38.福岡出張作業、一人旅(1月5日)仕事を終えて…
福岡のトランクルーム片付け代行依頼を受けて東京から1,000km超える距離を飛んで来た
3日目が開けた。
前日現場(トランクルーム)を訪ねてコンポほぼ済み、郵便局で訪問集荷サービス予約で
予定通りだと本日作業完了の見込み。
今日はお客様のトランクルームを空っぽにしたらミッション終了となる。
朝ホテルを出て、天神地下街百均でプチプチ包装材を追加購入、約2.3kmを歩いてトランクルームへ向かう。
一昨日初めて歩いたこの道がもう慣れて
親しみまで感じるなんて、人間の適応力とは…
ビルへ着いて
空想科学映画に出そうな妙なトランクルームの世界へ入る。
工夫した末、
現地業者依頼を諦めて
東京に送って処理する予定の
不用品機材の中、箱に入らない物を
用意したプチプチ包装材で破損されない様、
コンポ済み、
お客様が在住している済州(チェジュ)島へ送る国際船便と
東京に送るゆうパックでかなりの荷物が
2年間眠っていた福岡を去る準備完了。
皆今までお待たせ!皆家に帰ろう!
やがて郵便局から集荷にワゴン2台も来た。まだ年始なのに若い二方はセキュリティや狭い環境の中、とても丁寧で真面目に荷物を受けてくれた。
3人になるともっとスムーズだから
自分も手伝う
感謝。
この仕事を初める頃はこういうサービスが
あるのも知らず(国内限りだと思って)全ての重たい荷物を台車で自力で郵便局まで何度も運んだり、車を借りて運んだ。
ところが、指定日に訪問してもらってその場で受付し、
海外までこのまま送れるなんて…
どんなに苦労するのか経験した自分としては神様と同級と言っても…
無論、途中でいろんな試行錯誤もあった。
コロナ禍で特に海外への配送はより厳しくなり、書類の書き方やEMSと船便別の制限サイズ、重量の基準、送られる物と禁止の物など
失敗しながら今はほとんどスムーズに進める。
例えば、バッテリは禁止だが、ノートパソコンやケーム機の機器にちゃんと入る物に限っては一箱で2個まで可能、
スピーカーは電波など問題で運送手段(航空機や船舶)に影響を当たる可能性あるので禁止、
新しい手紙はOkだが、手書きでもう書いた手紙は(原則としては)禁止、
化粧品のアルコール成分は50%で可不が決まるなど…
これも国によってまた様々…ーー;
やはり人生は一生勉強…
そして、一時間若干で
ほぼ間もなく荷物だらけだった0.7坪の空間は
完全に空っぽに〜
お客様へ最終的に映像で確認させて、
1階事務所へ作業完了報告、
作業の為、現地で買ったばかりのハサミと
カッターは寄付(国内線でも搬入禁止の為)
福岡出張三日目でミッションは完了。
こういう仕事はとてもつまらない仕事だが、
大切な荷物が残っているまま帰られなくて
困る側と
放置されて困る側の間をつなげる
シンプルにいうと人を助けて、喜ばさせる事に間違いないので、
僕はそれで良い。
ただ、いつも一件の仕事を終える度感じるけど、
自分一人の力ではたり立たず、
不動産会社(トランクルーム事務所)や郵便局の職員、不用品回収会社など
そして、お客様を含むいろんな方々の様々の役割で上手く働いたおかげだ。
パーツとパーツが組み合わされて
一つの建物や製品が完成される様
世の中は大体
こういう仕組みで成り立つ。
皆様に感謝の気持ちですっきりしてトランクルームを出る。
ちょうど正午
取り敢えず、荷物受付は完了だが、
経験によると、万が一再び郵便局から
書類ミスや修正又はこれは禁止なので持ちに来てなど再び連絡が来る可能性が無くはないので、(東京からまた戻るのはありえないから)
後、せっかくの福岡なので本格旅兼ねて下見(本業は旅行関連なので)として一日開けて
明日帰りに
その時、電話が泣いた。
幸いに、郵便局ではなかったが、
ホテルだった。
?
ホテル:「ダニエル様、チェックアウト時間過ぎたけど、お部屋に荷物がまだ…」
はあ…(ため息)
僕:「あの…昨日1日延泊申込みして夕方決済まで終わりましたけど…」
ホテル:「あ、そうですか。分かりました。」
(ーー+)
こんな電話を受けたら気分良い人は誰もいない。
僕だったら
お客に電話する前にちゃんと確認する
僕だったら
お客に電話して間違えたら
当然ちゃんとお詫びする
同じサービス業、ツアーコンダクターで
働いた僕が知っている常識だが…
正直、トランクルームよりおもてなしを
感じないホテルにクレームでもかけようかも考えたが、
宿泊料金を考えたら…
納得した。ーー;(値段=サービス)
一日中にもいろんなことが起こる。
サービス業を努めた立場で
小さい事で怒る必要はないと思った。
落ち着こう、
年始だぜ…
明日東京に帰るまで、
一人旅の本番は
これからだ…