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去る

いざという時、
いつもお世話になっていた医院があった。
理由は

家からわずか5秒。(分じゃなくて!)

しかも院長先生も看護師も、受付スタッフも優しい
という拒否できないメリットで

風邪などちょっとした不具合には

先ず

悩まず

考えず

とりあえず

とにかく

一応

何とか行った。

昼間、コンビニへ行こうとしたら
あの医院が中身をつぶして工事していた。

(左側コンビニ、右側医院)

「ああ、どうせこんな時期だからリフォームか」と

夕方、子供のお風呂入れ後、
再びコンビニへ行こうとしたら

今度はお昼まで残していた

医院の看板まで無くなってしまった。

あれ?

そして、貼っていた廃院のお知らせ

新型コロナウィルスの影響があったかどうかは

はっきり知らんけど、

この町に住んで6年。

......

魚がお得だった二代目のスーパー

下から上がって来るタバコ煙で嫌だったモーズバーガー

あいまい位置だった100均

老夫婦が運営していた

レトロな中華のお店

赤ちゃん連れママさんに溢れたファミリーレストランチェーン

ヨーロッパの国名を借りた店名の

地元で歴史古いパン屋

赤ちゃんグッズ専門店

いまいち味の韓国料理店

無料空気入れでお世話になった自転車屋

去年、突然亡くなった義父と良く飲んだ

お刺身が旨かった居酒屋

以上次々

この数年間

春には桜のトンネルが美しい

この通りでつぶれたお店リスト。

物、事、人…

いつかはの時

「風と共に去りぬ」だろうが、

今度こそは

心ががらんどうする。

毎日病院に行くわけでは

もちろん無いんだが、

当然にある空気みたいに

認識していたかもしれない。

心理的な支えだったかなあ…

今まで本当にお世話になりました。

ごきげんよう!

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