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44.福岡出張作業、一人旅(1月5日)海浜のタワーへ

※サブビジネスである業務代行の一環としてコロナ禍で戻れなくなった外国人の空き家やトランクルームを代わりに片付けています。

本文は1月3日〜6日間、福岡トランクルーム片付けの依頼を受けて、東京から旅を兼ねて出張に行った話です。

出張&旅3日目
<本日のプラン>

天神地下街→福岡市赤レンガ文化館→一蘭本社本店→旧福岡県公会党貴賓館→福岡城跡→大濠公園→福岡PayPayドーム→シーサイドももち海浜→福岡タワー→天神(ホテル)

ペイペイドームから海浜に至る橋の向こうで
今日の最終目標である福岡タワーが見えた。
やっと来たな…

橋を渡ると街路灯よりはるかに高いやじの来が並んで、
絹の道の様なももち海岸へ着く

今年初の海に出会う。
海の向こうには母国がもっもっと近い。
港からフェリーでおよそ2時間でブサンに着く。
十数年前、両親が東京に留学した息子に会って帰った道

もうこの世にいないお父さんもこの風景を見たかも
誰も覚えてないだろう…

海岸を歩いて海から押し寄せて来た貝の破片を見る。

まるで、誰かの色褪せた記憶、古い思い出の破片みたい…

自分が残した足跡…
自分が歩んてきた
決して、甘くないこの世

確かにこの足跡は事実だが、
やはり
時が来ると
嘘の様に
痕跡もなくきえてしまうだろう…

この世で僕という存在も、
宇宙の中で僕らという存在も…

長い一日もそろそろ
終着へ向かう
日が沈んでから
ひんやり

昼間、仕事を終えて歩いて歩いて
地平線の先に尖塔の一部だけ見せて
目標を提示した海浜のタワーは
やっと巨大な体を見せる

ひんやりとした天気のせいか
何とか空しい…

もしかしたら夢(目標)は
叶えた時より
叶えるまで進む過程が幸せかも

ゴールへ着いたからか
今まで支えてくれた
体あちこから
クレームと悲鳴の行列

くたびれて寒く
風邪ひきそうで
取り敢えず、タワー中へ

ガラッとした中は明るくて穏やかな雰囲気であった。
展望室に登るのは今度にして
体を温めながら
明日は東京へ帰る日だというのを思い出す。

土産物コーナーがあった。
家族のため八女茶とゲットしたのは


大喜ぶ息子の顔を思い出しながらーー;
どこで何をしてもパパの気分は変わらないな~

隣コンビニからコーヒー1杯を買って
一服、

やっと体が温まる。

長い一日であった。
いい日だった。

今日の素晴らしい出来事
波に消えた足跡の様に
誰も覚えて無いだろうが…
タワーよ

君だけは覚えてくれたら
光栄…
僕もこの風景
心の引き出しに入れておくね

パラパラ雨の夜、
福岡での最後のワンダフル夜



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