辞職旅#4.洞爺の朝
2012年1月6日金曜日、東京出発3日目...
年末辞職後、ローカル線限定の東日本&北海道フリーパスで去った一人旅。
1day:東京(上野)→古河→宇都宮→黒磯→郡山→福島→仙台→一ノ関→盛岡(カップル泊)<自宅最寄り駅含めて9回乗り換え>
2day:盛岡→八戸→青森→蟹田→木古内→函館→森→長万部→洞爺(地元に恵まれ閉めた宿で素泊まり)<8回乗り換え>
3day ✅洞爺→東室蘭→苫小牧→登別→札幌
昨夜、人情溢れるおばさんのおかげで
洞爺で無事に朝を迎える事ができた。
洞爺は東京と違って三つが無い。(3無)
①コンビニ
②自販機
③人
洞爺は東京と違って三つがある。(3有)
①1キロ歩いて会えるコンビニの大切さ
②自販機を対するわくわくさ(値段、種類なんてどうでもいい)
③人の人らしさ
2011年3月11日金曜日午後2時46分起きた事。
バタフライ効果で僕は2012年1月の今、
北海道洞爺で冷えた朝の海を望んでいる。
夜中たくさん積もった雪は海に向けて
一歩、一歩進もうと
押し寄せて来る満ち潮と戦う。
しかし、その接点で次々負けて
海に進めず足踏み
今の俺か!
一体ここで何をやっている。
答えに積む。
正直寒くて頭が回る余裕がない。
東京とは比べようがない寒さ
実に久しぶり感じる
肌が痛い
実は肌より
心が痛い
冷たい風の音、
リズミカルな波の音、
無情な海風に疲れたヨシは落ち込んで
白い布団を被った黒い砂場がある風景
ただ一匹のカモメが
[俺、ジョナサンと言うの]と
自ら自己紹介をしながら
[俺みたいに自信を持って海を見ろよ]と
話しかける風景
このすべての風景と音、気持ちを胸に入れる。
足が見えないほど積もって一歩がなかなか進まない道
その道には
通ってきた自分の足跡…
折れ曲がる自分が鏡の様に映る
震災から辞職、転職、そしてまた辞職
ただ8ヶ月間起きたこと。
人生中こんなバラエティーあったかしら
でも、
なんとか生きている。
そのうち
明日を迎える
夢を見られる
それが大事。
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