メロディを奏でることは色塗りみたいなものだと、
クリスタルボウル奏者で30年ほど前から活動されている
牧野持侑(まきのじゅん)さんと共演した時に彼に教えてもらいました。
これは興味深い例えで、音を「絵」に例えるなら、
基音は「一つの基本色(例えば赤)」です。  
この赤に倍音が加わることで、ピンクやオレンジのような
「色のグラデーション」が生まれ、単色では表現できない
美しい絵になります。
楽器によって含まれる倍音が異なるため、同じ楽曲を奏でても
それぞれの作り出す音のグラデーションが異なる訳です。


滝の音にも倍音が含まれている!?

実は、自然の音にも倍音は存在しています。たとえば、滝の音。  
あの水が流れる音の中には、さまざまな周波数が混ざり合い、
心地よいハーモニーを生み出しています。
だからこそ、滝の音を聞くと心が安らいだり、
自然とリラックスできるんです。

厳密に言うと、滝の音は水の流れや衝突による無数の不規則な振動が
重なり合って作られるため、楽器のような明確な基音を持たない
「ホワイトノイズ」に近い性質を持っています。

滝周辺の地形や空間(岩の配置、洞窟の形状など)が音を反射・共鳴させ、
特定の周波数が増幅されることがあるので、楽器のような明確な倍音ではないにせよ、音の中に倍音的な構造が形成されることがあります。

楽器だけでなく、自然の中にある音も倍音の力で
私たちに癒しを与えてくれています。


基音と倍音を知ると楽器の音がもっと楽しい!

グーダドラムもこの「倍音の魔法」がたっぷり含まれている楽器です。
特にグーダドラム“ミニオーバートーン”という種類の音が、倍音を豊富に含んでいます。

グーダドラムを演奏すると基本の音だけでなく、複数の倍音が織りなす「音の虹」がまるで音の波の様に空間に広がっていくような感覚を味わえます。 この音色は、ただ聴くだけでも心を落ち着かせ、癒しを与えてくれるんです。

音楽を聴くときや楽器を演奏するときに、「これは基音」「これが倍音かな?」と意識すると、もっと音の奥深さを楽しむことができるようになりますよ!


あなたの周りの倍音を感じてみよう!

実は、倍音は楽器だけでなく、私たちの周りの音にも潜んでいます。
滝の音、風の音、さらには人の声にも倍音が含まれています。倍音を
意識することで、普段聞いている音がもっと豊かに感じられるはずです。

音の世界にある「料理の隠し味」や「色のグラデーション」を探しに、
ぜひ耳を傾けてみてくださいね。


まとめ

いかがでしたか?「倍音」の魅力、少しでも伝わったでしょうか。
音も倍音も「目に見えない存在」だからこそ、意図して聴こうとしないと
中々分からないですが、よくよく耳を澄ませてみると「感じる」ことが
出来る様になります。
そういう「感じる力」はこれからの世界で益々大切になっていくと想うので
皆様がこの記事で「“感じる”ことを改めて感じてる」というきっかけになったら嬉しいです。

これからも音楽の世界の不思議や面白さをお伝えしていきますので、
どうぞお楽しみに!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

感謝を込めて
DANiLO








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