3-11. 地元のお客様
添乗員として働くと様々なお客様と出会います。
自分の所属が東京なので東京のお客様たちを地方旅にご案内するケースが
一番多いですが、逆に地元から上京されたお客様たちを都内旅にご案内するケースも少なくありません。
もちろん、人にもよりますがやはり地元のお客様は割と純粋な方が多いです。(東京のお客様が純粋じゃないと意味ではありません。(+_+) )
おそらく、昔の日本人の心が残っている(?)感じでしょうかね。
外国人の自分がみると
小さな事で感動されます。
情が深いです。
少し頑固というか硬く見えるかもしれないけど(特に高齢者男性のお客様)
実は誰より柔らかくて優しいです。
その柔らかさ、優しさを見せるのが、苦手だけです。
地元のお客様たちは割とオープンマインドが早くて
数時間?数分?で親密という空気が繋がる場合もあります。
何かもらう場合もあります。
昔(昭和時代?)のガイドや添乗員(特に海外ツアー)は結構儲かった(?)ようですが、
今は時代が変わりました。(海外はチップがある国もありますが)
旅行会社の立場もあるのでご遠慮します。
といっても
SAやPA、又は道の駅でのトイレ休憩で自分とドライバーさんのお茶や缶コーヒーを買ってくださるお客様、
お客様自分でご用意したおつまみやお菓子をくださるお客様もいます。
断りづらいです。
どんでもない自分の事まで気配ってくださる
お客様の気持ちまで伝わって感動します。
お手紙を書いて
ツアーの最後に恥ずかし顔で手渡す方、
帰宅後、わざわざ旅行会社へ自分名前宛で
送ってくださる方もいます。
多少、苦労しても
怖い(?)お客様から怒られても
我慢しながら
明日立ち上がる
力と勇気の元になります。
私のお客様は年齢的にシルバー層が多かったので
もしかしたら
もう亡くなった方もいるかもしれません。
だけど、私の記憶にはずっと
当時のツアーでいっぱい笑って
喜んで楽しんだ元気な姿で
熱いハートを持ったままです。
新型コロナの影響でツアーがほぼなくなったいまでも
いつまでも感謝です。
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