51. 福岡家片付け出張3.仕事は旅の境界で
※コロナ禍が始まって2020年から日本に戻れなくなった外国の方々の依頼を受けて空き部屋の片付けから不動産会社立会まで行っている話です。
3月31日(木)、福岡出張2日目が始まる。
昨日に続いて今日もお日様は中々顔を出さず、もぐもぐ重たそうな体をゆっくり動く曇の下だが、それにしてもやって来る春を抑える方法はなかった。
マンション廊下から向こうに見える公園に綺麗に咲いた桜の木、
暇があれば行こうと
不動産会社との立会いが4日の月曜日、
2,3日は週末なので、気分としては今日と明日まで何とか頑張ってある程度終わらせたい。
そうすれば、週末はまたツアーも出来そう。
前日買った箱は全て包装で使用、
洗濯乾燥機と小さな家電や用具はゆうパック便で東京へ送る事にして、布団やマットレス、デスク、回転椅子などはこちの業者さんを通じて処理する事に
予め検索しておいた不用品回収業者へ連絡したら、早速見積書作成の為訪問
若くて明るい印象担当者が来て、予想より安く出た見積書でお客様へお伝えて同意を頂き、翌日回収予約をする。
読者の皆さんも経験あるかもしれないが、
リサイクル不用品の業者さんの中は悪質な人もいる。
最初案内した金額と違って早速頼んだら、いろんな言い訳を付けて払う金額が増える。
こういう場合、せっかく呼んだので頼むしかないという心理を利用されることもあるので、もし最初案内の見積もり金額と大幅増えて、その金額が納得いかないなら無理でしなくても良いと思う。
交渉が必要。相手もせっかく来たのでなるべく実績を果たしたい。
こちもなるべく処理したい。
この共通の目標があるので金額をお互いある程度満足できるまで交渉する
こちの場合はお客様の代わりに家片付けを行う業者なので(お互い業者)スムーズに進んだ。
不用品の予約までしたら心は羽の様に軽くなった。
ただ、良くない腰足膝の具合だけ気をつければ…
箱が足りなくて追加購入に郵便局へ言った。
「新学期で引っ越しのピークだから特大箱在庫がないですね。」
予想通りだ。
昨日5ケース買っておいで良かった。
2番目近い郵便局は2キロ以上離れている。
さあ、ゆっくり行こう。
作業2日目で初めて遠いところへ
朝の道
人は少なかった。
雨が降ったか地面は濡れていた。
途中で道を曲がると小さい川があって川沿いで静かに咲いた桜、
東京より早いからか天気のせいかもう花びらはチラチラ落ち、ピンクのカーペットが出来ている。
一部は川に落ちて新たな旅へ
まるで一幅の絵みたく福岡へ来てやっと春を感じる。
そして郵便局へ
コンビニと繋がっている印象的な郵便局で箱を購入、また同じ道で帰る。
途中でシアトルから来た美人が僕ににこりんと微笑む(スタバの元はワシントン州シアトル)
一人作業で寂しかった?ーー;
良い散歩になった。
戻ってから包装完了。
大きさが合わない物は幸いにベランダへ
元の箱があって助かった。
ボロボロで悪い状態だったが、何とか東京までだけ我慢してくれ!というお願いを込めて最大限修繕して活かす。
箱の節約もなる。
東京に送るゆうパックは13個も、
ソウルへ送る船便は1個、ただお客様自身で積んだ荷物は重たくてもしかしたら20キロ制限にかかるかも
翌日朝に訪問集荷予約まで済み
ゴミもある程度分別収集
問題はお風呂とシンク台の排水口が詰んだか水流れがあまり出来ない。
中を調べたら…(TдT)
食べ物や髪の毛などが詰んで汚れてしまって
ビニル手袋をはめて掃除作業およそ30分である程度改善
それでまた一日が終わる。
予定通り順調であれば、
明日午前までには不用品も荷物も全て処理出来て部屋は綺麗になるはず。
ご苦労さま!
今日も頑張った自分に
支えてくれた足腰膝にお礼
夜のお出かけ、
マンションの向こう駅前にあるスーパーに入る前には小さな商店街があり
在来市場の様な懐かしい風景に出会えた。
名物か並んで注文する揚げ物の店やパン屋、本の紙の香りが心まで落ち着かせる小さな商店、
そして
おじいさんな、おばあさんがやっている魚屋
恐らく、夫婦の二方はこの店てお子さんたちも育っただろう
新鮮そうな海産物
馴染みもないとこかを旅して
馴染みもない道を歩いて
こんな風景を見るのが
僕は好き。
夜景、中福岡タワーの尖塔が光る
一日歩いてタワーを見た1月を思い出す。
明日午後からは少し旅でも出来るかな…
(続く)