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2-13.「原岡桟橋」・ノスタルジア

2017年7月

太陽の隣にある星は(仮定)そのポジションで良く目立たない様に

千葉県は東京という存在でたくさんの魅力をもっているにも関わらず

割と低評価されているのではと個人的には思います。

特に海外からみると成田空港のイメージもあり、東京に入るエントランス(?)しか考えない人もいます。(東京ディズニーリゾートも千葉県なのに(;一_一))

穏やかな気候と海がとても見事な千葉ですが、

意外と穴場も多いです。

東京から近いのに東京より電車路線が少ないとこもあり、

マイカーじゃないとなかなか厳しい

ということで千葉のバスツアーは意外と人気があります。

東京湾アクアラインに入ってから

もう気分が完全に旅モードに切り替える感じ、

海の中に浮かんでいる「海ほたるPA」は

もうただのトイレ休憩ではなく

ツアーの大事な一部です。

バスは館山自動車道に乗って南へ

房総半島へ向かいます。

マザー牧場、ドイツ村、鴨川シーワールドの定番から

館山日本寺、東京観音、

そして、近年話題になって農溝の滝まで

見所はたくさんあります。

実は、

歩いて行ける無人島もあります。

自衛隊敷地がすぐ隣なので道が少しはあいまいですが、

夏は海水浴を楽しむ+

無人島探検もできます。

周囲1キロほどで大体30分で回れる沖ノ島は200メートルの砂浜で繋がっています。

小さい島なのに結構はびこる森や野生花が何となく無人島のイメージを実感させます。

帰り道、

もしお天気に恵まれたら

日没が見事なスポットがあります。

もうテレビCMやNHKドラマにも出たので

穴場とは言えないですが、

場所もあまり想像できない所で

(平凡すぎる狭い道路の辺りで行き過ぎ可能性高い)

大した駐車場もないので、

意外とアクセスが良くないです。

が、日没の時間に間に合ったら

「原岡桟橋」で一日を閉じるお日様との挨拶ができます。

楽しかったけれど、

30度を軽く超えた7月初旬の熱さで

くたびれたツアーのお客様たちも

帰り道で出会ったこの風光に

気を取られ

黙々と木造桟橋を歩きます。

この時間はあっという間ですが、

それぞれの胸にお日様を込めます。

お日様は囁きます。

[明日も俺みたいに熱く生きるのよ!]

昨日と違う今日

今日と違う明日

その重ねで

時間と共に人生は過ぎます。

過ぎ去った時代を懐かしむ感情

ノスタルジア(Nostalgia)

バスはまたそれぞれの人生を乗せて

人生の明日に向かいます。

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